ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

眼が人を変える

2009年06月28日 | 読書ノート
~ 市川団十郎の「睨み」、は、「寄り目」をしていたに違いない。
やがて、それがひとつの型になり、今では、その型から入り、
その折の団十郎に近づく、という逆現象になっているのではないか。
役者の寄り目は、集中力、ひいては憑依を導く、とのこと。
眼が人を変える
田村 知則,小林 信也
草思社

このアイテムの詳細を見る




集中すると眼つきも泰然として、たとえ眼を素早く動かしても頼もしさを感じさせる。
心と体の状態は、どちらが先であっても相互に影響しあうので、この関係を逆に利用する。
努めて視線を一点に集中すれば、自然に緊張は収まり、不思議と心は安定するのです。


この本は、眼球運動のくせを把握し、心や行動への影響までふみこんで、
単なる動体視力ではない「視覚能力」を矯正し、高めていくトレーニングを含んだ実践的、な内容です。

著者はオリックスで眼の検査や、それを受けてのビジョン・トレーニングを行っていた方で、
いわく、上下左右に記された数字を眼で追った時、
イチロー選手はほとんど顔を動かさずに、且つ一定のリズムで眼鏡運動を行っており、
重心移動しても顔がぶれないので、体勢をスッと保つことができる、のだそうです。
他にも、サッカーの中田選手、中島みゆきや松任谷由美の個性の違い、からゴルフまで
「眼の傾向」から切り込んでいきます。

巻末の自己チェックの結果、僕の眼は「B型」
(外の眼、内の眼 <*注>、ともに、ビジョンチャート上狭い範囲におさまる)でした。
おおざっぱに言うと、集中過多タイプ。

<*注>外からの情報を入力する機能(光学機能、アイテクニック、眼球運動・調節能力)を持つ「外の眼」、
   網膜に映っていない情報を内部処理し、行動(出力)を起こすのが「内の眼」。
  内の眼は、イメージ、空間認知、予測、などの力を含み、思考や感情といった経験や学習により、その情報処理機能は影響を受ける。

チェックテストの中で、左右2つの黒い円を、
交差法(寄り目にして手前に焦点をあわせる)と
平行法(逆に両眼の角度を開き、黒い円の向こう側に焦点を合わせる)
で見たのですが、
2つの黒い円が1つに重なって見えることはありませんでした。
よく本屋でみるマジックアート(3D)イラストを見ても立体感が出てきません。。

眼はたしかに脳に直結した器官であり、
視覚が人間の心や身体に与える影響について認識をあらためなければ、と思いました。
ゲーム脳(ゲームに慣れると脳の特定の部位だけが反応するようになる)という言葉にあるように、
眼球運動のトレーニングを意識することで、脳に刺激を与えることができるのです。

これは役立ちそうなので、#仕事にも活かすビジョンボード#にトレーニングを整理しておきます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イングリッシュ・ティー♪ | トップ | #眼力が人を変える~トレー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