鳶色(とびいろ)の雲は つづれ織りに
君を不思議な小径(こみち)へと誘う
(coming together in) Kathmandu ゴダイゴ
タケカワ ユキヒデさんが生まれ育ったのとほど近い場所で、
同じような雲や風の匂いのなかで住まうことに喜びを感じたりする。
6/23は夏至だった。一年中で一番日の長い日。
そんな時季、異容な花姿を顕すのがトーチ・リリー。和名はトリトマ。
torchという名前の通り、タイマツの灯りのように、燃えるようで透き通るような橙。
武蔵野は所沢辺りで、群植された姿を車窓越しに見てカンゲキして以来、
家の西の片隅で、玄関の明りより先に、おかえりのお出迎えをしてくれる。
もっとも西日射す夕暮れ時の時刻に家に着くようなこともなく、
それは単なるサザエさん的郷愁のイメージなのかもしれぬが、
そのような気分を醸してくれることに変わりはない。
おー、おまえたち猛々しいなぁ、夏らしく、びんびんじゃないか。
ひかえめに頭だけ出しているやつらもいる。
米国の建築家、フランク ロイド ライトの日本好み、
歌川広重の描いた「名所江戸百景/真間の紅葉手古刹(てこな)の社継(やしろつぎ)はし」。
賑やかしいネオンもよいが、このような鳶色に誘われてみたい節電の夏の宵。
庭仕事の愉しみ | |
ヘルマン・ヘッセ | |
草思社 |
遠くヒマラヤの深い森をも照らす。
Landour, Mussoorie
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