ごじらいく

足跡の先に・・・

踊る猫

2018年03月18日 | 読書
今、読み終わったのが、折口真喜子さんの「踊る猫」でした。
蕪村の句と共に、夢かうつつの世界で、とても面白いものです。
京ことばで話す蕪村に、心なしか親近感を覚えます。
京ことばがこんなに柔らかいものだった。言うことに気が付きました。

「踊る猫」には、10個の短編があり、どれも面白いものばかり。
最初は、「どこがおもしろいねん。」と、思いつつも引きこまれ3日で読み終えました。
次に借りたものは、「恋する狐」です。
まだ、さわりしか読んでいませんが、なぜか心躍るものがあります。
現代ものしか読まない私は、「こういう世界もアリだなぁ。」と、思うのです。
また一つ世界が広がった感じがします。

ついつい面白くて読みふけり時間が経つのを忘れてしまいます。
本って、ある意味タイムトラベルできる物かもしれない。と、思うようになりました
知識を得るばかりの本も楽しいけれど、情緒を得るための本もまたおかしいのです。
折口さんが参考資料にした本も読んでみたいなぁ。と、思うようになりました。

夢うつつ。忘れていた世界が広がって、ちょっと涙する場面もあってよかった。と、思います。


コメント
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