遠方からの友

昨日の青空が嘘のように、今日は朝から曇り空。
午後になって冷たい雨が降り始めた。



一昨日の夜。遠方に住む友人からラインが入った。
「実は福岡にいるの」だって！
翌日の帰りの飛行機までの間遊ぼうということになり、昼前に博多駅で待ち合わせた。





駅ビルの屋上には、「つばめの杜(もり）ひろば」と銘打って、鉄道神社や展望テラスなどがある。
鉄道神社の参道の梅が咲いていた。

ニュースで「太宰府天満宮の飛梅が咲いた」と言っていたが、散歩の道すがら見かけたわが家の辺りの梅の蕾はまだまだかたかった。
博多駅で咲いているということは、やはり都会はちょっと気温が高いようだ。

お天気がいいので、遠くに山や海が見えるコンパクトな博多の街を眺めながら、展望テラスに腰掛けてしばらく話し込んだ。
外なのに、風も冷たくなくて座っていても寒くない。
寒くないのはありがたいが、やっぱり異常だと思う。

二人でデパートを散策したり、家電販売店を彷徨ったり、「滅多に行かない牛丼屋に行ってみようか」と入ったり、学生時代に戻ったような気持ちになる。
突然の呼び出しだったから、夕飯の準備があるため駅で別れて帰ったが、本当は空港まで行って見送りたかった。新しくなったという空港もちょっと見てみたかった。

少し名残惜しいくらいが、次に会う時の楽しみが増すのかもしれない。