読書おぶろぐ

読んだ本の感想を書いてます

なぜ私は韓国に勝てたか 朴クネ政権との500日戦争

2016年08月20日 21時39分08秒 | 社会・報道・警察・教育

産経新聞前ソウル支局長 加藤 達也氏の体験談。下記ニュウスをご参照ください。

本紙前ソウル支局長を在宅起訴 ソウル中央地検 韓国大統領の名誉毀損告発で - 産経ニュース http://www.sankei.com/world/news/141008/wor1410080042-n1.html

読み終はつた感想は朝鮮とは関はるな、といふ事。

本書には加藤氏に同情、親切にした韓国人のエピソードもあるが、集団になり国になつた時の
常識の無さと感情に走り物事をまともに見られない能力、嘘を吐いて自己正当化に走る性質は
信頼するにあたらない。日本は南北朝鮮と断交し日本に居住してゐる朝鮮人を
強制送還すべきだ。

慰安婦の歴史捏造(強制連行等)、竹島の強奪を隠蔽し自国領だと主張する図々しさ、
創氏改姓の嘘等々の嘘で日本に謝罪と賠償を求める姿が納得できる一部始終がよく
理解できる朝鮮人の行動・思想がこの裁判に関することで明らかになつてゐる。

朝鮮人の思考が如何なるものかよくわかるし、絶対簡単に謝つてはならないと実感する。
今迄の日本政府のやり方は解決を導くどころか問題を起こしてゐた、そして今またその
問題を新たに日韓合意で作り出したと実感したし、10億円の支払いで済むことは
絶対にないと断言できる。
そのくらい、本書には「朝鮮人」といふものが赤裸々に描かれてゐる。

日本で反日活動してゐる人達のやり方が本書内の朝鮮人の行動とダフる。
本当に反日活動してる人達は韓国人に瓜二つだ。しかもP139で「ねちねちとした文体こそ
韓国紙コラムの醍醐味」と紹介されてるコラムは朝日の記事の書き方によく似てゐる。

とどのつまり、日本で反日行為をしてゐる媒体は朝鮮人、といふことがはつきりするくらい
朝鮮人そのものが描かれてゐる書である。

反日活動をしてゐる人達は日本に差別があるだの、安倍政権が言論弾圧してゐるだの
主張してゐるが、本書を読むと言論の自由が少しも無い事のは朝鮮であり、差別を平気で
するのは朝鮮人といふことがよくわかる。

よく日本に差別を止めろだの謝れだの言ふものだ。本書には差別の実例がたくさん出てくる。

加藤氏のコラムはそもそも、朝鮮紙のコラムを引用してゐるのにその新聞社にはなんの
お咎めもなく、加藤氏だけが責められしかも記事を書いただけで裁判になるのは朝鮮人の
差別思想がよく顕れた事件である。

日本国内で差別を止めろだヘイトスピーチ規制しろだの言ひながら、朝鮮の実体がいかなる
ものかそれも出てゐる。

加藤氏の裁判時、法廷に集団で来て加藤氏にヘイトスピーチ浴びせてるのに、処罰も
されない国。
日本に差別だヘイトスピーチ規制しろだの言ふ資格はないだらうし、こんな国に日本が
まともに言ひ分を聞いて言ふとおりにする必要など全くない。

これまでの日本政府のやつてきたこと、今も安倍政権がやつてゐることが間違ひだと
よく教えてくれる書。

日本人は一読したはうがよい。


ストーカー加害者 私から、逃げてください

2016年04月17日 10時31分32秒 | 社会・報道・警察・教育

田淵 俊彦氏、NNNドキュメント取材班の著書。

田淵氏は1964年生まれ、ジャーナリスト、映像作家、演出家、プロデューサー。慶應大学法学部法律学科卒業後、
(株)テレビ東京に入社。20年以上に亘り主に海外フィールドにしたドキュメンタリーを手掛け、訪れた国は
90か国以上を超える。
制作会社 プロテックスのディレクターとしてNNNドキュメントの取材を担当。

NNNドキュメントは1970年1月4日にスタート。日本テレビとネットワーク各局29社が制作に参加し、46年間
続く報道ドキュメンタリー番組。

ストーカー被害者のことはよく取り上げられるが、加害者のことは経歴が放送されたりするだけで殆ど
聞かない。加害者についてどのような事を書いているのか興味が沸いたので立ち読みしてみた。

