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日本の医療 この人が動かす  海堂ラボ Vol.2

2013年05月25日 17時05分51秒 | 医療 (医療小説含)

海堂 尊氏の著書。

1巻を読んでないけど、図書館の新刊コオナアにあつたので、なんとなく取つてみた。

本書は12名の医師にインタビュウをして、その医師の活動を報告してゐる。

コンピューター診断、地域医療再生、心臓外科・・・ とあつたのだが、

「放射能問題」  鎌田 貫 を最初に読んでゐる。

放射能の件に関しては、 だういふわけか 「わざわざ嘘を吐く」 輩が多く、(ツイツタア、デマリン等)一体何が本当なのか全くわからない状況であつたので、読んでみたのだ。

鎌田医師はチェルノブイリの支援に参加し、東日本にも支援活動をしてゐる。

興味深いことが書いてあつた。
「石巻に拠点を置いて、千人風呂プロジェクトを立ち上げました。そこでは被災者の中からボイラー担当を雇いました。すると、仕事をみつけた人はリズムが出てくるんですね。子供たちから「お父さん、いってらっしゃい」と言われて家を出る。日当を支払うと復興し始めた街で食事や買い物をしたりする。そうすると、その家族はよりいっそう「立ち直ろう」という気になっていくわけです。

 このように、仕事や雇用が資本主義にとって大事なルールであるということを、NPOの人達はあまり考えませんね。たいていボランティアでお金や人を集め、何かを差し上げる、といった形の支援になる。しかし雇用の機会を広げる支援のほうが、その人の人生を考え直す一つのスタートになると思うのです」  (P211)

「千人のうちの130人の子供から健康診断を受けたいとの希望があつたので、信州大学の小児科の先生たちがボランティアで検診をしてくださいました。数人の子供に甲状腺の血液上の異常がみつかったのですが、被爆が関係していると断定できるようなことは全くなかった。

母親や子供たちは大変不安を感じていた。子供たちへのアンケート調査でも。20%の子供が眠れなくなったという。不安感を早くとってあげたい。なおかつ絶対に手遅れにならないように検診態勢を確立し、36万人の福島の子供たちを守る必要がある。

浴びないほうがいいことが前提ですが、少し浴びてしまったからといって気にしすぎると、かえってストレスで動脈硬化やがんのリスクが上がります。」 (P217-218)

太字の部分、マスゴミが読んで猛省すべきですね。 

それから、放射能の数値が高いから除染に効果があるとデマを流して自社製品を宣伝してゐた会社とか(サイトに日本海を東海と書いてゐましたから、デマがお好きなやうですが)、とにかく金になるから

原発反対、放射能反対、子供を守れと連呼してゐた人達は

そのデマによる自己満足と利益の追求が、当事者の方々をどんなに不安に陥れたか少し、考へるべきですね (朝鮮人にはできないでせうが)

この人たちのデマ、により不安で精神的なものから病気を発症した方もゐるかもわかりません。 デマによる不安でがんになつた人がゐたら、放射能と原発のせいにして大騒ぎするのでせうが、汚らしい。

取材にバカみたいに行つて、子供にくだらないインタビュウをしてゐたマスゴミ、こいつらも人を不安に陥れ体の不調を起こさせてゐたかもしれません。

もふ一つの弊害は、デマを流す奴がゐるから、鎌田医師のやうにきちんと活動をしてゐる人に対して、疑心暗鬼になつて寄付等がなされず活動に障害が出てゐることも考へられます。 正直、あたくしも疑つてゐる団体がいつも駅前で寄付を募つてゐるのを見ます。寄付する気持ちにはなれないです。

経産省前で不法占拠して「命を守れ」、とやつてゐる人たちも、きちんと活動してゐる人の足を引ッぱつてゐると思ひます。 

人を不安に陥れて間接的に病気のリスクをあげてゐながら「命を守れ」とは何の妄想でせう?

今後、何か起きた場合には 一人ひとりが情報をあらゆるところから集め、精査し、「それこそ冷静に」対処することが重要です。 



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