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ワクチン-その2-

2021-02-23 14:24:22 | 病気
昨日は5月のゴールデンウイークの頃の陽気。今日は3月の気温。
どちらも2月にしては暖かいはず。
だが、「ちょっと草取りでもしよう」と外に出た父はすぐに戻ってきて「寒いからやめた」と。
確かに北風はちょっと寒いが、日差しは暖かく降り注いでいる。

久しぶりに昨日は外歩きをしたが、暑くて汗をかいてしまった。
何しろ、どのくらい薄着で外に出ていいのかが分からず、いつもの服装より一枚少なくして、上着も薄手のウインドブレーカーを羽織った。
が、すでに若者はTシャツ一枚や、ノースリーブのお嬢さんがいたり、半そでシャツで犬の散歩をするおじさんなどが散見され、私が汗をかくのも当たり前と言える。



先日からコロナワクチンをネットで検索している。
新聞記事や科学雑誌、大学のHPなど割と信頼を置ける記事を読んでいるが、私のようなおばさんが理解できるように分かりやすく書いてある記事は滅多にない。
一つ読むと一つ疑問が湧き、それを検索して別の記事を読むとまた違う疑問が湧く。
誰か詳しい人がそばで説明してくれないかな~と思う。

TVの情報番組でも「メッセンジャーRNA」や「PEG」などの単語が聞かれるようになってきた。自分で「mRNAワクチン」と書いておきながら、mはメッセンジャーという意味かと今更ながら気づいたりする。

「mRNAワクチン」の説明を図解して説明している番組があったが、体の細胞に侵入してそこで自分でスパイクを作り、そのスパイクの抗体ができることでコロナウイルスの重症化を防ぐと説明していて、ゲゲッ!と思った。
私の細胞にワクチンが侵入してでスパイクを作るんだ!
それって、遺伝子が組み替えられるわけ?何だかこわーい!
私の細胞の中のRNAはどうなるの?と疑問だらけになった。

簡単に言うと、RNAは生体内でタンパク質合成を行う鋳型のようなもの。
ワクチンを接種すると、人の細胞はmRNAの設計図をもとにコロナウイルスの一部であるスパイクタンパク質を合成する。このスパイクタンパク質の特徴を免疫細胞に覚えさせることで、本当のウイルスが侵入してきたときに攻撃して撃退する。ワクチン接種でウイルス本体は作られないため発症する心配はない。

当初、RNAを使ったワクチンは人のDNAを変異させるという誤った解釈がSNSを中心に流れていたが、安全性としてmRNAワクチンが細胞内のDNAに影響を与えたり、再プログラムするようなことはない。mRNAは外来タンパク質を産生した後、細胞内で分解される。


この辺で、理論上は心配はないのかなとちょっと安心した。しかし、あまり一般的にされていない記述もある。

PEGに関しては、化粧品や歯磨きに使われているため、ワクチン接種によりPEGアレルギーを発症すると、PEGが使われた化粧品や歯磨きだけでなく、医薬品やポリウレタンフォームやスパンデックス繊維など、様々なものに含まれたPEGにアレルギー反応を示すことになり、日常生活にもかなり支障をきたすかもしれない。

ウイルス感染がほどんど生じない筋肉細胞にウイルスが感染した場合、ごくまれに自己免疫疾患が生じることがある。mRNAワクチンは筋肉注射されており、筋肉内でスパイクたんぱく質が発現すると何が生じるのか、細かい影響は分かっていない。したがって、副反応として思わぬ症状が報告されるかもしれない。


そうこうしているうちに、昨日の毎日新聞の朝刊のロシアのワクチンに関する記事が目に留まった。ロシアが国産ワクチンを使った「ワクチン外交」の攻勢を強めているというもの。

約2万人が参加したスプートニクⅤの治験で91.6%の有効性が確認されたという中間報告があった。ロシア製ワクチンに懐疑的だったEU加盟国でも好意的な反応。
スプートニクⅤの使用を承認する国は南米や中東など30ヵ国以上に達し、すでに50ヵ国から注文を受けていると言う。


注目したのは、イギリス製のアストロゼネカと同じウイルスベクターワクチンという記述。

スプートニクⅤは、風邪ウイルスの一種であるアデノウイルスを使った「ウイルスベクターワクチン」。アデノウイルス自体を無害化して「運び手(ベクター)」として使い、遺伝子を組み込む。接種すると人の細胞に侵入し、遺伝子によって新型コロナが持つタンパク質を合成する過程が、自然感染して体内で増殖する過程と似ているため、効率的に免疫が得られると期待される。
唯一の弱点は、アデノウイルスに対する免疫もできてしまうこと。将来的に同じウイルスを使ったワクチンを繰り返し接種すると、免疫によって運び手として機能しなくなり、ワクチンの効果が期待できない可能性がある。ロシア製ワクチンは2回接種が必要だが、1回目と2回目で異なるアデノウイルスを使ったものを接種しているという。


ロシア製ワクチンのことはあまり興味はないが、アストロゼネカのワクチンと言えば、日本でも兵庫県で作られていて、その内日本でも接種が始まると思われる。
今までmRNAワクチンのことばかり気にしていたが、ウイルスベクターワクチンを接種する可能性もあるはずだ。ちなみに中国製のワクチンは不活性化ワクチンのようだ。

ウイルスベクターワクチンとは、ヒトに対して病原性のない、または弱毒性のウイルスベクター(運び手)に抗原たんぱく質の遺伝子を組み込んだ、組み換えウイルスを投与するワクチン。ウイルス自体が細胞に侵入し、細胞質で抗原たんぱく質をつくり出すことで、抗体をつくる。


安全性については

mRNAはDNAがある細胞の核には入らず、体内にも留まらないため、理論上は安全なワクチンだ。BCG、麻しん・風しん(MR)混合ワクチンなどに用いられている従来の「生ワクチン」では、弱らせた病原体を人体に送り込んで免疫を獲得する。そのため、おたふくかぜワクチンのように、自然に感染するよりはリスクが低いものの、まれに髄膜炎のような副反応が発生することもある。一方、mRNAワクチンやウイルスベクターワクチンは、ウイルスの設計図の「一部」しか情報がないため、新型コロナウイルス自体が細胞で作られることはない。つまり、ワクチンを打っても新型コロナにかかることはない。

こういった情報は、ネットでは得られるがTVの情報番組では見られない。
ある医師が「様々な情報がネットには溢れているが、そういうものは見ないで、安心してワクチンを受けてほしい」と言っていた。
TVを見ている人は、情報をきちんと受け取ることができないと言いそうな様子。
こんなおばさんでも、この程度のことは理解できる。
もっと情報を出した方が、「何となく分からなくて怖い」と思ってワクチン接種をためらっている人たちにはいいのではないかと思う。
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