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国難の正体

2015年01月24日 16時02分45秒 | 政治関連・評論・歴史・外交

馬渕 睦夫氏の著書。

馬渕氏は元駐ウクライナ兼モルドバ大使、前防衛大学校教授。
昭和21年京都府に生まれ、京都大学法学部3年在学中に外務公務員採用上級試験に
合格し、昭和43年外務省入省。

外務本省では、国際連合局社会協力課長、文化交流部文化第一課長等を歴任後、
東京都外務長、(財)国際開発高等教育機構専務理事を務めた。

在外では英、印、ソ連、ニューヨーク、EC日本政府代表部、イスラエル、タイに勤務。
平成12年駐キューバ大使、平成17年駐ウクライナ兼モルドバ大使を経て平成20年11月
外務省退職。

「グローバリズム」「男女共同参画」等が日本破壊工作であり、支那朝鮮の反日工作に加担するかのやうな
米の行動の理由、領土問題はないのに歴史捏造して竹島と尖閣諸島を自分達の物だと嘘を騒ぐシナ朝鮮の背景、
一時期見習えと持て囃された南朝鮮経済の実態と面白い。馬鹿な政治屋がまず読むべき。

馬鹿な政治屋が読むべきとまず思ふが、マスゴミの嘘もわかるので職業に関係なく選挙権を持つ人は
読み、この日本破壊工作政策を批判し代替案を出してゐる政党、候補者に投票すべきであらう。

マスゴミが騒ぐことを推進する政党や候補者は日本の邪魔なので、落選して消えるべきだ。

しかも、本書は既に欧州で起き欧州の国が崩れてゐる事実(移民政策が好例)を指摘し、今日本が
次の標的になつてゐることを明確、平易に書かれてゐる。

この本の知識を元に新聞、テレビ等を見ればいかにマスゴミが異常なのかよくわかる。

所謂「ネトウヨ」とか反日共産主義団体の構成員が言ふが、「ネトウヨ」もこの本に書いてあることに
気づいてをり、ネツトでいろいろ情報や歴史の事実を公表してゐる。

ではなぜ日本が今「狙はれてゐる」のか。

その背景が前半に書かれてゐて、なるほどと思ふ。特に、「アメリカッて胡散臭い国だよな」と思つてゐたが
(根本が反日なのはここ数年よくわかり、いくつかブログでホザきをしたが)、そのアメリカの半端ではない
「異常性」が明らかになつてゐて面白い。

とどのつまり、アメリカと言ふ国は、既に国ではなくなつてをり、背景で金を牛耳り、政治を牛耳り、自分達
だけが利益を得てゐる人間と恩恵に全く預かれない人間の集団になつてゐる。 
「国」といふ概念がない人達が金融と政治を牛耳つてゐるので、他国にも「国」と言ふ概念を捨てるやうに
せまつてゐる。

それが、グローバル化推奨といふ形で今日本で騒がれてゐるものだ。「国」といふ概念がない人達の
正体は、本書を読むと明確に書いてある。

日本は江戸時代のやうにもつと「閉鎖的」になつて、この「国」といふ概念の無い人たちの日本破壊から
日本を守らねばならない。 江戸時代がどれだけ日本人の力を発揮したのかは、今に続く数々の文化
で明らかである。

あれがもし、外から人が押し寄せ日本文化を否定し、止めさせるやうに仕向けたらとても今あの数々の
文化は残つてゐない。

それを考へると、今日本の家制度や伝統行事、しきたり、習慣が「グローバル」の名の下に外国の
やり方に変えられやうとしてゐるのは恐ろしい事だ。身近な例で、割と気づかないが顕著な例が
和暦使用から西暦使用に完全切り替え、併記もせずに西暦だけ記入するやうにしてゐる事だらう。

和暦は歴代の天皇陛下に準じて日本に続いてきたものであり、これを止めて西暦だけにするのは
日本の根幹の否定である。 「外国に通用しない」とか言ふバカがゐるが、日本独自のものだから外国
云々は関係ない。

個人的にあたくしは、直せと言はれない限り全部和暦で書いてゐる。(馬渕氏のプロフィールも本には
西暦表示されてゐたが、対象表で和暦表示とした http://seireki.hikak.com/ ちなみに1400年代
まで対照表がある http://seireki.hikak.com/y1400.php )

このやうに、少しずつ気づかないうちに日本否定・破壊が広がつてゐる。 その正体を知り相手の言ふが
ままに騙されないやうに、本書の一読をお薦めしたい。

参考に目次を以下に記す。

第一章 戦後「世界史」の正体
冷戦は八百長だった / 中華人民共和国建国の謎 / 朝鮮戦争の謎 / ベトナム戦争の謎 /
第四次中東戦争と石油危機の謎 / 湾岸戦争の謎 / アフガニスタン戦争の謎 / イラク戦争、
東欧のカラー革命、「中東の春」現象の謎

第二章 超大国「アメリカ」の正体
アメリカの世界戦略は誰が決めているか / イギリス金融資本家の軍門に下ったアメリカ /
アメリカの大富豪は「共産主義者」である / 「アメリカ人」のいないアメリカ

第三章 日本「国難」の正体
アメリカは占領時代に日本に何をしたか / 冷戦終了後日本がアメリカの「仮想敵国」になつた
現在進行中のアイデンティティ破壊工作 / ウクライナ大飢饉の教訓

第四章 明日の日本の生きる道
日本型民主政治の再生 / 日本外交の新境地 / グローバリズムを阻止する方法
究極の日本中立化構想

 


オレたち花のバブル組

2015年01月10日 20時42分35秒 | 小説

池井戸 潤氏の作品。

池井戸氏は昭和38年岐阜県生まれ。慶応義塾大学卒業。98年「果つる底なき」で江戸川乱歩賞受賞。
2010年「鉄の骨」で吉川英治文学新人賞受賞。
2011年「下町ロケツト」で直木三十五章を受賞 といふ経歴の持ち主である。

この前に、半沢直樹シリイズ第一作 「オレたちバブル入行組」といふのがあり、それも読んだ。

池井戸 潤氏の作品は初めて読んだが、中なか面白い。

展開が早く、小説といふより主人公の描写が画像を思ひ起こさせるテンポで書かれてゐるので
映像にしたらかなり面白く、効果的であつたと思はれる。

ドラマを観てゐなかつたのが残念

半沢 直樹が視聴率を取つたのは
誰しも今のお会社や環境の中で頭に来てゐることがあるも、半沢のやうに後先顧みずに正義を貫く事が
できない、そのもやもやを半沢が代行してくれたやうに思つた人も多いのではないか?

実際、半沢のやうにできるとすれば、いつお会社を辞めても生活に困らないやうな人であらう

現実は厳しい

これは小説だ

と思ふ反面

 

羨ましい、気に入らないあいつにこのやうにやり返してやりたい

といふ思ひが支持を集めたのでは…・? といふ気がする。

この人の小説はテンポがいいので、少し他の作品も読んでみやうと思ふ