お昼前に「どうなる? 民主党代表 神戸まつり」を投稿してから三宮に出かけた。まず東急ハンズて予定していた買い物を済ませて外に出ようとしたら、各種のマスクが棚に積み上げられているのを見た。どれがよいのか分からないし、思いの外値段も高かったので今日のところは買うのを止めた。しばらく様子を見ることにする。
センタープラザ地下でお昼を食べる。六人しか入れないB(C?)級グルメの小さな店で、インフルエンザに罹っている人が一緒なら物理的には濃厚感染確実という広さであるが気にしないことにした。店主と客が「神戸高校や」「そんなのニュースに出ていなかったぜ」とやりとりしていたので、問題の高校が県立神戸高校であることが分かった。私が家を出るまでは伏せられていたが、お昼のニュースで公表されたのだろうか。
前の記事で引用した2009年5月16日9時41分のasahi.comでは「神戸市東灘・灘・中央区・芦屋市の一部学校 7日間休校」と報じながら、肝心の校名が伏せられていた。どこでそうなったか分からないが、きわめて不愉快な公表・報道姿勢であると思っていた。いち早く公表すれば市民がその高校を封鎖しに押し寄せるとでも思っていたのだろうか。市民の良識をもっと信頼すべきである。
3時頃三宮駅から地下鉄に乗った。後ろから二両目に50人ほどの乗客が乗っていて、素早く数えたらマスクをかけている人が6人いた。帰ってからはもちろん念入りに手を洗いいつものようにうがいをした。
ニュースを開いてみると
と出ていた。ということは発表する側が校名を伏せたのか。御上(おかみ)的な発想である。感染経路が疫学調査で明らかになれば、これはこれで水際作戦で時間を稼いだことによる一つの成果になると思うが、やはり難しいのだろうか。。
同じくasahi.comに「学校は、企業では…〈政府の対策第2段階 Q&A〉」と記事が出ていた。もう少し早く出ていたらと思うが、今の内にぜひ目を通しておきたい。最後は次のような内容で、きわめて適切な指針であると思う。。
いずれにせよ冷静な対応がかんじんであり、次の専門家の呼びかけに耳を傾けたい。
追記(5月17日深夜)
神戸の高校生8人が新型インフルエンザへの感染が確認されたそうであるが、なんとそのうち5名の女子高生が私の母校の在校生だというから驚いた。私の家から近いこともあって、新型インフルエンザを急に身近に感じ始めたところである。
センタープラザ地下でお昼を食べる。六人しか入れないB(C?)級グルメの小さな店で、インフルエンザに罹っている人が一緒なら物理的には濃厚感染確実という広さであるが気にしないことにした。店主と客が「神戸高校や」「そんなのニュースに出ていなかったぜ」とやりとりしていたので、問題の高校が県立神戸高校であることが分かった。私が家を出るまでは伏せられていたが、お昼のニュースで公表されたのだろうか。
前の記事で引用した2009年5月16日9時41分のasahi.comでは「神戸市東灘・灘・中央区・芦屋市の一部学校 7日間休校」と報じながら、肝心の校名が伏せられていた。どこでそうなったか分からないが、きわめて不愉快な公表・報道姿勢であると思っていた。いち早く公表すれば市民がその高校を封鎖しに押し寄せるとでも思っていたのだろうか。市民の良識をもっと信頼すべきである。
3時頃三宮駅から地下鉄に乗った。後ろから二両目に50人ほどの乗客が乗っていて、素早く数えたらマスクをかけている人が6人いた。帰ってからはもちろん念入りに手を洗いいつものようにうがいをした。
ニュースを開いてみると
新型インフル、国内初の発生確認 神戸の高校生、陽性
厚生労働省は16日、国立感染症研究所での詳しい検査で、神戸市内の県立高校3年生の男子が新型の豚インフルエンザに感染していることを確認した、と発表した。検疫を除く国内で初めての発生。同じ高校に通う2人の高校生も、神戸市環境保健研究所の検査で、陽性反応が出ている。政府は同日午後、対策本部の幹事会を開き、国内対策をこれまでの「第1段階(海外発生期)」から「第2段階(国内発生早期)」に切り替える予定。
厚労省によると、3人とも渡航歴はなく、国内で、人から人への感染が広がっている可能性がある。この高校ではほかにも17人が体調不良を訴えており、感染の広がりを調べる疫学調査は5月10日にさかのぼって実施する。
