読書おぶろぐ

読んだ本の感想を書いてます

悠仁『天皇』と皇室典範

2012年11月18日 16時16分55秒 | 政治関連・評論・歴史・外交

これは「皇統断絶 女性天皇は、皇室の終焉」「女性天皇は皇統廃絶」と三部で発刊された皇位継承学の完結編である。

ちなみに、「入門編」の「皇統断絶 女性天皇は、皇室の終焉」
http://blog.goo.ne.jp/liebe-kdino-schumi/e/ee0031e717cad89efa3e2f03de04b8d8 こちらに感想投稿済み。

実は勘違ひをして、二番目に発刊された「女性天皇は皇統廃絶」よりも先にこちらを読んでしまつた。これから二番目を読むのだが、飛ばしてもこの本から最初に読んでも「女性宮家」「女性天皇」を推す人達がどんな本性なのか、どんな素性なのかがわかる。

その「もっとも危険」と思はれる人物、共産主義者の園部逸夫氏が座長を務める「皇室典範有識者会議」などこれからどんな歪曲と捏造が世間にばら撒かれ、改悪され、天皇陛下と皇族の皆様方にどんな「毒」が盛られることかわからない。

そのためにも、一人でも多くの人が中川氏の著書を読み、「皇室に近づく共産左翼の正体」を知つてをくべきと考へる。中川氏は園部をはじめとした「皇室のためを装ふ嘘八百」を平気で並べる御仁の著書を通読され、問題点を指摘してゐる。また、日本の法曹界で「わざと(であらう)」教へられてこなかつた、本来の知るべきことも記述されてゐるし、「人権の国」と持ち上げられてゐるおフランスの実体がどんなものだつたのかも書いてある。

日本はまず、憲法界といふか「赤の巣窟の法曹界」から正されるべきであらう。自分も法学を勉強してゐたが、あの時教はつてゐたのはこんなくだらないものをベイスにしてゐたのかと唖然とする思ひであつた。

しかしながら、「日本人としての常識」「日本人としての感覚」を持ち合はせてゐれば、中川氏の著書は「難しいもの」ではなく、「常識を書いてゐる」と理解できるものなので、是非とも法学になじみがなくとも読んでゐただきたい。嘘吐きマスゴミ(特に朝日と毎日)に騙されないためにも!

中川氏は辛辣な中に観察力が鋭く、「保守」と思へる人の考への欠点を述べてゐるので、素人には勉強になる。

八木秀次、百地章等「保守」として知られてゐる人たちを

「民族系論客は本を全く読まない。いわんや研究など決してしてない、学的能力は何もない。しかも彼らの日常と本性は左翼人士と同じくやたらに徒党を組む運動家である。学者ではない。このため、知的水準が低く自分達の言動の半分が天皇制廃止に直結していることを自覚できない」(P34)

・・・・ (;´▽`A``   

あたくしも、八木氏の著書を読んで絶賛してをりましたが、ここまでのことは気づきませんでした。

さすが、経歴による知能が違ひます。

すごいな・・・・ 中川氏の著書で勉強になるのは、誰がどんな経歴で、どんな論文であれこれ言つてゐたかと思へば、別の論文でかふかふ言つてゐた等、中川氏の本を読めばその人物の裏表がわかることである。

しかも、昭和20年のお生まれなので、かなり昔のことも語つてくださり、嘘を暴いてをられる。

前編として書かれた「女性天皇は皇統断絶」を読まなくても如何に共産主義者が憲法の部分から政治へ入り込み、天皇陛下と皇室を無くそうとしてるか分かる。

今の有識者会議の内容は共産主義の学者を名乗る共産主義者、宮沢俊義の起草した天皇潰しをそのまま引用してゐる!(P232-234)

一人でも多くが読んで女性天皇女性宮家に反対し、

臣籍降下した旧宮家を復帰、男系男子の宮家を創設するべきと主張すべき。

パブコメにて 12月9日まで女性宮家の意見を募集してるから投稿再度する。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060121009&Mod

日本の伝統を汚す女性宮家の創設、女性天皇など必要ない。

有識者会議の女性宮家や女性天皇の案は、「臨時法政調査会」で宮沢俊義氏が提出したメモの内容そのままだが、宮沢俊義氏は思想の偏った共産主義者であり、その著書には日本国の伝統を否定しソ連共産主義を持ち込んでゐるものばかりだ。

そのやうな、日本を否定する人が書いたメモを中心に日本の伝統である皇室に関し、民間人が意見を述べて皇室の行く末を議論し、決めるのはとんでもないことである。
天皇家存続のために今なすべきことは、女性宮家創設や女性天皇即位ではなく、臣籍降下された旧宮家に復帰いただき男系男子の方に新たな宮家を創設してゐただくことだ。

12月9日までのパブコメを送信しやう。(朝鮮人が随分女性宮家に賛成のコメを送信してゐるらしいしね)

