ご近所のサボテンが沢山の蕾を付けて、咲き始めた。
見上げたら、大口を開けて襲いかかる恐竜かと、思わず一歩を退いた。
サボテンは種類も豊富で、愛好家の好みもそれぞれに多様の様だ。
念のため、そのお宅の住人に名まえを尋ねたら、「スミマセン、横文字の名前が付いていたのですが、すっかり忘れてしまって 」と、先ず頭を掻きながら、「家族は、団扇サボテンと呼んでいるのですが ・ ・ ・」と恐縮して居られた。
サボテンは元来が、灼熱の乾燥地帯の多肉植物だから、殆どが外国からの輸入種だ。名前も圧倒的に横文字が多いのであろう。意味も解らぬ横文字の名前が忘れられるのは、至極当然だ。
それにしても、蕾の数はかなりの量だ。それぞれが咲けば、見事な花園に変わることであろう。
見上げれば 大口開ける 恐竜か
思わず後に一歩を退くかな
恐竜のキバか歯並みかイナズマか
こわごわ見れば蕾のかずかず
イナズマと見ゆるは黄色に咲きそむる
サボテン蕾の居並ぶ様かな
サボテンの名前を問えばスミマセンと
頭を掻きつつ 「忘れてしまって ・ ・ ・ 」
難しい横文字の名前は忘れたが
団扇サボテンと 家族は呼ぶとか