読書おぶろぐ

読んだ本の感想を書いてます

僕が一人のファンになる時 2

2014年03月21日 20時36分40秒 | エッセイ

堂本光一さんのエツセイといふかF1論といふか・・・ 3年前の続編のやうな「グランプリトクシュウ」の連載の単行本。

堂本光一さんの、F1に対する考えがつづられてゐる。

自分もF1,ミヒャエル・シューマッハーが大好きで観てゐて、鈴鹿に10年に渡りシューマッハーの走りを観に行つてゐた。

光一さんとは好きなドライバアが一緒なのだが、その好きな理由もおなぢことを感じてゐるので共感する部分が多い。

シューマッハーの他に好きなのは、光一さんはライコネンと書いてゐるが自分もライコネンのクウルなところが好きだつた。車が原因でリタイアした際にもインタビュウでチイム批判をすることなく「これがレースなんだ、次頑張るよ」と淡々と言つてゐたのが印象に残つてゐる。

シューマッハが再度引退してから、全然観なくなつてしまつたF1なのだが、観なくなつた原因はシューマッハの引退だけでなく「商業主義」が感じられるFIAの体質に影響されたレイスがつまらなく感じた事も原因。

今やたらとレイス数が多くなつてるんですね。予選の時からのタイヤのレギュレーションやら、ファンが楽しむのは二の次で、なんか観てゐて面白いと思はなくなつたことが大きな原因。

光一さんは、そのあたりの事を的確に書いてゐたので、さうさう、さうなんだよ~、おなぢ事思つてたよ~と思ひながら読んだ。

興味を失くしてゐたF1だけど、光一さんの意見読んでたら、今年から観やうかな・・・といふ気分になつた。

BSだけになつたのね・・・ しかもウジか・・・・ 

http://www.bsfuji.tv/top/pub/f1.html


カストロは語る

2011年03月20日 20時22分58秒 | エッセイ

フィデル・カストロ氏が国営新聞「グランマ」に連載してゐる「フィデルの考察」の翻訳書。

キューバを旅行した際に、アメリカの経済封鎖およびテロ(と思ふ)の被害を知り、窮状といふか老朽に唖然となつたが、それに負けづに生活してゐう人々そして医療費無料など福祉の日本よりも充実してゐることを知り、感嘆した。

カストロ氏の考察力や観察力、論理的思考にも感嘆してゐたが、本書ではそれを堪能できると思ふ。

一番最後の三回にわたる掲載「わたしたちが絶対に忘れないこと」は、日本のピイスボウトの人たちとの会談となつてゐて、こんな活動の交流があつたのかと驚いた。

カストロのやうに、大国に堂々と反論できる人はさうゐないと思ふ・・・・・・

 


僕が1人のファンになる時

2011年01月23日 19時25分26秒 | エッセイ

堂本 光一氏の「F1グランプリトクシュウ」の連載に加筆・修正したもの。

光一氏のF1好きはファンの間で有名であるが、連載記事のほかにツインリンクもてぎにあるホンダコレクションホール、ブリジストン、アライ、プーマへの体験取材も掲載した本。

本書は光一氏がF1を好きになった理由、光一氏が考えるF1の魅力、好きなF1ドライバー、光一氏を惹きつけてやまないフェラーリ、光一氏のなかの「F1と日本」、光一氏の仕事とF1のほか体験取材が掲載されてゐるのであるが。

共感することが多かつた、一冊であつた。

特に「第二章 僕が考えるF1の魅力」「第三章 僕が好きなF1ドライバー」そして「第五章僕の中の『F1と日本』」は共感・同意見の部分があり、改めてさうだよね、さうだよね・・・と思ひました。

「セナとシューマッハーは特別な存在」(P62-69)も勿論、「シューマッハーのプロ意識に感銘」(P70-74) は全く同意見です。それから、「ライコネンの仕事観への共感」(P76-78)も同感です。ライコネンはクールで、マシントラブルでリタイヤしたときもチームを責めることは言はづ「これがレースなんだ」と淡々としてゐました。そこに人間的な格好よさを感ぢたものです。

逆に、知らなかつたことを知つて「嗚呼、さうなんだ」と思つたのは「第四章 僕を惹きつけてやまないフェラーリ」「第六章 僕の仕事とF1」。今まで舞台やコンサートを観てゐたが、嗚呼これでもふ少し光一様を彼が望む角度で見られるかな?と思つた。2月にEndless Shock に行くのでそのときに少しでも光一様が望む角度で観るやうにゐたします。