ストーカー加害者3人に実際に取材し、カウンセリングの場にも立ち会い、子供の教育について取材している。

加害者の3者のタイプがここで取材されており、
執着型  わかっているけどやめられない
求愛型  わかっていないのでやめられない
一方型  わかっているけどやめられない

意外だったのは、ストーカー加害者も「怖い」と感じるらしく、取材を拒否した人達がいるということだ。
自分が怖いと思うのなら相手の恐怖も推察しろと思うのだが、どうもその気持ちがないからストーカーを
するらしい、というのが読んだ感想だった。

わかっていない人が出てくるが、これが一番話が通じないようなので困る。わかっているのにやめられない人も
困るのかもしれないが、話が取敢えずは通じている。でも止めないのでこちらのほうが困るのか?

最後のほうに高校生の教育場面が出てくるが、高校生自身が「もう遅い。中学で聞きたかった」という感想を
抱いているのも怖い。

ツイッターなど見ていると、高校生らしいアカウントもあるが自分のことを書き過ぎていてこちらが怖くなる
人たちがいる。どこの誰がみるようなわからないネットで顔と名前をだすのはいかがなものか。
芸能人はそれが仕事で、何か起きれば事務所の人間が対応するだろう。しかし一個人の場合、芸能事務所の
ようなツテもないし、知識もない。芸能人と同様に出すのは危険だと思う。

最初に出てくるストーカー加害者の言葉に注目したい。

「ストーカーから逃げている人が、どうしてフェイスブックやっているんですか。どうして玄関や勝手戸が開いて
いるんですか。そんなセキュリティが甘いこと。フェイスブックとかSNSを逃げてる人がやっちゃいけないじゃない
ですか。それで『逃げてる』なんてよく言うな、っていうふうに思います。だいたい被害者の人ってどっかみんな
LINEがどうたらこうたらとか。私だって”元加害者”なのに、そこを気を付けてネット上に名前なんか、さらさないですよ」

人のせいにしている勝手さを感じなくもないが、自身で気を付けることも必要だと思う。

ここに出てくる人は自分の周りにはいない心理の持ち主ばかりだったので勉強になった。

 


国家とは何か

2015年03月17日 22時25分33秒 | 社会・報道・警察・教育

福田恆存の著書。 

文学と政治の峻別を説いた文学者の福田恆存は、政治や国家をどう論じたのか?

進歩派以上に言葉の真の意味でリベラルですらあった「戦後最大の保守論客」による、「個人なき国家論」への批判。

といふ紹介とともに読み進むと、昭和30年代を中心とした福田氏の雑誌への投稿を中心になつてゐる本であるが、今なお反日活動をしてゐる
大江 健三郎やらが批判されてゐる

全体を読み通した感想は

今、反日活動をしてゐる共産主義者(共産党)、民主党、社民党、生活、維新などの輩は

昔から、おなぢやうな事を主張し、やらかしてゐたのだとよくわかつた。

こんな奴らを野放しにしてゐた日本政府も情けない。 と言つても、歴史捏造のGHQの洗脳の効果が壱番表れてゐた時期なのかもしれないが。

歴史捏造といふ事実が明るみになつてゐる今、日本人はもふこの反日の主張は通してはならないと思ふ


潜入ルポ アマゾン・ドット・コム

2014年02月01日 16時47分21秒 | 社会・報道・警察・教育

横田 増生氏の著書。

横田氏は1965年福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後予備校講師を経て米・アイオワ大学大学院に留学。ジャーナリズム学部を卒業。
93年に帰国後、物流業界紙で編集長を務める。著書に「アメリカ『対日感情』紀行」「フランスの子育てが日本より10倍楽な理由」など。

本書は2005年に単行本で出たものに加筆をし2010年に発刊された文庫版。

横田氏がジャーナリストの身分を隠して、しかし本名でアマゾンの物流センターにアルバイトとして潜入したルポ。 

中々興味深いものだつた。 2005年と言へば今から9年前であり、その頃の就業形態がどのやうなものだつたのか今覚えてゐないのだが、
現在では「当たり前」のやうな感覚にとらわれる「非正規雇用」の実体が文庫版の前半に書いてある。

