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日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか

2012年07月01日 20時11分31秒 | 文化

竹田 恒秦氏の著書。

竹田氏は本書の扉に自筆のメツセイジを添えられてゐます。

正直、日本人が日本を愛せない、誇れない、日の丸君が代を国旗国歌と堂々と言ひにくい、といふ背景はすべて反日日教組の「悪巧み」の教育にある。反日日教組=朝鮮シナ、そして共産である。 この教育は戦後占領政策の際に敵国であつた米国が送り込んだGHQが米国の意思、日本を徹底的に破壊しやうといふ思想のもとに行はれてきたものである。

時を経て米国は自らが共産圏であるソ連と戦ふことになり、レツドバアジなどを断行したが時すでに遅し。共産思想の持ち主が日本の隅々にはびこり今にゐたる結果となつたのである。

なので、現在反原発・捏造慰安婦への加担・支持等々日本を貶める行動はすべて反日思想の朝鮮人、元朝鮮人、洗脳された左翼思想の日本人によつてなされてゐる。

この人たちは日本国籍を持つてゐても、天皇(すめらみこと)の臣民(おおみたから)になる思想はすでに持ちあはせてゐない。さらに言へばすめらみことを失くさうと女系天皇論などを持ち出してゐる。それも日本の伝統を無視して女性差別などといふくだらない思想で女性天皇を認めないのは差別だ、とやつてゐるのである。

マスゴミはこいつらに加担してゐる。なぜなら反日教育を受けてきて受験戦争を終了した世代がマスゴミに存在し、特に疑問も持たずに来てゐるのですぐにこの反日左翼思想に踊らされるからである。 なのでマスゴミの報道・放送はすべて逆にとつたはうがよい。天皇陛下や皇族に対する報道も敬語を使用してゐないし、「~さま」と言ふが本来は「~親王殿下」「~内親王殿下」と言ふべきである。

竹田氏は「『天皇』と書くと通常は『てんのう』と読むが、この読み方は中国の音であり、日本文明を論じるにあたっては日本の音の方が相応しいと思い、大和言葉にした。しかし、大和言葉では『すめらみこと』『すめろき』『すめらぎ』など、読み方は複数ある。
ただし、『すめらみこと』は単に天皇、もしくは今上天皇をさす言葉であるのに対し、『すめろき』と『すめらぎ』は、皇祖もしくは皇祖から続く皇統を意味する言葉で、古より続く皇統の連続性を含んだ文脈で用いられるため若干意味合いが異なる」と述べられてゐる。(P196-197)

よつてあたくしも、今後「すめらみこと」と表記することとする。

話がズレたが

竹田氏は世界45国を訪問されたご経験とご自身の知識の深さを生かして、本書を「世界と比較し、そしてやはり日本はすごい国なんだ」といふことを各方面からこの一冊にまとめられてゐる。 世界史と比較しながらの記述もあるので、欧米との比較を短時間で理解し日本ッて実はすごく長く続いてゐて、日本語は世界最古の言語だつたのね・・・と驚くと同時に世界の知識も得られるといふ良書である。

しかも、シナ朝鮮から伝来したと言はれてゐる箸が実は日本に先にあつたかも?と思はれる説やシナ学生が論文にしてゐる「日本からシナへ伝来した漢字熟語」の紹介、日教組が絶対に教へないであらう台湾で銅像が造られた日本人の話等々本書を教科書といふか副教材として中学・高校生に読ませるべきと思ふ話が満載の一冊となつてゐる。

目次 :

序章    世界でいちばん人気がある国「日本」
第一章  頂きます 【いただきます】  「ミシュランガイド」が東京を絶賛する理由
第二章  匠 【たくみ】 世界が愛する日本のモノづくり
第三章  勿体無い 【もつたいない】 日本語には原始日本から継承されてきた”和の心”が宿る
第四章  和み 【なごみ】 実はすごい日本の一流外交
第五章  八百万 【やおよろず】 大自然と調和する日本人
第六章  天皇 【すめらぎ】 なぜ京都御所には御堀がないのか
第七章  ジャパン・ルネツサンス 日本文明復興
巻末対談 日本は生活そのものが「芸術」だ  天皇から派生する枝葉のなかに我が国の文化はすべてある! 北野武X竹田恒秦
産霊 (むすひ) 天皇不在の日本論は日本論に非ず

竹田氏が第七章で書かれてゐるやうに、日本は日本を取り戻さなければならない・・・ あたくしは歌舞伎を観に行くが、あすこには「日本」が詰まつてゐる。

鎖国をしてゐてほとんど外国物が入つてこなかつた時代。 その時代に日本人が日本人だけで築いた感覚のすべてが歌舞伎にはある。歌舞伎に表される衣装に見へる色遣ひ、日本人の色彩感覚、隈取の独創性、衣装だけでなく舞台装置のしかけ、アクロバツトのやうな歌舞伎の技等々、日本人が生み出した独自の世界があすこには凝縮してゐるのである。 

明治維新後少しずつ失ひ、戦後の占領期にほとんど無、価値のないものとみなされた日本独自の日本文明が皮肉なことに海外で、大うけしてゐる。これは日本人は日本人たれと言ふ神の御意志ではないのか・・・?

それを多方面から一冊にコンパクトにまとめてくださつたのが本書である。

一読をおすすめする。

 



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