Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

アヌシーマキシレース

2017-05-29 | シャモニ周辺案内

【3歳11ヶ月】
昨日はワタクシ、アヌシー湖( Lac d'Annecy )をめぐるトレランレースを走ってきました。今年の初レース、ショートレース15kmに参加です。
まず、このアヌシー( Annecy )、私たちシャモニ人の県庁所在地なので、手続きやら何やらで結構、行く頻度が高い場所です。車で1時間ちょっと。
アルプスの山々に囲まれ、ヨーロッパ一の透明度をもつアヌシー湖があり、それでいてショッピングタウンであり、旧市街も備える歴史ある場所でもあります。街には水路が流れていて、「フランスのヴェニス」とも称され、フランスで美しい町の一つとされています。ハイキングからクライミングまで山のスポーツもさることながら、カヌーやヨットなど水上スポーツもできる面白さ。私はこのアヌシー湖を自転車で一周したことがありますが、湖畔に点在する村を訪れるのも楽しい。日本から観光で来られる皆さんは、この町が気に入ると思うなあ。


そのアヌシー湖を舞台に、毎年トレランレースが開催されています。その名も「アヌシーマキシレース( MaXi-Race du Lac d'Annecy )」、マキシレースは世界の4ヶ所で繰り広げられているトレイルランニングの大会です。コース設定も110km、83km、42km、15km、バーティカルキロメーター4kmと多彩で、興味のある方は一度、公式サイトを見てみてください( http://www.maxi-race.net/fr/france/ )。写真の素晴らしさに、あなたも走ってみたくなるはず!?


ショートレースはアヌシー湖畔の村、マントン・サン・ベルナール( Menthon-Saint-Bernard )からスタートです。村のシンボルはこのマントン・サン・ベルナール城、なんと個人所有のお城です。そして、あのディズニーアニメが、眠れる森の美女の城を描くときにモデルとしたお城として有名です。



朝の8時半、レースがスタートしました。マントンの村から500人のランナーが、ベイリエ山( Mont Veyrier )へ向かって駆け上がります。
いつも同じレースに出ていると、知らない土地での参戦はいろいろ気づかされることがあります。例えば、スタートラインに立つ順番、今回のケースは初めての経験でしたが、ゼッケンナンバーで振り分けられてしまいます。つまり、どんなにスタートダッシュを利かせたくても、ゼッケンナンバーが大きいと後ろからのスタートとなります。こういったこと、フランス語のみの直前アナウンスで案内されるので、日本からのランナーをケアする仕事に携わり始めた私、こういった事を助けてあげなければいけないんだなあと勉強になりました。


900mひたすら登って、900mを一気に駆け下るレース。とにかく山道が細くて、人を抜いていくなんて出来ない。でも、なんだか皆のんびりしちゃってて、皆それぞれ練習してきてるわけだからそれなりのスピードはあるんだけど、シャモニのレースに見るような“ひたすら自分との闘い”みたいなガツガツした雰囲気はない。


見てー、この頂上からの景色! これがアヌシー湖よ! もう、ぜひ上から眺めてほしい。さらに湖の青さが際立ちます。


後半、下りは地獄です。かなりきつい急斜に石がゴロゴロ、木々の根っこが山道にまで気持ちよくはみ出してきていて、こういう坂を「テクニカル」と呼ぶのでしょうね。ハイキング道と言ったって、普段はハイカーがそこそこいる程度なんじゃないかなあ?
第4コーナーに差し掛かる頃には、アヌシー湖上の木道がコースになっていたりして、気分もマックスになります!


フィニッシャー、2時間48分27秒!!
いやぁ~、トレランクラブ参加も多くて、なんか和気あいあいな良いレースでした。来年に走ってみたい方いらっしゃいましたら、オーガナイズしますよ!

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幼児とお出かけ~ジュネーブの路面電車~

2017-04-19 | シャモニ周辺案内

【3歳9ヶ月】
私のパスポート有効期限がが間もなく切れそうなので、在ジュネーブ領事事務所( Consulat du Japon à Genève )へ行ってきました。フランス在住の私が、どうしてスイスで手続きできるの?
ジュネーブに近接するフランスの、アン( Ain )県&オート・サヴォア( Haute-Savoie )県に暮らす日本人はここ、スイスのジュネーブが管轄してくれているのです。


パスポート発行には、手続きと受領あわせて2回、ジュネーブへ足を運ばなければなりません。先週に来た時には一人だったので、中央ヨーロッパで二番目に大きいと言われるレマン湖( Lac Léman )の風景を堪能していたら!
4月初旬ですでに、泳いでいました・・・


レマン湖は、スイスとフランスにまたがる湖です。ジュネーブ側から見て、対岸に見えるのはフランス。遊覧船も運航しています。


見どころは色々あるのですが、今日は子連れ・・・幼稚園が2週間の春休みに入りました。ガックリ
それで、ジュネーブで3歳児の面白いモノは何かと考えてみて、そうだ、路面電車へ乗ろう!
ジュネーブの街中には路面電車が走っています。旅行者にはバスより使いやすい観光の足となって、便利ですよね。


