読書おぶろぐ

読んだ本の感想を書いてます

百年法(上・下)

2015年04月25日 20時38分58秒 | 小説

山田 宗樹氏の作品。

西暦2048年だかで始まる日本は「日本共和国」で国旗も変はり天皇陛下がゐなくなり大統領と首相になり、
製品はシナ朝鮮より劣化する・・・といふ大変をかしな未来の話。

だが反日議員が排出されればこの通りになりかねない。

そして、だういふわけかこの小説も、反日議員や集団がもてはやしてゐるシナ・朝鮮は

独裁国家

である。 この小説は、壱官僚だつた人物が担ぎ出す議員が独裁になり、その官僚すら手におえない
状態になり、官僚も「長い物にまかれろ」といふ状態になつていく・・・・

ばかに権力を与えるとろくなことにならない・・・といふ小説にしか見へないのだが

日本が落ちぶれシナ朝鮮の製品が日本に溢れ日本製より優れてゐる世が描かれてをり、
日本製がダメで 「さすが韓国製」とかシナ朝鮮の製品を持ち上げる記述がちびちび出てくる。

失笑してしまふが、あまりところどころに出てくるといい加減イライラしてくる。
あれは韓流ブウムとやらの最中に書かれたのだらう。

しかし今  日本の技術と金のないこの反日歴史捏造国家がすり寄つてくる現実があるので
ほんたうにイライラする。結局シナも朝鮮も日本の金と技術で持つてゐたのがバレたのがこの
2-3年である。

日本人は騙されなかつた、のかしらんが
日本の技術と金を反日にただで渡してゐた反日の裏切り者が政治と官公庁にゐたことは
日本人は肝に命じなければならない

こいつらが、歴史捏造に加担し日本人に負ひ目を負はせ、金と技術を反日に出させてゐたのだ

とくに 「さすが韓国製」 などと言ふところは、失笑を通り越して怒りを感じる。
そもそも朝鮮人はろくに橋も建てられないので(パラオで19年で崩落した橋は朝鮮人が建立した)、
この小説の通りにはいかないだらうが、日本人の技術を騙し取る、脅し取る、政策で技術が流れるやうにすれば

「さすが韓国製」といふ嘘が出来るのである。 それをやらうとしてゐたのが民主党であり維新であり他の
反日議員・官僚なのである。

製品だけではない。 この小説は天皇陛下の存在がなくなり、「共和国」といふ歴史のない他国と
同然の呼称になつた日本で、三日旗といふへんな旗を国旗とする国として描かれてゐる。

このツイみて、この小説を連想した。

この小説は、日本より朝鮮が優れてゐると反日がもてはやした時代への警告だつたのか、
それとも同調だつたのか・・・?

 

共産党というのは、戦前から変わらず、クーデターを起こして、天皇陛下を殺害して、人民共和国を作ろうとして来た人達。安倍死ね、天皇死ねと90年近く活動してきた政党ですよ。平和政党ではないですよ。革命は起こさないというのが社会党、武力革命辞さずが共産党。武力革命政党が平和か?


ロスジェネの逆襲

2015年04月12日 22時27分22秒 | 小説

池井戸 潤氏の作品。

おなぢみの半沢 直樹シリイズ。 半沢は前作で出向を命じられて終了する。 その出向先での物語。

銀行からその系列子会社の証券会社に出向を命じられた半沢。

その会社には、半沢同様銀行からの出向組と証券会社に就職した元々の社員がゐる。
両者の間には、奇妙な派閥といふか、壁があつた・・・

半沢シリイズは、バブル入行組から始まつて団塊の世代を上司に持つ好景気のバブル世代の話である。
この小説にもあるやうに、バブル時代に青田刈りで大した面接もなく取られた社員の中には
ほんたうに使へないのがゐる。

その後始末をしなければならない、バブルがはじけたあとに大変苦労して就職した部下。

その世界を描いてゐるのが今回のシリイズ。

親会社から出向してくると、大抵は親会社に戻ることを考へて子会社での仕事をそこの社員と
同様にこなすことは考へないのが通例かもしれない。 それが子会社の社員の反発を買ふことに
なるのにさういふ人はあまり気づかない。

果ては子会社の仕事を親会社に売つて、自分が親会社に戻るスベにしやうといふのが出てくる
今回のテイマはそこである。

悲しいサラリイマン、といふのを描く。

だが半沢はさういふサラリイマンとは違つて描かれる。 彼は子会社の社員とおなぢ気持ちで働き、
親会社である銀行に立てつく。

その姿は子会社の社員の信用を得るやうになる・・・・

胸をスク展開になるのだが

この小説では

バブル時代のバカの尻拭いをさせられ、腐つてゐるロストジェネレイションの世代に発破をかけて
ゐるやうでもある。

半沢のバブル世代は団塊の世代の迷惑を被つた・・・ ロスジェネ世代はバブル世代の迷惑を
被つてゐる・・・ 愚痴ばかり言つてゐないで、その世の中を変へろ

これを半沢が行動で示してゐるのが今回の作品と思ふ

ニイトだのなんだのゐるが

文句ばかり言ふよりまず、行動・・・ それが大事

ニイトなど、ゐる場所があるからああいふのが出来る。 ゐる場所が無くなれば必死になつてやるしかない。
その必死さが欠けてゐるあまつたれとしか思へない。

それを育てたのは、どの世代・・・?