寒川 旭氏の著書。
寒川氏は昭和22年香川県生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士であられ通商産業省(当時)工業技術院地質調査所および独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員を経て、現在産業技術総合研究所招聘研究員。地震考古学・地震地質学専攻であられる。
本書は縄文時代から近現代まで、日本にどのやうな地震があつたかの解説書。
増補版はあとがきに東日本大震災に関する記述があり、2011年5月に発行されてゐる。
縄文時代より、日本全国にわたり大きな地震があり、それが日本書紀や続日本書紀などに記述されてゐたり、時代を重ねるごとにその時代の歴史書よりも個人の日記や旅行記のやうな文書に赤裸々な被害の記述がある。その引用と同時に地盤の解説をしてくれてゐる。
日本は、もともと地震でできたやうなところなので、どこに行つても地震がある。それは避けられないやうだ。
地震の規模も寺や民家の崩壊、大津波などの記録が室町時代までに何度もあることから今回の震災は、昔から日本人が乗り越えてきたものの一部なのだと思ふやうになつた。何百年かに起きるこの大地震、この時に遭遇したのが今なのだ。
そして、古来の日本人は何度もその地震により破壊された環境や建物の中から何かを学んで生きてきた。
きつと、それが今回の震災で諸外国が「暴動が起きない」「整然と並んでゐる」「津波で流された金庫が戻された」等々驚愕した「遺伝子」を作り上げたのだと思ふ。
(個人的おホザキだが、震災後に盗難行為をしてゐたヒトモドキは日本人の遺伝子が無いのだらう。実際、嘘吐き民族大陸中国人らが略奪と盗みをやつてゐたやうだ。自民党議員のツイツタアで知つた)
今回の震災で、現代の日本人は何を学べるか・・・だと思ふ。古来の人たちが乗り越えてきたやうに、これは日本にゐるかぎり起きる出来事なのだ。
江戸時代末期の安政江戸地震(安政2年、1855年11月)の地震で当時16歳の佐久間長敬(おさひろ)といふ江戸町奉行与力の話が出てくる。
佐久間長敬は「慶長伏見の大地震(本書第四章に記述)」を思ひだし、江戸城にかけつけやうとしたが父に戒められて奉行所へ向かつた。
南町奉行所へ駆け付けた彼は与力・同心たちと協議して罹災民に炊き出しの握り飯を配る、
家を失つたものへのお救い小屋を建てる、けが人の速やかな治療を行ふ、問屋惣代を呼び出して日用品などを買い集める、
職人組仲間惣代を呼び出して国々から職人を集める、売り惜しみや買い占めを警戒する、物価や手間賃のほ法外な引き上げを取り締まる、
与力・同心が町を見まわる、町名主にも対策係を割り振るなどを決めた。 地震の翌々日には瓦版が出回り、焼失した町を図示した絵図が大量に発行された。(P192-193)
見てください、これ。
民主党が「未曾有の大震災」と言ひ訳して1年経つてもろくなことが出来ないのと違ひ、さすが日本人ですね。民主党は十分朝鮮人の能力を見せてくれましたけど、やはり根底から違ふのですね。
みなさんよく考えて投票しませうね。朝鮮人はとにかくウソが上手いが実がない。
話は戻るが。
今回の震災でわかつたのは、阪神淡路大震災を経験し、過去にこれだけ記録のある大地震が日本各地で起き、津波の被害も各地で起きてゐたと言ふ事実があつたのに
江戸の16歳の与力のやうに、過去に教訓を得た行動を政治がしなかつたことだ。 放置してゐたのであらうか? 原発事故など、その典型例だ。
民主党は朝鮮人なので除外しても、自民その他の国会議員が全部朝鮮人なみの能力しかないのか朝鮮人なのか、はつきりしてもらひたい。
1年ずつと見てゐたが、今の政治屋議員では絶対にダメなんだとこの16歳の与力の行動でわかつた。
まず一人ひとりが考えて行動することだ。選挙こそが重要だ。考えないで詐欺商法まがひの広告に騙された結果が今なのだ。ウマすぎる話はほとんど詐欺なのだから、現実に実現可能なのかだうかよく検討することが必要だ。
地震を教訓として生かせば日本は世界にまれな「何か」を得ることが出来るのではないか? 既に耐震の技術はある・・・その他にもいろいろ学んで次に生かせることがあるはずだ。
さういふことを考えて行動する人たちが政治をやつてもらひたい。