まずは、車を停めましょう。ジュネーブは一方通行が多いうえに、駐車場探しに苦労するのですが、それでも、裏通りなどには青い線の駐車スペースがあって、そこは無料なのです。
しかし、今回は止めておきました。初めてママ友ちゃんが言うには、ジュネーブの街中にドイツ車を停めておくと盗難にあうと…。主人の車はベンツでもアウディでもありませんが、やはり盗られては困ります。何といっても、3歳児双子連れでシャモニまで公共交通機関を駆使して帰るって、すっごいサバイバルですから。
屋内駐車場が満車だったので、路上の、でも白い線の有料駐車スペースへ。90分以内で駐車可能です。


路面電車の駅でまず、切符を買います。何が何やら、私も初めて乗るのでどのボタンを押せばいいのか分からないのですが、なんだか適当に、ジュネーブ市内のみ60分以内チケット3フランを買ってみました。3歳児は・・・フランス感覚で勝手に無料としましたが、大丈夫か~?
フランスのように乗車前に刻印を押す必要がない代わりに、切符購入時の時間が印刷されて出てくるので、おそらく乗車直前に買わなければ無効となってしまうんだろうな。


路面電車が来ました! 鉄オ&鉄コの我が双子は、大興奮。
ここは大通りなので線路と車道が分かれていますが、郊外は道を共用しているので、これが怖いんだな、他所から来たドライバーには。バックミラーに路面電車が映り込んだりした時は、不必要に焦る!


電車って、車窓が楽しみの一つだと思うのですが、我が子、二人そろって社内の連結部のジャバラが面白いらしく、せっかく窓際席を譲ってくれたのに座らないという・・・


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初めての☆フェイスペインティング

2017-04-12 | シャモニ周辺案内

【3歳9ヶ月】
シャモニの街中でカーニバルが行われました。毎年この時期にあったのかもしれませんが、参加するのは初めて。市場が開く広場に、空中ピアノやら、リサイクル物で作った楽器やらが並び、なんだか賑やかなんですけど、日本のお祭りに見るような綿菓子やリンゴ飴の屋台がなくて寂しいと感じるのは、私だけ?


ヨーロッパのカーニバルと言えば、仮装( déguisement )ですね。大人から子供まで、「どうしてそういう衣装を持ってるの!?」と驚くほどに、海賊からプリンセスまで様々なものが目の前を通ります。
我が家と言えば、ママンである私にそういう積極性がないので、双子も特別な格好をしたがらない。でも、ちょっとだけ雰囲気を~と、息子の洋服を上が青で下が赤にしてみましたが、何に見えます?
『スパイダーマン』・・・えっ、ダメ?


それから、カーニバルと言えばフェイスペインティング。広場では、子供対象に無料のフェイスペイントをやっていました。
とにかくヨーロッパ人って、すぐ顔に絵を描きたがるよね。


息子はこういうの、「絶対にヤダ!」と言うタイプであるのは分かっていたので、娘にちょーっとやらせてみたいなと、双子の初めての友達・4歳児ちゃんがペイントしてもらった可愛い蝶々の顔を見せたら、乗ってきた!


申し込みをして待っていると、空きが出来たメイク担当さんに名前を呼ばれました!
娘のテンションがみるみる下がるのが分かります・・・


娘は、隣にいた、花ペイントが素敵なメイクさんに描いてもらいたがっていたのです。
時に、娘はアフリカ系の人、つまり黒人が怖いと思っている節があります。先日もテレビドラマを観ながら、「黒が白を叩いた!」と大騒ぎしていました。それを聞いた主人が、肌の色で人を区別するものじゃないと、諭していました。フランスに暮らす限り、黒とか白とか、ましてやカフェオレとか言っちゃいけない。こういう事も親が教育していくことなんだな、と再認識した瞬間。
でも、そうかと言って、何も考えずに心が口に出てしまう3歳児、アフリカ系のお姉さんに向かって「この人じゃ嫌!」とか言い出さないあたり、ちゃんと理解してるんじゃないかな。


で、ラフに蝶の輪郭が描かれたあたりから、「あ~、このメイクさんはハズレだった」と悟る・・・


完成! うっ、よく堪えた、娘よ。ホントもう、泣きそうな顔。
いや、途中からしきりに訴えていたんです、「もう要らない」って。でも、私といる限り出てくる言葉は日本語なので、メイクさんは分からない、っちゅーの。
母としては、それをイチイチ訳すのもどうかと…。こういう時、私は日本人だなあと思ってしまいます。いっしょうけんめい描いてくれた人に、「何、これ?」とか言えない。フランス人ママンなら言っちゃうんだろうな。いや、きっと言う!


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パピィがやって来た!~プラン・ド・レギーユ~

2016-10-29 | シャモニ周辺案内

【3歳4ヶ月】
実父のシャモニ滞在、最後の週末。「ここを拝まずして帰れない!」という本命の、エギーユ・ド・ミディ( Aiguille du Midi )へ行ってきました。標高3,842mの頂上展望台まで、2つのロープウェーを乗り継げば、たったの20分で上がってしまいます。富士山より高い所へ、たったの20分だよ!


