夢の人

心はいつまでも子供のまま。生活感無き こだわり人は、今日も夢を追いかけて多忙です。

お化け屋敷 『呪い着ぐるみギギ』

2017-08-24 02:51:33 | Weblog
 個人的に毎夏の恒例行事にしている、”お化け屋敷プロデューサー”の五味弘文氏が手掛けるお化け屋敷。 『呪い着ぐるみギギ』に行ってきた。
 今年の会場は「ひらパー」いわゆる「ひらかたパーク」内のイベントホール。 9/3(日)迄の催しで開催時間も期間で異なる為、お盆が済んで来園客も落ちついたであろう時を狙って体験した。
 ストーリー概要は下記のとおり。
 「病弱な喜一の唯一の友だちは、心の中に住んでいる “ギギ”というウサギでした。 二人は窓の外の観覧車を見ながら、一緒に遊園地に行く約束をしました。 しかし喜一は、念願の遊園地で出会った教師の意地悪なひと言に傷つき、やがて亡くなってしまいます。 しばらくして、喜一が残した絵から着ぐるみのギギが作られました。 けれど、その着ぐるみは、喜一を捜して勝手に動き、人々を襲い始めました。 ギギが喜一以外に抱く感情は、怨みだけだったのです……」
 このストーリー内容は基本として頭に入れておくだけでよいと思う。 はっきり言ってあまり重要ではないからだ。
 以下ネタバレを含む感想になるので、これから体験したい方は回れ右しちゃって下さいね。
 率直な感想を書くと、「ひらかたパーク」という御家族様歓迎場所になってパワーダウンしてしまっていた。 前作や前々作の恐怖感を煽る方法が今作では、ゆっる~いモノになっている。
 ドアを自ら開けて進む方式は同じだが、造形物の幾つかがあまりに簡素だし、人間による怖がらせは人手不足かと思われるほど少ない、といおうか同じ人がその場をクルリと回って兼任しているのである。
 ホラーアドベンチャーゲーム『サイレントヒル3』へのオマージュは想定済みとしても、日本的な湿度の高い恐怖を削るのはいただけない。
 出口直前で笑顔の係員から或る行動をとるよう言われるが、お約束過ぎる。
「いかがでしたか?(ニッコリ)」
 と訊かれても
「面白かったです(愛想笑い)」
 と答えるぐらいな私。
 欠点を書き連ねたわりには楽しんでいたのだけれど、毎年行っているからどうしても比較してしまう。
 五味さん、どうか次は純和風で陰翳を強調した作品に戻して下さい。

 あと、「ひらパー」では久しぶりにジェットコースター「レッドファルコン」に乗って懐かしさと爽快さに浸った。
 夕暮れ近い柔らかな風に吹かれながら花壇傍を歩き、
「はー、いい夏休みだわぁ」
 と小さく独り言が出て、8月も終盤に近づく。

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