【2歳9ヶ月】
今日のおやつは・・・ないっ!? そうだ、昨日ぜんぶ食べきっちゃったんだ…。
双子を連れての買い物は億劫なので、私もだいぶ、計画的に買い物をするようになってきました。そして、常に備えておく物リストもあります。おやつも日数を数えて買ってきているのですが、最近はよく、こういう非常事態に陥るんですよね…。
そこで、ベーシックな材料で作れる、クッキーを作ることにしました。我が双子もクッキー作りに初挑戦!・・・いやぁ、私も20年ぶり! いや、25年ぶりかも!?
クッキー型なんて持っていないから、生地をクルクル丸めて、ペンペンペン
鉄板にベチョン
うっ! 指跡ベッチョリついてて、家族以外は食べたくないだろうな…
丸生地に耳をくっつけて、「はい、ウサギとネコ!」と成形してみせたら、今度は真似しようとして耳ばかり作る。『合体させる』と言うことがまだ分からないということか?
焼けたかな? あれ、生地どうしを離さないと、くっついちゃうんでしたっけ? ウサギもネコもどっか行っちゃった・・・
さーあ、自己責任だよ! しっかりお食べ。
時に、2歳児のおやつの量って、いったいどのぐらい食べさせていいんだろう? 離乳食時代は「ビスケット2枚とヨーグルトと~」とか、いつも一定量を食べさせていたけれど、最近はそれでは不満らしく「お代わり!」攻撃がすごくて、好きなだけ食べさせてしまっているのだけれど、おなかいっぱいになればやめるからと、これで良いのだろうか?
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コート・ダジュールでバカンスを!
【2歳9ヶ月】
今日は、この辺りでは最大規模を誇るグリモー( Grimaud )の蚤の市( Brocante )へ、お宝探しへ行ってきました。
こういうビンテージ物のコレクションは分かるとして・・・
マネキンのお下がりは、ねぇ・・・
女児用のお人形さんもそうだけど、肌の色が白・黒・カフェオレとあるのがフランスらしいなあ、と。
毎度のことながら、私の眼にはガラクタとしか映らないものの中から、必ず戦利品を見つけてくる主人。店で新品を買うったって、この商品が値段相応かを見極められない私には、ここでは確実にぼられそうなので手を出さないことにしている。
約1年前に日本へ一時帰国した際、ヤフーオークションで子供の物をいろいろ購入してみたけれど、あまりに面白くて、何故フランスにこのシステムがないのだろう?と考えたが、そうか、いまだに『人対人』で生きているフランス人にしてみたら、売り側と買い側の漫才のような駆け引きが楽しいのであって、相手の顔も見えないネット上で値段のみの駆け引きなんて、さらさら興味もわかないのだろうな。
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コート・ダジュールでバカンスを!
【2歳9ヶ月】
今日は娘の方にやられました・・・庭に咲く花を全部、摘み取られたよ…。昨日の今日なので、怒りにフルフルと震えながらもママン、「お花、痛いって言ったかなあ?」と絵本のフレーズそのままに、少々すっとぼけたことを言ってみました。そうしたらやはり、「トラバイユ! Travail! (お仕事してる!)」だと…。そう、双子はちゃーんと見ていたのです、ママンが先ほど、料理に使うハーブを摘んでいたところを。はぁ~
ちょうどそんなタイミングで、実家へ電話をかけました。思わぬところで実父が出たので、昨日の『恐怖!便器にオモチャ山盛り事件』と、今朝の『驚愕!春なのに庭が丸坊主事件』を、愚痴ぐちネチネチと話して聞かせました。心のどこかには、「お父さんに叩かれて育ったから、私も怒ってばっかりの親になっちゃったのよー!」との心の叫びがあったのです。
そんな父がですね、「お前なー、言い聞かせることが大事なんだよ!」と言うんですよ。子供は大なり小なり“事件”を起こしてくれるもの。まずは「事前に予測して動け!」と。「やって欲しくないな~」と思えば最初から、「こんな事すると、こうなっちゃうんだよー」と子供に話して聞かせる。取るべき行動を示す。
やってしまった後だったら、「怒るなら最後まで怒れ!」と。「やるな!」と言ったら、「やらなくなるまで言い聞かせろ!」と。「その昔は叩いてでも言い聞かせた、でもそれは“時代”だ!」と言い切る実父…。
「私が子供とのコミュニケーション不足」と言いたいのでしょうかね、お父さん? しばらくその事について、考えてみます。
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コート・ダジュールでバカンスを!