朝日新聞の取材では、県立神戸高校の生徒らだという。 (後略)
厚生労働省は16日、国立感染症研究所での詳しい検査で、神戸市内の県立高校3年生の男子が新型の豚インフルエンザに感染していることを確認した、と発表した。検疫を除く国内で初めての発生。同じ高校に通う2人の高校生も、神戸市環境保健研究所の検査で、陽性反応が出ている。政府は同日午後、対策本部の幹事会を開き、国内対策をこれまでの「第1段階(海外発生期)」から「第2段階(国内発生早期)」に切り替える予定。
厚労省によると、3人とも渡航歴はなく、国内で、人から人への感染が広がっている可能性がある。この高校ではほかにも17人が体調不良を訴えており、感染の広がりを調べる疫学調査は5月10日にさかのぼって実施する。
朝日新聞の取材では、県立神戸高校の生徒らだという。 (後略)
(asahi.com 2009年5月16日13時10分)
と出ていた。ということは発表する側が校名を伏せたのか。御上(おかみ)的な発想である。感染経路が疫学調査で明らかになれば、これはこれで水際作戦で時間を稼いだことによる一つの成果になると思うが、やはり難しいのだろうか。。
同じくasahi.comに「学校は、企業では…〈政府の対策第2段階 Q&A〉」と記事が出ていた。もう少し早く出ていたらと思うが、今の内にぜひ目を通しておきたい。最後は次のような内容で、きわめて適切な指針であると思う。。
Q24 国では、各省庁の事業や職員について、どのような措置を講ずるのか。
A 国においては、職場における感染や事業を通じた感染を防止するため、各省庁において、例えば、次の工夫を行う。
▼全職員に対し外出に当たっては人混みをなるべく避けるとともに、手洗い、混み合った場所でのマスク着用、咳エチケットの徹底、うがいなどを呼びかける▼通勤途上の感染機会を減らすため、時差通勤などの方策を検討する▼自転車などによる通勤のための駐輪場の確保を検討する▼職員の健康管理を徹底する▼健康上具合の悪い職員は早めに休むよう呼びかける▼職員に対し発熱症状のある場合には発熱相談センターに相談した上、その結果を職場に連絡させ、自宅待機などを命ずることを検討する▼職場における咳エチケットを徹底する▼職場の清掃・消毒を徹底する▼各省庁が主催する集会、スポーツ大会などについては必要性の再検討や感染機会を減らすための工夫の検討を行う▼職員の子ども等が通う保育施設などが臨時休業になった場合の、当該職員の勤務のあり方に配慮する
A 国においては、職場における感染や事業を通じた感染を防止するため、各省庁において、例えば、次の工夫を行う。
▼全職員に対し外出に当たっては人混みをなるべく避けるとともに、手洗い、混み合った場所でのマスク着用、咳エチケットの徹底、うがいなどを呼びかける▼通勤途上の感染機会を減らすため、時差通勤などの方策を検討する▼自転車などによる通勤のための駐輪場の確保を検討する▼職員の健康管理を徹底する▼健康上具合の悪い職員は早めに休むよう呼びかける▼職員に対し発熱症状のある場合には発熱相談センターに相談した上、その結果を職場に連絡させ、自宅待機などを命ずることを検討する▼職場における咳エチケットを徹底する▼職場の清掃・消毒を徹底する▼各省庁が主催する集会、スポーツ大会などについては必要性の再検討や感染機会を減らすための工夫の検討を行う▼職員の子ども等が通う保育施設などが臨時休業になった場合の、当該職員の勤務のあり方に配慮する
(2009年5月16日17時27分)
いずれにせよ冷静な対応がかんじんであり、次の専門家の呼びかけに耳を傾けたい。
◇冷静に対応を 症状は「季節性」程度--元世界保健機関鳥インフルエンザ薬物治療ガイドライン委員会委員、菅谷憲夫・けいゆう病院小児科部長の話
神戸ではおそらくまん延し始めた段階で、周囲にも発症者がいるはず。感染源、感染ルートは分からないが、全国各地に同程度の感染者がいると考えていい。しかし、患者の症状はあくまで季節性インフルエンザ程度のため、個人は絶対冷静に対応してほしい。そうしなければ偏見や隔離を避けるため、発症しても隠すようになってしまう。
