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中国が攻めてくる!日本は憲法で滅ぶ

2016年06月26日 17時08分17秒 | 政治関連・評論・歴史・外交

渡部 昇一氏監修、前書をし11人の方がそれぞれの主張を掲載されてゐる。

目次の紹介:
はじめに  渡部 昇一
日本よ、不安と恐怖に戦け          西尾 幹二
現行憲法の「正統性」を問う          井尻 千男
日本「核武装」の緊急性                   平松 茂雄
日本国憲法の中の社会主義思想           田中 英道
現存する大日本帝国憲法           南出 喜久治
憲法と安保の狭間で              遠藤  浩一
膨張する中華帝国にどう立ち向かうか   石 平
日本国憲法の問題点の新憲法への道筋 稲田 朋美
第三の潮流の誕生は自主憲法への大河となる 水島 総
徳なき平和憲法の思想                早瀬 善彦
日本国憲法と「革命」                  岩田 温


正直疑問を抱く主張もあつたが、大体は全くの正論だつた。

「はじめに」で知る戦後平気で寝返つた学者の話、「日本国憲法」なる占領基本法で儲けてゐる人達の話等のつけから面白ゐ。
本来かうした内容はまともな感覚のメディアが支那の領海侵犯の際に主張すべき。

 日本「核武装」の緊急性  P65から日本が行つてきた対支那ODAの額とそれにより支那が技術と資金を得軍事力をつけてきた事が書いてある。決めた政府がどれだけ自国の首を締める事になつたか自覚して即刻中止すべき。
 
日本国憲法の中の社会主義思想 P82 戦争に負けて喜ぶ共産主義者の話があるが、おかしい。共産主義者は日本に合はない。
 
現存する大日本帝国憲法、全く南出喜久治氏の主張の通りで、まづ占領下の条文を破棄し日本の憲法を復元させてからの話。国際法違反の条文を元に話をするのがおかしい→首相、改憲議論「次の国会から」 秋にも憲法審査会で:朝日新聞デジタル
現在「憲法」とされる条文の活用が、如何に現実と矛盾してゐるか、日本が危険かよくわかる。 これを読んで稲田朋美氏の主張を読むと首をかしげざるをへない。
 
膨張する中華帝国にどう立ち向かうか 石平氏の主張P162支那が日本に侵攻し日本を隷属国としたらだうなるか書いてゐるがチベツトやウイグルを見れば納得する。男は去勢し労働力に女は全て虜にする事を酒の席で話してるらしいが、事実かうするだらう。占領下の憲法が如何に日本に危険でその危険な外国人を滞在させてるか認識すべきだ。
 
日本国憲法の問題点の新憲法への道筋 P172稲田朋美氏の主張東京裁判史観を正し、には賛成だがではなぜその史観を肯定してゐる産物のやうな占領基本法である日本国憲法といふ条文を元に憲法改正を考へてゐるのだらうか?まづ帝国憲法を復元させてから改正の話だと思ふが。
 
日本国憲法と「革命」   P239からの宮澤俊義氏八月革命説、もふ笑ふしかない。この説は耳にしたことはあつたが、どのやうな説なのかここで初めて知つた。「革命」の意味あいが全く通常の捉へ方と違ふやうで、なんだかわからないけど強い力で変へられたので革命にしておけば都合がいいだらうといふなげやりが感じられ、腹が立つた。
 
結論:
 
大日本帝国憲法を復元し、現状に合ふやうに改正すべき。 そもそも「憲法」とは国民の権利を主張する薄汚いものではなく
日本の「国体」を表すものであるので、欧州を回り勉強し、意見を聞き日本の国体が何なのか、を真剣に考へ10年近くかけて
作成した「大日本帝国憲法」が日本の憲法であり、共産主義者が1週間で作成し日本を壊滅させるために用意した条文
(占領時に都合のよいやうに作成した条文)が日本の国体を表すわけもなく、日本を弱体化させるためにその防衛力を奪つた
ものなど日本に不要。
それが証拠に、この占領基本法の9条に固執してゐるのは反日集団ばかりではないか。
 

カエルの楽園

2016年06月11日 14時00分31秒 | 小説

百田 尚樹氏の作品。

販売数が多いのに、テレビ番組ではランキング順位は紹介するも内容は紹介せず、とか
全くとりあげないとか、書店によつては置かない置いても目立たないところに置く等の
対応をされてゐる作品。