「なぜ日本人はF1で勝てないのか」(P122-)ですが、一部共感と感ぢてゐたのは日本国内に留まつたままであると、交渉ベタなのと同ぢで自己主張が弱いところがあります。ヨーロッパの人など、昔から陸続きで違ふ民族と交渉をしてゐますので、自己主張が強いし交渉(かけひき)が大変上手い。これは感心させられたのと同時に、「なんか遠慮してるな・・・」と思はづにゐられないところが今までのレエスで多々あつた。

しかし、昨年の小林可夢偉選手はそんなことを吹き飛ばす走りと自己主張があつた。なので、期待してをります。堂本氏が記述されてゐるやうに、佐藤琢磨氏も走り(自己主張)がよかつた・・・ F1から離れたのは残念だつた。

堂本氏が記述されてゐるやうに、「なぜ日本ではF1がメジャースポーツにならないのか?」は個人的意見ではマスゴミだと思ひます。御存知か知りませんが、F1レエスを放送してゐるのは地上波はフジテレビが独占であり、しかも深夜放送です。これでは普及しないのも無理はありません。サツカアなどのやうに各テレビ局が順繰りに放送・番宣しないことは一つの大きな要因だと思ひます。夕方のおにゅーすなどでもF1レエスが日本(鈴鹿)で開催されることを放送するのはフジテレビだけです。これではF1を知らない人は多いと思ひます。

堂本氏が「世界最高峰の舞台で日本人選手や日本のメーカーがすごく頑張つているのに、なぜ日本の人たちはもつとサポートをしないのか?それがすごく残念ですし、不思議です」(P116)と記述されてゐますが、マスゴミが一社独占などとやつてゐるから他のマスゴミが宣伝も貢献を報道もしないのです、と思ひます。(トヨタなど参戦したときには会社を揚げてであらう、観客席が「トヨタ」の地帯が多々ありました)

鈴鹿に10年かけて通つたあたくしとしては、「僕の愛する鈴鹿」(P125)の鈴鹿サーキットのコーナーに関する記述に関しても同意見です。約1時間半かけて、徒歩で一周したことがありますが、それゆえコースのアツプダウン、コーナー、シケイン等々面白さが凝縮されたサーキットだと思ひます。

それから、知らなかつた「フェラーリ特有のドライビング」(p101)  渋滞で半クラツチになるとクラツチが熱を持つて警告音が鳴るので、前の車とスペースを空けてからビューンと加速して半クラツチの状態を解除する必要がある・・・とは!! 

一度、公道でみて「何カッコつけてんだ」と思ひました、光一様がお書きになつてゐるとおりのことを思つてをりました・・・・ごめんなさい  理由がわかりましたので、今後フェラーリが急加速を地道にやつてゐるのを見たら、「半クラツチを解除してゐるのだな」と思ふやうにゐたします。 

昨年など、ほとんどF1を観なくなつてしまつてゐたけど(セナやシューマッハーの走りをする人がゐないこと、シューマッハーも復帰したけど「不調」でテレビに映らないことが原因)、しかしシューマッハーに関しては堂本氏が記述してゐるやうに「近いうちに僕たちをふたたび驚かせるようなドライビングを見せてくれると思っています」(P74)とシイズン後半に思つたし、この3月の開幕戦からまた観やうといふ気になりました・・・

どんな姿も似合ふ堂本氏であるが、レーシングスーツはことさらであった。。。。


旅ボン イタリア編

2011年01月14日 19時57分21秒 | エッセイ

ボンボヤージュさんの、初海外旅行体験本。

ボンボヤージュさんの公式サイト ↓

http://www.bonsha.com/

富士山編、北海道編とあるけれど最初の旅ボンです。

可愛くなつた登場人物(編集者さん、通訳さん、ボンさん)たちとイタリアが楽しめる。

行つたことのあるイタリアの都市を懐かしく思ひだしながら読みました

ヴェネツィアの、絶品アルデンテの手長海老のパスタ、ローマのパニーニを思ひだしたな~

 

 


旅ボン 富士山編 北海道編

2011年01月05日 16時37分44秒 | エッセイ

イラストレーター、ボン・ボヤージュさんの旅物語。

ボンボヤージュさんとは ↓

http://www.bonsha.com/info/bonboya-zyu.html

イラスト(漫画チツク)にボンさん、と編集社の方々との旅のやうすが描かれてゐる。

ボンさんのネコを始めとした動物、編集者の方々のイラストが微笑ましひ。

載せたいけど、著作権の問題があるので ↓ こちらでご覧ください。

http://www.bonsha.com/welcome2.html

現在、旅ボンはこの2冊に加へて「イタリア編」の三冊が刊行されてゐるやうです。「沖縄編」も刊行予定らしいのですが、未だ発刊されてゐないやう。

楽しみにしてをります。

ちびギャラがまた可愛ひ (カレンダー買ひました)