中2になった下の子を連れて帰省した初盆。
皆で念仏を唱和する、浄土真宗ってよいものだなと感じます。
唱えやすいように念仏の横には、音の上げ下げや長さまで書いてある。
一拍の長さが自在に伸び縮みする「伸縮自在な拍」、日本古来の音に対する感覚がそこにはあるように思えます。
(雅楽と能について)
本来は、きっと愉しんで謡うものだったはずの念仏やお経、
(そろそろ晴れてきたか ~ 正信偈♪)
次第に苔むした状態こそが有難いと思われるようになり、往時の活き活きしたものが失われていくのではないか。
( ↓ ) 法善寺横丁の水かけ地蔵。これは苔むすまで水を浴びせ続けた人々の願いが感じられてありがたや、に思えます。
お墓参りを済ませると一服する間もほどほどに、
友だちが篳篥(ひちりき)を奏する雅楽を観賞しに四天王寺へと向かいました。
急げ~
うぉー、近鉄南大阪線に乗るの何年ぶりだろ??
一路四天王寺へ。
今や大阪といえば、キタとミナミではなく、ミナミに天王寺(阿倍野)が取って代っているらしい。
若いひとの足はミナミではなく、天王寺へ向かうという。
オープンして間もないキューズモールにはそのままの名前でSHIBUYA109阿倍野店も入っている。
(ミナミは難波でも、マルイとか青山フラワーマーケットを見かけてここは大阪やんな??って思いましたけど。)
この日は雅楽演奏会が終わる夜の9時過ぎから、子ども連れで友だちとミナミに移動しての晩ご飯、夜遅くになる。
タクシーで弟の家まで帰るくらいなら、と急遽キューズモール横のTrustyホテルを当日予約。
(朝、散歩がてら、今年2012年7月3日に100周年を迎えたばかりという通天閣にも行けたし。)
通天閣同様、四天王寺も、大阪にいた頃はあんまり行かなかった場所。
今年のGWに訪れてみたのも何かの縁なのでしょうか。
(ジョージハリスン的 四天王寺散歩)
一時間ほど遅れて到着。友だちの篳篥(ひちりき)が引っ張る「承和楽」には間に合わず。
(パンフにはこの曲の奏者として名前もあった。残念。。)
初盆の夜に似つかわしい。
仏様はきっといると感じさせる、暗い境内にひと際輝く雅(みやび)の世界。
いっしょに連れて行ったまーくんの記憶にもきっと残り続けるであろう雅の響き。
少々ためらっているので、限定公開設定にしました。
曲は「陵王」、
四人でゆるやかに舞う普通の舞と違い、
" 一人で面をつけ舞台を走り廻る走舞(わしりまい)として大変有名"とのこと。
(みやびの宴が跳ねた後、面をとっておあいこさまにてわび。ゆるしてね。)
篝(かがり)の舞楽.wmv
私も父に連れて行ってもらって食べた串かつをなぜか覚えている。
新大阪エキナカでまーくんと。
そして、教えてもらわなかったらまず入ることはないと思われる「おはら」の広島焼き。
将来は道頓堀に住みたい、らしい。(--〆)
しかも屋外で舞いまであるなんて、これは印象深い経験ですね~。
篝火もライトの光りも、魂がそこにあるみたい。。
で夏休みらしくない休みになりそうです。
-_-b
篝火の雅楽体験、よかったです
狭いカウンター席に常連客の子どもたちが陣取って宿題やってるよな、たまたま客がいるみたい、な広島焼の店もディープな大阪体験としてはよかったと思います