中川氏が共産主義者の危なさを本書で重点的に説明してをられるが、最近の解散でそれを裏付けるやうな出来事があつた。

社民党の阿部知子氏が離党したが、その離党理由の壱部がまさにそれだ。

離党理由の太字の部分、共産主義者、朝鮮人が自分が権力を握るとどうするのかが明白に書かれてゐて、滑稽だ。

「社民党に対しては、「護憲の党として信頼と評価を得てきた伝統があるが、(他党と)競い合うばかりで、われこそは『元祖』と言っていても、脱原発など本当に国民の願いである政策は実現しない」と指摘。1996年の党名変更以降、一度も党首選が実施されていない状況にも触れ、「国民に開かれていない。いつも同じ党首で、党首選が行われないことに党の限界を感じた」とも語った。」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121116-00000014-kana-l14

共産主義者と朝鮮人は「人権」「平等」等々をよく、口にするがそれは自分が権力を握るための「騙しの道具」にすぎない。

中川八洋氏の著書 「悠仁「天皇」と皇室典範」には、日本の学校教育の場で「理想」と教へられてゐるフランス人権宣言やら憲法やらが、実は独裁者に利用されてゐたとんでもないしろものであり、「憲法」として役に立つてゐなかつたことや民衆が虐殺されたこと等「世界では当然」とされてゐる事実が書いてある。

しかし、なぜ日本ではさうした「虐殺」「宗教破壊」等々の「人権」の名の下に行はれた蛮行が隠されてゐるのか?

答へは簡単だ。 憲法学者と名乗る人物や、法曹界にゐる人物が「共産主義者」が多数を占めるからだ。

スタアリンや毛沢東、フランス革命の後のジヤコバン党など、共産主義者はだういふわけか、必ず「権力の座につくと」大虐殺やら独裁政治をやらかしてゐる。朝鮮人の社民党首も、自分が権力の座から降りたくないからこんなことをしてゐるのであらう。

こいつらが、日本の根幹である「皇室」「天皇陛下」を失くさうと戦後から散々やつてきたのは本書に詳しい。皇室典範を改悪して、皇族会議を失くし、「平民(つまり政界に入つた共産主義者)」が皇室のことを決められるやうにした。

そして今また、「女性宮家」「女性天皇」から「女系」へと持つていかふとしてゐる。「女系」になれば「皇室廃絶」を必ず「伝統に反する」と反対するのが共産主義者のシナリオなのだ。この「廃絶」の手口も書いてあるが、それはこれまでの共産主義者の行動を鑑みて書いてあるのだが、共産主義者はよく言ふことを変へて正反対のことを言ふので、この手口の予想は十分納得できるものである。

この「手口の予想」を読んで、共産主義者の動きを知り真っ当な日本人はその動きを封じ込めるべきである。朝鮮マスゴミの報道する内容や持つて行く方向に賛成してはならない。


姜尚中を批判する 「在日」の犠牲者性を売り物にする進歩的文化人の功罪

2012年11月11日 09時23分23秒 | 人物伝、評伝 (自伝含)

鄭 大均氏の著書。

鄭氏は韓国人の父と日本人の母をもつ、岩手県生まれの在日韓国人二世であつたが、現在日本国籍を取得してゐる。
首都大学東京 人文科学研究科教授。

鄭氏は、在日に関する著書を多数出版されてをり、数冊読んで感想を投稿した。
「在日韓国人の終焉」「在日・強制連行の神話」http://blog.goo.ne.jp/liebe-kdino-schumi/s/%C5%A2%A1%A1%C2%E7%B6%D1
「韓国・北朝鮮の嘘を見破る」http://blog.goo.ne.jp/liebe-kdino-schumi/e/c518e4cd7d74888d94572327239efa52

デヴィ夫人なる人が9月28日のメルマガで、「誤解されている"在日"の真実」なる題名のメルマガを配信し、在日南北朝鮮人が吐いてきた嘘を真実のやうに書いたメルマガを配信してゐましたが、

未だにこんな嘘を配信し、ねつ造に加担する前に、鄭氏の著書を読んでからにしてもらひたい。 そして、未だに「南北朝鮮人が日本にゐるのは強制連行されてきたため」と信じてゐる人も、鄭氏の著書を読んで

「南北朝鮮人が日本にゐるのは、『一旗上げやう』 と自ら日本に来た、密航してまでも来た、戦後帰国のチヤンスがあつたのに帰国せずに残った」

嘘吐きであり、二世以降のはその嘘吐きの子孫であることを正しく認識してゐただきたい。そして、その嘘が公になると自分達の日本での「要求」が通らなくなるから、いつまでも嘘をねつ造し、その嘘により「日本にたかる」ことを考へてゐる

