「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「サボテンの蕾」

2013-07-13 00:13:13 | 和歌

 ご近所のサボテンが沢山の蕾を付けて、咲き始めた。
見上げたら、大口を開けて襲いかかる恐竜かと、思わず一歩を退いた。

 サボテンは種類も豊富で、愛好家の好みもそれぞれに多様の様だ。
念のため、そのお宅の住人に名まえを尋ねたら、「スミマセン、横文字の名前が付いていたのですが、すっかり忘れてしまって 」と、先ず頭を掻きながら、「家族は、団扇サボテンと呼んでいるのですが ・ ・ ・」と恐縮して居られた。

 サボテンは元来が、灼熱の乾燥地帯の多肉植物だから、殆どが外国からの輸入種だ。名前も圧倒的に横文字が多いのであろう。意味も解らぬ横文字の名前が忘れられるのは、至極当然だ。

 それにしても、蕾の数はかなりの量だ。それぞれが咲けば、見事な花園に変わることであろう。

 


           見上げれば 大口開ける 恐竜か

           思わず後に一歩を退くかな


           恐竜のキバか歯並みかイナズマか

           こわごわ見れば蕾のかずかず


           イナズマと見ゆるは黄色に咲きそむる

           サボテン蕾の居並ぶ様かな


           サボテンの名前を問えばスミマセンと

           頭を掻きつつ 「忘れてしまって ・ ・ ・ 」


           難しい横文字の名前は忘れたが

           団扇サボテンと 家族は呼ぶとか







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