今回の旅のテーマは武田巡り。
先に風林火山や日ノ丸の御旗の記事をアップしましたが、
(武田巡りの旅 ~ 風林火山と日ノ丸の御旗)
先ずは旅の始まりに信玄公へのお参りをと、向かったのは恵林寺。
鎌倉時代に臨済宗の僧・夢窓疎石によって開かれた古刹を、信玄公が武田家の菩提寺と定め、
死後三年秘された後の葬儀は、勝頼を喪主として、快川(かいせん)和尚によって執り行われた。
恵林寺は織田信長によって全山が焼かれ、上の赤門は徳川家康によって再建。
家康の意思を継ぎ、江戸中期には柳沢吉保が修復を行なった。
( ↓ )
武田氏滅亡の翌月、織田軍が恵林寺に押し寄せ、
潜伏保護されていた者達の引き渡しを拒否した快川和尚をはじめとする僧侶を封じ込め、火を放った。
この山門(三門)楼上で、壮絶な火定を遂げた快川和尚の遺偈(いげ)、
「安禅必ずしも山水を須いず(もちいず)、心頭滅却すれば火も自ずから涼し」が掲げられている。
信玄を描いたものは数あれど、信玄の墓の前にある明王殿には、
信玄31歳のときに京都から仏師を招いて、対面で模刻させたという武田不動尊像が安置されている。
信玄の髪を胸に塗り込んであるらしい。
残念ながら、墓には月命日の12日だけしか入れないが、
少なくとも高野山の奥の院の時よりも、近くまでお詣りさせていただいた感じがありました。
(高野山 /奥の院 ~ 史上最大のお墓参り)
夢窓疎石による作庭。
今回の武田巡りの旅は、自ずとパワースポット巡りの旅になった。
空にたびたび龍の姿を見る。
風林火山の孫子の旗も、雲峰寺で謁見する前に、恵林寺の宝物館に残る一旒を見たのが初めてなのでした。
影武者 KAGEMUSHA 黒澤明 Akira Kurosawa
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