大変卑怯な人種

であることをまず、認識してゐただきたい。

それらを代表して、人前で「在日の悲劇・犠牲者」を大体的に宣伝してゐるのが、本書で批判されてゐる 姜尚中 なのである。

鄭氏のこの著書以外を読んで感じてゐたことだが、この人は朝鮮人によくありがちな「被害者意識」が無い。よつて、冷静に分析してをりなかなか勉強になる。

この視点で、姜尚中の著書「在日」そして「母」の弐冊を比較し、「在日論」の危険性を指摘してゐるのが本書である。姜尚中だけでなく、民団・総連と言ふ組織、それに対する日本マスゴミの反応などについても記述があり、なかなかためになる。

のつけから、大変面白い物が登場した。姜尚中なる人の「DVD付写真集」が出てゐるんですね。「写真嫌い」を告白された当人が、DVD付の本を出してをり、またその出版社がAERA。

姜尚中の著書の滑稽な中身の部分は鄭氏が批評してくださつてゐるので、詳細は省くが自分が受けた印象は「朝鮮人はやはり嘘吐き」と言ふ事だ。鄭氏が「きせかえ人形としての母」と表現してゐるのはその「嘘吐き」の好例である。

「在日」といふ著書の中で、姜尚中の母は、精神的に病を患いそしてその原因は在日といふ立場にあつた、日本のせいだ的な「悲劇の主人公」になつてゐるのであるが、
「母」といふ著書の中では、なぜか生き生きとした面が多く語られとても精神的病を患つた人と同一人物とは思へない。

「きせかえ人形」といふ表現はかなり的を得てゐる、「場面により対象となることに対して場面に合ふやうに仕立て上げる嘘」を吐く朝鮮人の壱面がわかる。

本書の内容は「おわりに」(P253-267)にまとめられてゐる。また、その中で鄭氏は「メディアが在日に機会を提供するのはいい。しかし、北朝鮮の独裁体制に擁護的な人間に機会を提供するのは民主主義社会への背信行為である」(P260)と指摘してゐる。

まさにその通りで、昔からマスゴミはこのやうな「シナ朝鮮への加担」を行なつてをり、そしてネツトがない時代には日本人はそれを信ぢてゐたが、現在もふその手は通用しなくなつてゐる。 ネツトを利用してゐる人の中にはマスゴミのこの加担に気づいてゐる人が多いし、フジテレビデモやNHKデモはその抗議の表れである。

話は戻るが、

「在日論」の危険性を7点ほど列挙されてゐるが、大まかにまとめると

「在日論は犠牲者性や被害者性を語り(騙り)ながら日本国の加害者性や差別性を批判する態度であり、隣接する日韓関係論や日中関係論との共同作業を通して、日本の歴史・道徳的加害者性の喧伝に寄与し、日本人の心に歴史的負い目意識を植え付けるとともに、隣国の人々には歴史・道徳的な優越意識を与え、また国際社会においては日本の否定性を語る(騙る)ときの手軽な根拠を提供するものとなつてゐる。したがって「在日論」にある嘘や欺瞞は戦略的なものである。 (P260-263、①から⑦に上げられたことをりゐべがまとめた)

よつて、「在日論」を読むときにはそこに書いてあることが「いかなる心理的効果を読み手に起こさせるのか」を考へながら読むべきだ。内容を全部信用して鵜呑みにするのは危険である。なぜなら、上記にまとめたことが狙いで「被害者」「犠牲者」性を高める目的であらゆる嘘がねじ込まれてゐるからである。

相手の手を知るには、いい本であらうが、貴重な時間を使つてまで読むものだらうか?と思ふ。 しかし、こんな人間がメディアに出て、嘘をばら撒きメデイアもそれを検証することなく、世間にばら撒いてゐるのだから(特に朝日)注意するにこしたことはない。

鄭氏は、在日南北朝鮮人に日本国籍を取得することを勧めてゐるが、日本人のあたくしは反対する。悪いが、こんな嘘吐きで、自分の都合のいいことばかりを主張し、いいとこどりをしたいがために日本にゐて朝鮮籍を主張するやうな「汚い精神」の人間は日本人ではない。

朝鮮人は、自ら日本に来て日本に残り、朝鮮人としての義務も果たさず、日本人としての義務も果たす気もなくただひたすら嘘により犠牲者性を主張し、カネをたかり、義務は逃れるが権利だけは欲しいんだといふ姿勢が、朝鮮本国からも日本人からも忌み嫌はれ、軽蔑の対象となつてゐることをいい加減気づくべきである。

それから、差別差別と言ひますが、戦後日本人と同様に土地をもらへたやうですね。どこが差別なんでせうね?在日企業も随分ありますが、ほんたうに差別があつたら、まず起業することが出来ないんぢやないでせうかね?

在日論のバカなところは、「犠牲者性」を出したいのだが、その端々に「日本人と同様にしてこられた」ことを「告白」してをり、自らの著書が嘘であると告白してゐるのに気付かないことである。 また、読み手もその矛盾に気付かなければならない。誇張された「表現」には注意すべきである。

鄭氏の本著書は、その「在日論」の読み方を教えてくれてゐる。