【2歳9ヶ月】
頂いたコメントにもあったように、「親が叩けば、子供も叩くようになる」、それは分かっているんです。でも、父親に、そして学校の先生に、叩かれて育った時代の私は残念ながら、口より先に手が出てしまうのです。
今日、用を足そうとトイレの個室へ入ったら! 便器の中にはオモチャが山盛りとなって入っていました・・・
トイレの後に、お尻を拭いた紙を便器へ自分で捨てるようになってから、いつか子供たちがこういう悪さをするんじゃないかと、母の勘がありました。それで、カーッと頭に血が上った私は、「誰がやった!?」と叫んで、我が双子の頬を平手打ちしてしまいました。もちろん、双子は大泣きです。そして、泣きながら息子が釈明するには・・・「ジャブジャブ…」と。
どうやら、私が時々、洗面所のシンクに水を張って、「ジャブジャブしようね~」とプラスチックおもちゃ類の洗濯しているのを、自分もやってみたかったらしい・・・
あぁ、理由も聞かずに、私は何てひどい事をしてしまったのだろう…。
その日の午後、エスカレ( l'Escalet )の海岸へ、自転車を乗りに行きました。息子は、ちょっとした坂道をもう、両足を放して暴走するのが大好きです。そして今日はとうとう、前方で足ブレーキをかけながらスピードコントロールしている娘の自転車をよけようと、派手に転び、生まれて初めての血が出るようなケガをしてしまったのです。
でもね、泣かないんですよ、息子は。痛そうな顔はするけど、目に涙が浮かんでいるけど、でも泣かない。
また、ママンの後悔の念はひとしおです。なぜ転んだのか自分が知っている痛みには泣かない子が、なぜビンタされたのか理由がわからない痛みには涙をながす・・・どうして私は良い母親になれないのだろう…。どうやったら、手本を示せるような親になれるのだろう?
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コート・ダジュールでバカンスを!
【2歳9ヶ月】
乗り物ブームの我が双子を主人が、今回のキャバレール滞在中に船へ乗せてあげたい、と言いだしました。明日からは、晴天は続くも気温が下がると天気予報が言うので、あまり下調べも出来ないまま、今日の午前中にサン・トロペ( Saint-Tropez )へ行ってきました。
キャバレールから車で約30分のサン・トロペは、大型クルーザーから漁船まで、せまい港に船がひしめきあう海の町なのです。
現地でクルクルと見て回れば、この時期は3社ほど運航がありました。ママンは初めて乗る双子の様子が心配なので、30分ぐらいのお試しでもあればいいな~と思っていましたが、どれも1時間クルーズコースから。メインストリート沿いの港に停泊していた赤と白の船を娘が気に入ったので、この「ブリガンタン2号( www.lebrigantin.com/ )」へ乗ること決定! 76人乗りの中型船です。
サン・トロペ港を出て、古き良きサン・トロペの自然が美しいカヌビエール湾( Baie des Canoubiers )を通り、世界のセレブが別荘をかまえるパーク・ドゥ・サントロペ( Les Parcs de Saint-Tropez )までを、海上散歩します。撮影でもよく使われるというビーチ( Plage de Sous le Soleil )やら、フランスの大女優、ブリジット・バルドー( Brigeitte Bardot )が今でも暮らしている家だとか、ビラ( Villas )と呼ばれる豪邸をいくつもいくつも見ることができる1時間。船内ではフランス語での説明が入ります。
で、当の双子はと言うと、波の揺れが怖くて大泣き・・・はい、お約束ですね。パパー、だからまだ早い!って言ったのに…。
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コート・ダジュールでバカンスを!