えー、で、我が双子はまだ3歳につき、ロープウェー中間地点のプラン・ド・レギーユ( Plan de l'Aiguille )でお留守番。若いうちから早くに、脳みそへ酸素が行き届かないような高所へ上がったら、遺伝でなくてもバカになっちゃいそうだからさ。

息子、思う:「ちぇっ、つまんない。」
娘、思う:「今日もアイスクリームのおまけ、あるかな~?」

この後、中間駅の茶屋へアイスクリームを渋々買いに行ったんですが、ママンが娘へ「自分で注文しなさい。」と言ったら、あの恥ずかしがり屋3歳児が本当に、お店の人に向かって「アイスありますか?」と言った! スゴイ、成長だ! いや、どこまで魅力あるんだ、アイスクリームって。


アイスクリームは残念ながら、季節はずれで終わってしまっていました。仕方ない、山でも歩いて、空腹を紛らわせてみるか。
ここからモンタンベール( Montenvers )まで、簡単なハイキングルートがスタートしています。


意外に双子の動きが早くて、「どこまで行っちゃうの?」と不安になるんだけれど、姿が見えなくなるとちゃんと待っている子たち。
この辺りは基本、平らなんだけど、岩がゴロゴロしていて足もとが不安定だったりしますから、要注意。


頂上展望へ出かけてしまったジィジがなかなか戻ってこないから、「迎えに行く!」と岩を登りだした! いや、無理だから…。
ちなみに、上まで登って行くルートもあります。でも、アルピニストの世界ですよ。


もう待ちくたびれちゃったよ・・・

ここでママン、昔の山友達に会いました。何年ぶりでしょう! たくさんスキーへ行ったよね・・・シャモニからツェルマットまでスキーで峠越えをしていくオートルートも、彼が一緒だったよなあ・・・でも、私は現在、双子の母で、シャモニに居ても山へなかなか入らない日々。あちらも、知らないうちに3歳児のパパとなっていて、シャモニ近郊在住でありながら、なかなかシャモニへ遊びになんて来られない日々。独身時代を楽しんだ友人もまた同じ環境にもがいていると知って、なんだか気持よい諦めに、心が嬉しくなりました。


はぁ~、お帰り、じぃじ。上の氷の世界はどうだったかい?
駆け足で回ってきたって、1時間ちょっとはかかっちゃう。さらに、午後の時間帯は皆がいっせいに山から下りようとするので、ロープウェーの順番待ち。観光で来られる方、時間には余裕を持って!


最後に、ミディ中間駅から飛び立つパラグライダーの群れを眺めます。エギーユ・ド・ミディのあるモンブラン山群は夏の間、救助のヘリコプターをジャマしない理由で、パラグライダー飛行が禁止されています。だからなのか、他のケーブル類が動いていないからなのか、こんなに寒くなっても、飛び立つ人はウジャウジャいるよ。


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パピィがやって来た!~スカイウェイ~

2016-10-27 | シャモニ周辺案内

【3歳4ヶ月】
雨降り翌日の晴天。待ってました!
こういう日は空が済んで、遠くの山々がきれいに見渡せるので、今日はイタリア・クールマイユール( Courmayeur )に今年の5月にリニューアル・オープンしたエルブロンネ( Herbronner )展望台へ上ってきました。その名も「スカイウェイ( Skyway )」。
国境の町であるシャモニは、イタリアであるクールマイユールまでは30分とかからない近さにあります。


ここの特徴、このロープウェーの球状になった形にあります。


何と、上りながらロープウェー自体が旋回してくれるので、一定の場所にじっと立っていれば、上り着くまでに360度すべての景色が堪能できるというもの!


あれが、モンテ・ビアンコ( Monte Bianco )ですよ。つまり、イタリア側モンブランと言うこと。シャモニから見るモンブランは雪見大福のような優しい形をしているのに、こちらクールマイユールから見るそれば、何とも険しい山。モンブランを観光で眺めに来たら、この大きなる違いは必見!


3,500m地点のプンタ・エルブロンネ( Punta Herbronner )展望台からの眺め。シャモニの誇るエギーユ・ドゥ・ミディ( Aiguille du Midi )展望台からの景色と大きく違う点は、三大北壁で知られるグランド・ジョラス( Grandes Jorasses )が眼前に見えるということ。圧巻だよ~。


で、もう一つココの驚き、眼下に見えるあのトリノ小屋( Rifugio Torino )へ行ってみましょう。えー、行くったって、山の装備も何も持たないで!?


この山塊に穴を掘っちゃいました。頂上のプンタ・エルブロンネからエレベーターで下り、その後、長いトンネルを歩くと・・・


見事、トリノ小屋前に到着です~! 「人間、ここまでしちゃっていいのかな?」という感はあるのですが、登山者が安全にベースキャンプ入りできて、観光客が難なく自然の厳しさを堪能できる環境は、ここを訪れる人の内の何かを良い方向に導いてくれたらいいな、と願います。


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