ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

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心月輪(しんがちりん)

2009年04月15日 | 日記

禅僧、歌人にして書家であった良寛についての文章を読みました。
寺を持たず、日々托鉢で暮らし、説法ではなく、その人柄や数多くの書や歌で人々に影響を与え、飄然と生きたひと。
少なからず感銘を受けて、久しぶりの毛筆です。
(子供の習字道具を使わせてもらいました。)

細めで凛としてのびやかな良寛の書風を意識した字体で書いてみました。
書の出来具合は、心がどれだけ乗り移っているか、ということらしいですが、
当然の如くへたくそです。カミさんは呆れて笑っていました。。
書道を知らない素人の、呆れかえるほどイージーなこころみですが、
書に気持ちを込めて、書の向こう側のものと一体化する感覚、
がどんなものなのか掴んでみたいように思いました。

『心月輪(しんがちりん)』

心中に満月を思い浮かべ、呼吸を整えながら、月と自分の心を一体化させる真言密教の修法に由来することば、です。
良寛は、空に向かって指を動かし、書の鍛練を積んだといいます。
輪・月・心、の順番で書いてみると、
満ち欠けする心というものが、静かに満月の如く 円く光っていくさまが不思議と分かるような気持ちになってきます。

月というのは、昔からの素晴らしいモチーフですから。




『天上大風(てんじょうたいふう)』

“大風”は仏の大いなる慈悲の心を表します。
つまり、この世には仏の慈悲の心が満ち満ちている、という意味。
西郷隆盛に“敬天愛人”という言葉があります。
この“天上大風”という言葉には、“風”という一字のためか、

物事に囚われないおおらかさを感じて惹かれました。 

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