星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

John Cipollinaさん。。

2011-07-19 | MUSICにまつわるあれこれ
春からの吉井Flowers Tourに明け暮れて、 ずっと書きそびれていた話題を。。

 ***

クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス(Quicksilver Messenger Service) という長い名前のバンドに行きついたのは、 Nicky Hopkinsさん関連のアルバムを検索していて ですが、、 60年代末あたりの 西海岸サイケデリックロックシーンには全然 いままで馴染みがなかったものですから、、 ジェファーソン・エアプレインくらいは多少は知ってても、 このバンドについては全然知りませんでした。。(て、今もよくわからない、、)

ので、 とりあえず Wikiを>>

ニッキー・ホプキンスさんが参加しているのは、この「Shady Grove」(1969)からで、、 それまでのアルバムを聴いていないのでよくわからないのですが、 このアルバムは確かに ニッキー色がすごく強くて、 ニッキーのソロ作「夢見る人 The Tin Man Was a Dreamer」を愛聴していた私には、 ニッキー独特のピアノのグルーヴがいっぱい聴けて楽しめました。

ちなみに 購入したのは 「Shady Grove」と、1975年の「Solid Silver」の2枚がセットになったリイシュー盤。 一度脱退したニッキーと、John Cipollinaが、ゲスト参加しているアルバムなのだそう。


「Shady Grove」の中には、ニッキーのソロ作にも入ることになる 「Edward, the Mad Shirt Grinder」という曲があって、 「夢見る人」版の方が完成された曲にはなっているけれど、 こちらのオリジナルには the Mad Shirt Grinderなる副題がついてる如く、 荒削りだけど 弾きまくりの、 バンドのセッションが延々と続く、、 とっても面白い作品で、 これ1曲聴くだけでも ニッキーファンとしては嬉しかったのでした。

ところで、 先のwikiには、 何かこのアルバム当時、まったくライブを行わず、、とありますが、 youtbで探したら、、 (なんだか このピアノ、 ニッキー弾いてない??)と思って、 よくよくコメントとか読んだら、 姿は映ってないけど、 やっぱりニッキーもここにいたのだということがわかりました~~。

Mona (1969) - Quicksilver Messenger Service
演っているのは、 Bo Diddleyさんの「mona」ですね。。 で、、 最初に 西海岸のサイケシーンは知らない、って書きましたが、、 これ観てて、 これとそっくりの情景を思い出して、、、(笑)

お子ちゃまの時に 近くの大学の学園祭にもぐりこんだ時に、 こうやって踊り狂っている情景に出会いまして、、(日本では10年後くらいでも まだこんな感じだったのかな…??) パンク少女にはタイムスリップしたような 衝撃的な光景でありました。。。 で、、 ここの男の人とおんなじように髪の長いお兄さんに 腕をつかまれて(踊ろう!)と誘われて、、 ビビりながら必死で拒絶していたのを憶えております。。 (児童略取だ~~~)

それはさておき、、 もうひとつ、、
こちらには、 ほんの一瞬だけ ニッキーが映っております(気の長い方はさがしてみてください)。 グランドピアノ持ち込んで弾いていたのね。。
Quicksilver Messenger Service - Subway (Live 1970)

、、というわけで、
時代だなぁ、、という感慨はありましたが、 つい最近になって、 どこかのネット上の写真で、 クイックシルヴァーの写真を見て、 ニッキーとそっくり(に見える)、 ガリガリに痩せて髪の長い人とニッキーのツーショットがあって、、 (こんな人いたかしら??)と思って調べたら、 それが John Cipollinaというギタリストさんでした。(ジョン・シポリーナというのか、 シポリナというのかよくわかんない)、、さっきの動画では、 髪を束ねているSGの人ですね。

 ***

その後の話から先にすると、、 John Cipollinaさん、、 89年に45歳ですでに亡くなっていて、、 でもRolling Stone誌の ギタリストベスト100の中では 32位の方なのでした。

親指と人さし指に、 アコースティックを弾く人のようにフィンガーピックをつけて、 それで それらの指で複数の弦を同時に弾きながら、 しかも小指のほうでアームを挟んでいるので、 ぐにゃぐにゃうにゃうにゃと音の揺らぐ、、 不思議~な 独特なギターを弾きます。
でも、 見た目は 長い髪をなびかせてカッコいいし、 メタル系とかではなく、 ブルース系の曲を こういう風にエキセントリックに魅せるギタリストさんて、、 今見るとすごくすごく新鮮ですね、、(80年代に見てどう思ったかはわからないけど、、今見ると すごくカッコいい!)

Who Do You Love - Cobra - Mona (1980) Cipollina-Graventies Band
両方とも ボ・ディドリーさんの曲ですよね。 こういう曲を延々と引っ張って、、 でもとっても惹きつけらる演奏ですよね、、 お客さんも湧くのがわかるし。。

John Cipollina / Nick Gravenites Band Unviciouscircle
SGを、 まるでスパニッシュギターのように弾いてるインスト曲。

John Cippolina - Hey Joe (Live) 1986
ジミ・ヘンドリックスのカヴァー。

 ***

ギターの音色として すごく好きかというと そういうわけではないけど、、 見ていてカッコいいですね~。 若き日のジョニー・ウィンターさんのようなワイルドさも ちょっとあるし (吠えるような歌声の感じも わりと好き)。。

2009年にDVDも出てるんだ、、、(でも日本で観れないですよね、これリーRockpalast: West Coast Legends 1



↑この中で、 Spencer Davis Groupの(スティーヴ・ウィンウッドさんの!)、、 「Keep on Running」をやってるみたいで、 なんかすごく聴きたくなってきた!! ていうか、、 ぜんぶの演奏のDVDが見てみたいな~~。

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