読書おぶろぐ

読んだ本の感想を書いてます

アメリカを変えたMillennial (ミレニアル)世代 SNS・You Tube・政治再編

2011年11月27日 19時30分33秒 | 政治関連・評論・歴史・外交

モーリー・ウィノグラッド、マイケル・D・ハイス共著。

モーリー・ウィノグラッド氏は南カリフォルニア大学テレコム・マネージメントセンター理事長。政策コンサルタント会社モーウィンのCEO。クリントン政権の二期目でゴア副大統領の上級政策アドバイザーに任命され、NPR(政府再生の国家パートナーシップ)の仕事を任された経験をお持ちです。

マイケル・D・ハイス氏は調査コンサルタント会社フランク・N・マギット・アソシエイツ社のエンターテイメント研究の元副社長。国内外のテレビ局の視聴者調査を行つた。ミシガン州民主党の世論調査専門家として活躍、上院選や州知事選で民主党を勝利に導いた経験をお持ちです。

オバマ氏が大統領に当選したときの、オバマ陣営およびクリントン、その他の陣営の「選挙運動手法」をテエマに、「アメリカの各世代の解説・分析」がなされてゐる興味深い書です。

まず、本書はアメリカの各世代の分析、そしてその世代が一番メインだつた時代の分析を試みます。事例はアメリカのホオムドラマの変遷を取り上げてゐるので、非常にわかりやすくまた、「人種のるつぼ」と言はれる国が何をだうドラマに反映し、社会を象徴するのかが外国人にもわかりやすい。嗚呼、アメリカと言ふ国はかうなつてゐるのね、とわかります。そこが日本との大きな違ひで、興味深い。

逆に、かういふ国の人が日本に来て自分の国にゐるのと同様のことをしたり主張するのだから、それは違和感を与えるわけである。良し悪しの問題ではなく、「行動の違ひ」の根本が解明されてゐるやうに思ふ。

インタアネツトやブロオドバンド他、アメリカから日本に来て普及する形になつてゐるとおり、アメリカのネツト活用は常に日本の先を行つてゐる。オバマ氏の選挙運動の時に、オバマ陣営は上手にインタアネツトのツウルを使ひ、支持者と資金を増やすことに成功した。

そのやうすが書いてある。

そして、テレビや新聞は「限られた使ひ方」をされるやうになつてくる。

日本ではだうか?

未だにテレビや新聞を信用してゐる世代もゐる。しかし、オバマ陣営が若い人をネツト活用で狙つたやうに、若い人はテレビや新聞よりもネツト・SNSを活用してゐる。まさに、アメリカの若い世代と同様の行動をしてゐるのである。

まだ

日本のマスゴミを含めた政界の人々は、ネツトをバカにしてゐるやうだ。

今、若い人で新聞やテレビ、所謂「メディア」を信用してゐる人はどのくらいゐるのか? 数値にすると相当低いであらう。「マスゴミ」といふ言葉がネツトでは常に使はれてゐるやうに、信用どころか「虚偽の象徴」としてあざ笑はれてゐると言つても過言ではないだらう。

現在、マスゴミが一切報道しないデモが全国各地で行はれてゐる。 

このデモはネツトで生中継・録画は動画で公開される。

そして、次回のデモの告知もネツトやSNSで通達される。 それにより、人が集まつてくる。 集まつてくる人の年齢は若い人だけではない。70代以上かと思はれる方々もゐる。 

報道されてゐなくても、知つてゐる人は知つてゐるのである。

なので

日本の政治家やマスゴミはそろそろ

自分たちが不要となつてゐること、自分たちが嘘を吐いてもすぐにバレ嘘を吐いたことが伝達されること、昔のやうに隠せないこと

を知るべきである・・・・

けふ、大阪知事・市長ダブル選挙があつた。 改革派と称してた人たちが両方とも当選した。

次の選挙は、だうなるのかな・・・・

 


戦争で読み解く日本近現代史

2011年11月27日 19時13分11秒 | 政治関連・評論・歴史・外交

河合 敦氏の著書。

河合氏は

 

1965年東京都生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。高校の教壇に立ちながら、歴史作家・歴史研究家として著述活動を行う。著書に「岩崎弥太郎と三菱四代」など。

正直本書は読んでません。図書館の新刊コオナアにあり、題名から「かういふ本で思ひッきり朝鮮の嘘をそのまま書いてゐる本が多いんだよな」と思ひ中身をチラ見しました。

図書館のサイトによりますと、本書の内容は :

  アメリカ、中国、韓国(朝鮮)、イギリス、ロシアの5国との関係に焦点をあて、日清・日露から太平洋戦争まで、外交のひずみがどのような形で戦争を引き起こしたのかを探る。外交を動かしたキーパーソンをめぐるドラマも紹介。

とのことで、各章の部分をちらちら見ましたら

やはり

大嘘発見

日韓併合の際に日本人が朝鮮に行き、朝鮮人に暴行と差別他をやり放題だつたとの記述がありました

また、いや、まだこんな嘘書いてゐる本があるのか。まあ、NHK出版だからな。

しかしこの著者。1965年生まれと言へばあまり年寄ではないが、その昔、嘘を教へられて何も疑問を抱かずにそのまま来たのか知らんが。

いやしくも、高校の教壇に立つ身であるなら、もふ少し幅広く勉強すべきだ。 少し勉強する生徒なら、この人の言ふことは嘘と見抜き教師といふ前に人として信用はないだらう。


