星のひとかけ

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Bob Dylan and his band @Zepp Tokyo Mar.21,2010

2010-03-22 | LIVEにまつわるあれこれ
今にも開きそうな桜の梢を見上げつつ、、Zepp開場の列に並び、、

チケ番号のわりにはかなり前の方に入れました。 でも周りは9割かた男の人なのでなかなか視界を確保するのが大変です。 、、けど、、 こんな前の方でスタンディングライブに臨むのは、、 もう8年も前になったフジロックのパティ・スミス以来かも。。 しかも、 フジロックの前列よりも混み合い具合が凄い~。。

先日、、 しょうもない関心事ですが、、と書いてました チャーリーセクストンさんのお姿、 指輪のチェックは、、 右手の人差し指と、左手の小指に大きめのシルバーのリング。 それから、、 黒いスーツ、黒いシャツの胸元に 最初は隠れていましたが、動きが激しくなりだした中盤には、胸元からシルバーのペンダントがとび出して、、 あれ、チャーリーがいつもしてるものですけど、 なんかこれも太い指輪のようなものを鎖に通しているように見えますが、、 何だろ。。。 今度、オペラグラスで見てみたい。。 というわけでファッションチェック 終わり。

セットリストは Sony Musinの特設サイトからいただきました(>>
1. Watching The River Flow
2. Don't Think Twice, It's All Right
3. I'll Be Your Baby Tonight
4. Sugar Baby
5. Tweedle Dee & Tweedle Dum
6. Shelter From The Storm
7. Summer Days

前半はなんか歓喜の連続でした! 
目の前のボブ・ディラン&チャーリー・セクストンの姿にぼーーっとなっているままにオープニングを聴いて、 2曲目のイントロできゃぁあ!、、、と。 「くよくよするなよ」
ボブがストラトです。 エレキギターを構えたディランの姿はやっぱりカッコいい! Don't Think Twice, It's All Rightの言葉に泣きそうになります。。。 そしてこの曲にはやっぱりギターが似合う! Bluesに変化するラストには 胸の中できゃーきゃー叫んでました。
3曲目I'll Be Your Baby Tonightも、ボブ、ストラトです。 ボブがリードをとる間、 ボブと並んでチャーリーが、視線をじっとボブの手元に注いで それに合わせてそっと自分の音を加えています。 チャーリーのこういう時の、 なんか嬉しそうな表情。 このふたりのツーショットのギタープレイが、 私にはこの晩の最高の絵でした。 あの瞬間を額に納めて飾っておきたいです。

Sugar Babyもすごく聴きたかった曲。
ボブは 手を客席のほうに伸ばしては、 誘うように笑顔をみせます。 あのボブの手の先に見えてたらいいな、、、なんて思いつつ、、、 見えてなかっただろうな、、(笑)

チャーリーは、 なんか始めかっらすごくノッてる感じがしました。。。 常にボブの演奏を注視しているから、 動画とかで見ると 険しい表情に見えることが多いのですが、 ボブとのツアーも長くなってけっこうリラックスしている感じ。
Tweedle Dee & Tweedle Dum は特にね! チャーリー、 もうノリノリでした。 動きもだんだん激しくなって、 途中、 かがみ込みながら髪の毛を左手で クシャクシャっと。。 なんであそこで髪をくしゃくしゃにする必要があるのか(笑) わかりませんが、、 ノッてくるとじっとしてられなくなるんでしょうね、、きっと。 めっちゃ可愛いかったよ!

そして ボブがキーボードを弾くいろんな曲で、 チャーリーはそばに寄って行っては、、 ギターのリードを弾いた後に 少し低く身を反らせて (これでどう?) というように  斜めにちらっと見上げるような視線をボブに送ります。 それが妙に子供っぽくて。。。 前にコメントで書いていただいた 「お父ちゃんに褒めてもらいたい息子みたいやな」、、というのは まさに名言!  (ドイルもソロを弾いては、 クラプトンさんや、 ロジャー・ウォーターズさんに ねぇいまの見てくれた? と言わんばかりのにやけた視線を送りますが、、 それと同じ。 ふたりとも可愛いなぁ、、、) 

たしかSummer Daysでも、 ボブがキーボードのソロを弾いている間、、 次にどう弾くか考えてるみたいに、 髪の毛をクシャってやってましたね。 あとノリノリになってくると、 頭を左右にぶんぶん振るし、、。。 心からボブとの演奏を楽しんでる感じでした。 

8. Tryin' To Get To Heaven
9. Cold Irons Bound
10. Mr. Tambourine Man
11. Highway 61 Revisited
12. Not Dark Yet
13. Thunder On The Mountain
14. Ballad Of A Thin Man

後半はこの通り、 緩急の曲が交互に繰り返されましたが、 ハードな曲の客席の盛り上がりようが尋常ではありませんでしたね。。 Cold Irons Boundなんて、 ビートに合わせて縦方向にみんな身体を揺すって、、 ぎゅうぎゅう詰めだし、、 なんじゃこりぁあ、、モッシュしてるみたいだぁ、、、と思いつつ耐えてました、、(笑) いやいや、、 大変だったけど演奏は素晴らしかったです。 
、、 そんなオーディエンスの様子を見ても、 ボブはほんとに嬉しそうに余裕の笑顔。

Mr. Tambourine Manがきて、、 ここでもまた きゃぁあ、、、と胸が高鳴り。。。 ボブはまるで語りかけるように、 それは穏やかに Sweetに。。 チャーリーのギターも優しく歌ってました。 

ボブはなんか終始、 余裕の表情で 笑顔がとっても多くて、、 かつての 眉間を寄せて歌うような、、 そんな表情をよく覚えているので、 あれから長い長い年月を歌い続けて こんな素敵な余裕の表情になるのかなぁ、、、とちょっと感慨深く、、、 でも、 それが愛想ふりまいてる笑顔とは全然ちがうのですよね。 ものすごくチャーミングで、 魅惑的とさえ見えるような。。。 笑顔でさえ 煽っているような、、 そしてこちらは その笑顔に煽られて、 とろとろになってしまうような。。。


15. Like A Rolling Stone
16. Jolene
17. All Along The Watchtower

アンコールもすごい盛り上がりでした。 若い子は腕を振り上げるは、、 飛び跳ねるは、、で だんだん ステージが見えなくなる私。。。

メンバー紹介では、 チャーリーはしゃがんだまま、 ちょっとギターの陰に半分隠れるようにギターを立てて ご挨拶。 、、、チャーリーがしゃがんだりするのは、 ギターを膝の上で弾くのがいい時、、 という理由もあるかもしれないし、、 背の一番高いチャーリーが、 他の人を立てるように自分が低くなってる、、って時もあるように思うな。。 だから ボブがソロを弾いている時など、 けっこうしゃがんでるようにも見えます。 (ARCでもよくチャーリーはしゃがんで弾くから、 それを見慣れてる私にはぜんぜん違和感ないんですけどね、、)

面白かったのは、、
、、ラストの整列の前、、 ギターを置きに行ったチャーリーが、 珍しくオーディエンスに片手を軽く上げて視線を客席に向けたので (私の位置からは一番遠くて定かではないんですが、、) 、、でもそのあと、、 整列している場所に自分の立ち位置がなくって、 隣のスチュさんに (僕入れてくれる?) みたいな感じにしてたのが可笑しかったです。 (遠目だったのでちがったらスミマセン)

 ***

ボブとチャーリーの視線のやりとりが目にできただけで ほんとうに幸せな一夜でした。










この桜も Zepp Tokyo Tour の間に 満開になるでしょうね!
 
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