低賃金・長時間労働、長くそこに勤めるといふ感覚を企業に持たず、いやなら辞める・・・突然辞めても誰も何も思はない・・・

そんな世界の集大成のやうなアマゾンの物流センターといふ感じを受ける。そこでは、若い人だけでなく年齢も結構いつてゐる人も働いてゐるやうだ。

数年前に、企業が派遣切りをして寮から退出し行くところがない人達が大勢ゐた。その中に40代、50代の人もゐたりして、それがかなり衝撃だつたのだがそのやうな人がこの物流センタアにもゐるらしい。 取材当時の時給は900円。しかし取材途中で時給が50円下がつてゐる事が新人アルバイトの契約書で明らかになる。 

このルポを読んでゐると、19世紀だかの白豪主義の植民地支配の思想をまざまざと感じる。植民地であれこれ搾取し、自分達は金を得てその還元を植民地にはしない、その白人思想がそのままアマゾンの物流センタアに表れてゐるやうに思ふ。 

会社の収益が上がらうと、アルバイト雇用にして(しかも契約期間が2か月更新)時給を低く設定してゐればかかる費用は抑える事ができる。しかし、アルバイトに対し管理はデータで行つてゐる。本の配送に携はつてゐる人間には、その人が1分間に何冊集荷したかのデータが表示される。目標値にあまり達しないと契約更新が無いといふわけなので、いやならすぐに辞めればいいし続ける状況であれば多少は頑張らないと続けることが難しい、といふことになる。

当初アルバイトに残業をさせてゐたが、残業代は時給の割増になる。それを避けるべく、2シフトにして残業代を発生させないやうにする・・・・等々、「会社の収益をいかに従業員に出さないか」を次々に実行していくアマゾンの思想は、全く植民地に来て現地人を酷使させた白人の思想を代表するものだ。

本書でも指摘があるが、その「米国思考」を90年代に経団連やらが絶賛して「企業が利益を生み出せる」として採用を始めた。その結果、「正社員としていい給金を得、福利厚生が整つてゐる会社に入社する」ことがまれになつてきた。「正規雇用」「非正規雇用」といふ壁を作りだし、わけのわからない格差社会になつてきた。

私は物を知らないなりに、これがどのやうな影響を生み出してきたのか考えてみた。

正規雇用の数を減らす会社が多くなり、非正規雇用の数を増やし会社の利益を上げやうとすると:

収入の格差が大きくなるわけだから、誰もがこれまでのやうに「値の張る物」を買へるわけではない。非正規雇用の人が増えれば増えるだけ、安いものが売れるやうになる。が、品質が悪いと売れない。安くていいものを作るにはだうしたらいいか?

コストを下げる事である。 それには、日用品などの製造は日本国内で製造すると割りが合はなくなつてくる。
工場を海外へ移転し、人件費の安い国で造る。 
日本国内の工場は閉鎖になる。 
失業者が増える。 失業しなくても、会社の出費を抑えるためにボオナスや残業代等を削る。
職があつても金が貯まらなくなつてくる。出費を抑える。
単価の高いものは買へないから景気は悪くなつてくる。デフレになる。
失業者が増えて、失業保険やらで社会福祉の出費が増える。 
景気が悪いから、税収も伸びない。
なのに社会福祉の出費が増える。
増税をしないと成り立たないと言ひだす財務省、議員。
増税を言ひだされてただでさえ出費が増えるから、余計に買ひ物をしなくなる。 
ますます金がまわらず景気が悪いまま、デフレから抜け出せない。

それが、ちょうど20年デフレの日本と重なるのである。

戦後、日本のこれまでの習慣や文化はすたれてきた。代りに米の食品やら思想やら風習やらが傾れ込んできた。 米の企業もたくさん入つてきた。つまり、「本国が利益を得るための白人思想」が入り込んできたのである。

結果、日本の労働者が非常な被害を受けてゐるのが現在ではないのか? 共働きで稼ぐ必要が出てきた。それにより、子供を育てる余裕もなくなつてきた。少子化になつてゐる。 託児所だのなんだの十分な用意が出来てゐないのに「女性の活用」と騒ぎ女性を外に出させやうとする議員。それでゐて少子化対策? ここまで考えてきて一体日本が何をしたいのか全くわからない。 