あなたがメディア! ソーシャル新時代の情報術

2011年11月03日 13時58分36秒 | 社会・報道・警察・教育

ダン・ギルモア氏の著書。
ジャーナリスト/ブロガア。アリゾナ州立大学ジャーナリズム・マスコニュニケーションスクウルのデジタルメディア・アントレブレナーシップセンタア(ナイトセンタア)所長、教授。

1951年NY生まれ。バーモント大学卒。プロのミュージシャンとして活動後カンザス・シティ・タイムズ、デトロイト・フリープレスなどを経てシリコンバレーのサンノゼ・マーキュリー・ニュースでテクノロジー担当のコラムニストを94年から05年まで担当。99年にブログ「eジャアナル」を運営、現在は本書の活動サイト「メディアクティブ(mediactive.com)を運営。英ガーディアンにも定期コラムを持つ。著書に「ブログ 世界を変える個人メデイア」がある。

一言で言へば、現在なんらかの形でネツトに携はり、そして自身がツイツタアやミクシイ、フェイスブツク等々のアカウントをもち自分から「情報発信」してゐる人は一読したはうがよい。

アメリカには日本にまだ来てゐない、様々なSNSがありいくつかの比較もあるが、フェイスブツクのプライバシイに関する「問題点」の指摘など、通常何気なく登録してそのままの人は知つてをく必要もあると思ふ。

ツイツタアなどで「自身の犯罪告白」や免許の写真をマルマル載せ、「個人情報世界公開」などしてゐる人は本書を読んでも、全く通じないのであらうがそんな危機管理をあまり意識しない人や「オオピラに『今すぐ!無料アカウント』と謳つてゐるのだから、変なことはないだらう」と過剰信用することは危険であり、「契約書を理解した上での署名」を徹底してゐるアメリカ人ならではの意見があり、勉強になる。

しかし、本書の最大のテエマは「現行メデイア批判」であらう。皮肉とも言ふか、この訳者が朝日新聞編集委員の平 博和氏である。平氏は本書を翻訳しながら熟読するといふなかで、日本の「記者クラブ」といふ最大の問題の元凶、そしてそれに基づき「事実を報道しないメデイア」のなかにゐて何を考えたのか訊きたい。 (訳者あとがきには全くヒトゴト(他人事)の内容が並んでゐた)

朝日新聞の場合は事実を報道しないどころか、慰安婦記事の捏造まで行なひ、未だに謝罪訂正してゐない。その新聞社の編集委員がメデイア批判をテエマとした本を訳すとは、ものすごいブラツク・ユウモアだ。

 本書を読んでゐると、アメリカのメデイアも日本のマスゴミとそうそう大差の無いことがわかる。しかし、唯一(と思ふ) 違ふのは、新聞社がそれぞれ物事に対する立場を明確にしてその上での記事発表になつてゐることだ。 日本の場合、「ぼんやりしたイメエジ」はあるものの、明確にしてゐないので「以前正反対のこと言つてませんでしたか?」と唖然とさせられることがある。

そして、ここが共通だが

訂正記事や謝罪記事が圧倒的に、無い。(アメリカの新聞は訂正すると聞いたことがあるが、本書によると無いらしい)

自分個人でも感ぢてゐたが、そのうちマスゴミは不要になるだらう。今でさえ、マスゴミは不要となつてゐる。

尖閣諸島中国人領海審判事件の画像を日本のメデイア持ち込みではなく、CNNに最初送付し次に自身でYou Tubeに投稿した。これは日本マスゴミが信用がない証である。

また、全国各地でウジフジテレビデモが8月から毎月起きてゐるが、放送したマスゴミは一社もない。 花王デモもサーチナ以外記事にしてゐない。

未だにマスゴミは「隠せる」と思つてゐるのだらうか?

この本が「あなた(いわゆる、ネツトブログサアビスにアカウントをもち「情報」を発信してゐる人)がメデイア!」と題してゐるやうに、既にマスゴミは隠せない状況に来てゐるのだ。自社で報道しないことにして、隠しても、現場に居合わせた人が自身で投稿し世界に公開できる時代になつてゐるのだ。

その投稿を見た人がツイツタアに投稿する、他の人がアクセスする、リツイイトする、あつと言ふ間に広がる。見た人はテレビや新聞を見る、放送・報道が無い。

マスゴミが報道しないことが、ネツトで次々に公開されて行く。なぜ報道がないのか? 裏事情を調べると親戚関係とか株を持つてるとか、「関係」が見えてくる。

「報道しない」「隠す」マスゴミが信用を失ふだけだ。 

今ネツトをよく見てゐる人は、マスゴミを「監視」のやうな気分で見てゐるだらう。未だに新聞を購読してゐる人はすごいと思ふ。報道しない=自分たちや身内に都合の悪いことを隠す企業に金を払ふ理由が見当たらない。