感染が確定すると、現在の国の行動計画では、診断した医者も含めて隔離されたり、病院が閉鎖されたりしてしまう。今回の症状程度では、そこまでする必要はない。過剰な対策は、発見を遅らせたり、拡大させる原因になりかねない。
また、健康な人が感染を恐れて家に閉じこもる必要はない。だが糖尿病など別な病気を持っている人が重症化する例はあり、基礎疾患をもっている人は注意してほしい。
今回の感染発覚は水際対策では完全に防ぎきれないという証拠だ。今後は水際対策より、早期の治療、診断を進めなければならない。
神戸ではおそらくまん延し始めた段階で、周囲にも発症者がいるはず。感染源、感染ルートは分からないが、全国各地に同程度の感染者がいると考えていい。しかし、患者の症状はあくまで季節性インフルエンザ程度のため、個人は絶対冷静に対応してほしい。そうしなければ偏見や隔離を避けるため、発症しても隠すようになってしまう。
感染が確定すると、現在の国の行動計画では、診断した医者も含めて隔離されたり、病院が閉鎖されたりしてしまう。今回の症状程度では、そこまでする必要はない。過剰な対策は、発見を遅らせたり、拡大させる原因になりかねない。
また、健康な人が感染を恐れて家に閉じこもる必要はない。だが糖尿病など別な病気を持っている人が重症化する例はあり、基礎疾患をもっている人は注意してほしい。
今回の感染発覚は水際対策では完全に防ぎきれないという証拠だ。今後は水際対策より、早期の治療、診断を進めなければならない。
(毎日新聞 2009年5月16日 東京夕刊)
追記(5月17日深夜)
神戸の高校生8人が新型インフルエンザへの感染が確認されたそうであるが、なんとそのうち5名の女子高生が私の母校の在校生だというから驚いた。私の家から近いこともあって、新型インフルエンザを急に身近に感じ始めたところである。
新型インフル、神戸の高校生8人感染 大阪の9人も疑い
新型の豚インフルエンザの国内感染者が16日、一気に8人に増えた。厚生労働省と神戸市によると、神戸市内で交流のあった二つの県立高校の男子生徒2人と女子生徒6人の感染が確認された。8人とも渡航歴がなく、国内で人から人への感染を確認したのは初めて。政府は同日、新型インフルの国内対策をこれまでの「第1段階(海外発生期)」から「第2段階(国内発生早期)」に引き上げた。
また、大阪府によると、府内の私立高校2年の女子(16)に加え深夜になってさらに8人も大阪府立公衆衛生研究所による遺伝子検査で陽性反応を示し、感染が疑われている。今後、国立感染症研究所に検体を送り、確認する。
厚労省などによると、神戸市内の8人の高校生の健康状態は安定している。
朝日新聞の取材では、この二つの高校は兵庫県立神戸高校と県立兵庫高校。
まず、神戸高校の男女3人の感染が国立感染症研究所で確認された。その後、兵庫高校の女子5人について、神戸市環境保健研究所が詳しく検査し、感染を確認した。
神戸高校と兵庫高校は8日にバレーボールやサッカーなど運動部の交流戦をしていた。人から人への感染が広範囲に広がっている可能性があるが、感染経路は不明だ。
新型の豚インフルエンザの国内感染者が16日、一気に8人に増えた。厚生労働省と神戸市によると、神戸市内で交流のあった二つの県立高校の男子生徒2人と女子生徒6人の感染が確認された。8人とも渡航歴がなく、国内で人から人への感染を確認したのは初めて。政府は同日、新型インフルの国内対策をこれまでの「第1段階(海外発生期)」から「第2段階(国内発生早期)」に引き上げた。
また、大阪府によると、府内の私立高校2年の女子(16)に加え深夜になってさらに8人も大阪府立公衆衛生研究所による遺伝子検査で陽性反応を示し、感染が疑われている。今後、国立感染症研究所に検体を送り、確認する。
厚労省などによると、神戸市内の8人の高校生の健康状態は安定している。
朝日新聞の取材では、この二つの高校は兵庫県立神戸高校と県立兵庫高校。
まず、神戸高校の男女3人の感染が国立感染症研究所で確認された。その後、兵庫高校の女子5人について、神戸市環境保健研究所が詳しく検査し、感染を確認した。
神戸高校と兵庫高校は8日にバレーボールやサッカーなど運動部の交流戦をしていた。人から人への感染が広範囲に広がっている可能性があるが、感染経路は不明だ。
(asahi.com 2009年5月16日23時46分)