紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

鎌倉ひとり散歩

2009年12月14日 | ニッポンの奥深さ (番外篇)
苔むした石段に舞い散るもみじの葉。石段の先には堂々とした祖師堂。わずかだが色づいた紅葉が見えた...妙本寺。
本日はニッポンの奥深さ番外篇として、鎌倉ひとり散歩をしてきました。本来なら一週間前に行くつもりであった鎌倉。見頃をのがした紅葉は果たして残っているでしょうか。鎌倉駅に降り立ったのは正午過ぎ、ここからまずは妙本寺へ向かいます。総門をくぐり、しばらく歩いてゆくと、まわりは鬱蒼とした森の雰囲気。あまり人もいなくて静か。上空ではトビが鳴きながら旋回しています。落葉を掃く箒の音、本堂から響く読経の声、木々の軋む音だけが聞こえるひととき...心が安らぎます。

 

妙本寺をあとにして若宮大路沿いを歩き、金沢街道に出ました。お次は鎌倉宮へ行ってみます。鎌倉駅前からバスも出ているようですが、ここは歩いて行くことにしました。



赤と白の鳥居が印象的な鎌倉宮。護良親王(大塔宮)が幽閉された土牢や鎌倉宮碑を見学します。この鎌倉宮も木立が生い茂る境内で、澄んだ空気と静寂につつまれます。社務所前のもみじはだいぶ散り始めていますが、社殿裏手にある神苑の木立はこれから?なのでしょうか...。

 

秋の鎌倉の象徴とも言うべき鶴岡八幡宮の大銀杏。



大石段を降りて境内をぶらり散策。若宮の東に白旗神社という社殿があるのですが、墨漆塗りで引き締まった黒、そして輝く金飾りの対比が素晴らしい御社殿です。なにかド~ンと心に響くモノが...。陽光に煌めく御社殿にすっかり見入ってしまいました。

 

次々と店内に引き込まれる観光客。いったいどれほどの魅力がこれに...確かに。「豊島屋の鳩サブレーを買わずして、鎌倉来たと言うなかれ」



小鳩豆楽と鳩サブレーは外せません。鎌倉ひとり散歩 - おわり。
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