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日本の敵 グローバリズムの正体

2014年10月05日 13時42分10秒 | 政治関連・評論・歴史・外交

渡部 昇一氏、馬渕 睦夫氏の対談形式の書。

渡部氏は上智大学名誉教授。 英文学者、文明評論家。 WiLLなどへの投稿でご存じの方も多いであらう。
馬渕氏は元駐ウクライナ兼モルドバ大使、前防衛大学校教授。 

本書は日本人必読の書と言つても過言ではない。 馬渕氏が「あとがきに代えて」で述べられてゐるが、

「日本を取戻すというテーマの下に行われた対談でしたが(中略)、ほとんどは歴史の問題に関するやりとり
に終始しました。しかし、予め準備した個別の項目に従い議論したわけではありませんが、歴史の真相が
常に話題になったのは当然でした。なぜなら、現在の私たちを取り巻く国際環境の本質を理解するためには
これまで私たちの目から隠されてきた歴史の真実を明らかにする必要があったからです」 (P247)

本書は、「こんな裏があったのか」と驚く事が多く、また考えてみると納得する部分が多い。また、対談形式
なので読みやすく、難解なところもなくすんなりと理解できる。

現在、反日マスゴミ始めとして行政内にてやつてゐる 「多文化共生」「グローバリズム」「男女共同参画」
は皆「なぜか」おなぢ団体が推進してゐる。 そしてすぐに「差別を失くさう」「日本は歴史を直視し反省して」
などと言ひだす。

これを今目立つてやつてゐるのが、民主社民共産といつた、後ろに反日国のシナ朝鮮の民族だが、
もふ一つの民族が後ろにゐたのである。 それが本書では明らかになつてゐる。 

そのもふ一つの民族といふのは、現在米国で朝鮮と一緒になつて歴史捏造の慰安婦を取り上げて
ホロコーストとおなぢだと騒いでゐるユダヤである。

目次を紹介するが、どの章に於いても背後にユダヤがゐることがわかるし、はつきり書いてゐる章もある。
米国などはほとんどユダヤに握られてゐるやうで、米国人が政治に関与するといふ機会がかなり減つて
ゐるさうである。 (そもそも米国人といふのがそもそも虐殺されたり、居住区に押し込められて政治に関与が
ほとんどできず、英国他からの移民が中心になつてゐるもので移民国人と表記すべきなのかしらないが) 

目次:
第一章 歴史認識問題 「安倍首相への提言」
第二章 アメリカとの言論戦の戦い方
第三章 日本を取戻す「東條=マッカーサー史観」
第四章 アメリカはなぜ共産中国をつくったか
第五章 「ハイ・ファイナンス」が操る戦争と革命
第六章 アメリカの「国体」が変わった
第七章 世界はユダヤの望む方向に動く
第八章 日本が生き残る道
第九章 エネルギー問題が日本の命運を決める
第十章 敗戦利得者との死闘
第十一章 「世界の師表たる」日本人の底力

本書を読んで感じた事だが、「グローバリズムを主張する団体 」は国一つ一つの文化や歴史などを尊重し、
他国も尊重するといふ考えがなく、自分の欲望をどこの国に行つても通すために「国境」といふ存在、
「文化の違い」といふものが存在しては困る方々らしい。 

そもそも、ユダヤ人そのものが国がなくイスラエルを建国しても、世界に離散してゐた人々が戻つた
わけではなかつた。 日本で差別を止めろと騒ぎ、日本文化を冒涜してゐる連中も帰国できるのに
デモまでやつて日本にゐすわつた。

かういふ連中が、自分達が心地よく今ゐる国にゐ座り続けるための手段と口実が

グローバリズムと多文化共生 

である。  そのため、日本人に引け目を感じさせるために一生懸命歴史捏造を宣伝し、被害者の
外国人を受け入れろと主張してゐるのである。

ゆへに、安倍晋三が靖国参拝すれば「ナショナリスト」と非難するが、そもそも日本に日本人として
生まれ育つた人間が「ナショナリスト」でないはうが異常である。 これが共産主義者とか社会主義者
といふ反日である。

ナショナリストと批判する側は、自分の国の文化やアイデンティティがないのであらう。ゆへに、他国の
文化も尊重しないし、他国に来た際の「郷に入っては郷に従え」の発想がない。平気で朝鮮語の交通標記
が無いなどとホザく。

日本人は、かうした民族の嘘捏造による日本人封じ込めを受け入れるのを止め、正しい歴史認識で
自国の文化と歴史に誇りを持ち、日本の伝統を批判し破壊を目論む輩を毅然と拒絶すべきと思ふ。

そのために、本書は日本人必読である。