日本政府は、「日本を取戻す」とするならばまず「非正規雇用」「正規雇用」の部分からやり直して納税者がゆとりある暮らしを出来る方法を考える事が一番ぢゃないの? 植民地思考の企業など、日本に不要だらう。 

この一冊を読みながらこんな事を考えた・・・・


朝日新聞の危機と「調査報道」 原発事故取材の失態

2013年03月08日 15時33分37秒 | 社会・報道・警察・教育

谷 久光氏の著書。

谷氏は1934年生まれ、57年学習院大学政経学部卒、同年朝日新聞社入社。名古屋スタートで社会部畑を歩き、東京社会部次長、名古屋社会部次長、東京企画報道室長、企画総務、編集委員などを歴任。退職後は03年まで故平山郁夫氏が主宰する(財)文化財保護侵攻財団専務理事の経歴をお持ちで現在は日本記者クラブ会員。

本書は朝日新聞記者OBが福島原発事故の際の「大手新聞社の報道の姿勢」に疑問を持ち、その疑問と自分達が現役の時に行なつてゐた「調査報道」の状態を一冊の本にまとめたものである。

「プロローグ」、および「第一部 朝日新聞にみる存亡の危機」では、記者クラブの「発表報道」にすつかりと「慣れて」しまつた現在の記者らが現地に潜入取材をせず、危険区域には立ち入らず、東電他の発表に従って記事を「書いた」ことに対し、フリイの記者は原発作業員となつて潜入し本を出版したりしてゐる対照的な取材姿勢を書き、大手新聞社の「堕落?」を嘆いてゐるやうに見えた。

フリイの記者の書いた本も読んだ。谷氏が指すのはきつと、この本であらう ヤクザと原発 福島第一潜入記 http://blog.goo.ne.jp/liebe-kdino-schumi/e/842b989bda5d20e76b79e70717eea45d 

また、それ以前に記者クラブといふものがどういふ団体でフリイの記者や外国メディアといふ「よそ者」に対してどんな対応を取るのかも本で読んでゐた。
記者クラブ 情報カルテル http://blog.goo.ne.jp/liebe-kdino-schumi/e/4eac92c98c38d4442415e4d293a0f398
記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争  ジャーナリズム崩壊  新聞が面白くない理由

なので、この第一部で谷氏が記者クラブに在籍する記者と記者クラブに在籍を拒否されてゐるフリイの記者のかき分けは理解できた。フリイの記者からは、大手の「会社員」記者クラブ員は結構辛辣な目でみられてゐるやうである。

谷氏は記者クラブの記者の対応とフリイの記者の対応を見比べ、「存亡の危機」を感じられてゐる。 個人的に言ふと、前から思つてゐた「新聞取る意味あるのかな~」といふ状態が書いてある。

そして、谷氏は「第二部 よみがえれ、調査報道」として過去自分達やその先輩が一本の情報提供の電話により、いかに多くの情報を集め世間を動かし、様々な賞を受賞したのかを書いてゐる。

第二部の最後は、その調査報道を行い各賞を受賞した人達との座談会となつており、ネツトに対するコメントもあつたが。

正直、なんかがつかりした。

以前、「朝日が取り上げなければ記事ではない」とか「朝日が天下を動かしてゐるんだ」と朝日の記者が本気でさう信じて発言してゐるといふのを聞いたことがあつたが、この座談会がまさにその雰囲気だつた。

第一部でフリイに記事を抜かれ状態になつてゐる、現状の自社の記者の反省とか改善は全くなく、他の媒体もそうだとかテレビはもつと酷いとか言つてゐる。ネツトが出たら取材にもいかないでネツトの記事で書いてゐる記者もゐるとかの話もある。

でも、最後はネツト媒体は記者を持つてゐないから新聞記者がとくダネを書かないと言論が死ぬ、といふ意味不明の結論になつてゐた。

これは結局、ネツトだらうがそんなのはフリイと同じと思つてゐるのか? 大本営の発表通りにしか書いてない現在の自社の記者のことは何もなく、「昔取った杵柄」で自慢してゐるやうな感じがした。

これが朝日新聞の体質か・・・・・ なら慰安婦ねつ造キヤンペインといふ、ありもしないことを調査報道しないでキヤンペイン記事を発行するとはだういふことは何なのか?

調査報道を掲げてゐる限り、恥ではないのか?