その理由は読めばわかる・・・・といふところだが、それだけでは感想にならないので
ざッとあらすじから。

自国の国に凶悪な「ダルマガエル」の群れがやつてきてから多くの仲間を殺され
国を追はれる形で逃げ出した2匹のアマガエル。
数々の苦難を乗り越へ、やうやくたどりついた場所はよそ者の自分達に警戒心もなく
親切に接してくれ、食べ物も安全な場所も確保されてゐる「ナパージュ」といふ国だつた。

楽園のやうな場所だが、2匹はこの「ナパージュ」に不思議な「平和を信じる思想」と
「『三戒』といふ決まり事」「アヤマリソング」といふ歌があるのを知る。

外から来たアマガエルの一方はナパージュの思想、決まり事を絶賛するがもふ一方は
違和感を抱く。

やがて、ナパージュの国の近隣にすむ凶悪なウシガエルの群れがナパージュの土地に
近づいてくるのだが・・・・

勘のいい人は「平和を信じる思想」と「『三戒』といふ決まり事」「アヤマリソング」が何を
意味してゐるのかピンとくるところであらう。 現在の日本の状況とマスゴミの主張である。

ナパージュの国の近隣にすむ凶悪なウシガエル、といふのは昔から世界で問題を起こし
自国の国だと嘘と吐くあの国の民族がモデルなのだな、といふのもわかる。

そのほかにも本書には面白い人物が登場する。

「フラワーズ」といふ、「平和を信じる思想」と「『三戒』といふ決まり事」を信じてやまない
若カエルの集団。  これも現在頻繁に登場してゐる現実のグルウプを思ひ起こさせる。
スチームボード、といふナパージュの一角に住む鷲。
某政党の党首を思ひださせるカエルの元老たち。

何もかもがここ最近の日本の政治情勢を思ひ起こさせるもので、しかも驚くのは党首の
発言が、この小説とほとんど一緒のことを言つてゐることである。

この小説が元々党首発言を引用したことも考へられるが、既に発売後に参院選の争点として
経済よりも敵国のためになるかのやうな改憲を持ち出した党の党首の発言は思はづ
噴出した。

「カエルの国の物語」を読んでゐる「第三者」の目線でみると、「平和憲法死守」等朝日新聞を
始めとした主張はとても滑稽であることがよくわかる。

さうかうするうちに、この本の内容が「予言」と思はせるやうな出来事が最近起きた。
【編集日誌】中国軍艦侵入にもだんまり…翁長沖縄県知事、発言なしですか - 産経ニュース http://www.sankei.com/politics/news/160611/plt1606110019-n1.html

この「だんまり」がこの小説に登場してきて散々ナパージュの防衛を無視する役柄の
することとよく似てゐる。

本書を「妄想」と言ふ人もゐるかもしれないが、世界の現実をみれば国を守るといふことは
だういふことなのか、この本を読んで世界が実際何をしてゐるのかを見て考へたはうがいいと
思ふ。

インドネシアの刺青大臣 南シナ海で中国監視船を撃退 駆逐艦で警告発砲も - 産経ニュース http://www.sankei.com/world/news/160602/wor1606020016-n1.html

平和憲法、などといふ妄言の条文が世界の他の国にあるのか。
これまで、共産主義者の手先の日教組の間違つた教育で「世界のどこにもない素晴らしい」もの
と思ひこまされてきたが、実はそれは「世界のどこにもない愚かなもの」である。

敵が攻めてこないのは、実際どこが発砲できる用意があるからなのか。
話し合ひ、を普段から主張してゐる人達がなぜすぐに現場に話し合ひに行つていつも主張して
ゐるとおりに領土を取戻しても来ないし、自国の領海に侵犯したり接近することを止めさせないのか。

この本の結末、かういふ人実際にゐるよね・・・と思つたが現実の日本ではかのやうな人は
ゐなくなつてほしい。

それから、一つ思ふことは。

現実の日本はこの小説よりもずっと恐ろしい事になつてゐるといふ事だ。

ウシガエルがツチガエルになりすまし、ツチガエルのフリをして日本を意のままにしやうとしてゐる。ツチガエルの国がウシガエルに支援をやつて滞在させ仕事まで世話をしてゐる。現実は小説よりもずっと危険だ。