憲法九条を世界遺産に 価格:¥ 693(税込) 発売日:2006-08-12 |
教育について考えると教育基本法に向きあわねばならないし、とすると、その背後にある憲法にも関心が出てくる。
そして、憲法と言えば、いまホットなのは(というか、常にホットなのは)9条だよな、と思う。
教育基本法はあれよあれよという間に変わってしまったけれど、憲法論議はまだ「間に合う」し。
評判のこの本を読んでみる。
それにしても、9条関係の本を読むのって本当に久しぶりだ。
宮沢賢治と憲法という取り合わせは、特に突飛には感じない。
現実的な議論の場で有効かどうかは知らないが、とにかく一歩「ひいた」ところで、問題を捉えるには、こういうのがいい。
奇跡のような突然変異で出来上がった憲法だというのは、まったくもって合意。民主主義の理想に燃えるアメリカと、もう戦争なんてやりたくねーよ、とみんなが心底思っていた頃の日本。
ぼくはアメリカという国が大好きで大嫌いなのだが、この時、日本にこのような憲法をもたらした人々に、心から敬意を抱く。
ほんと、「普通の国」になんてならなくていいのだ。
特別な国の方が、楽しいじゃない。
何か議論のフォーカスが定まるたぐいの本じゃない。むしろ、「引き」の絵を見せてくれる意味で価値がある。
憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言 価格:¥ 500(税込) 発売日:2005-08-03 |
勢いで、こういうのも読む。
テロの時代、9条によって守られる日本人、という主張を知る。
そういえば、ぼくがこういうことを気にしていたのは、9.11以前なのだ。
大雑把にいって、ぼくはここに書いているような人たちと、とても親和性の高いメンタリティを持っている。
改憲したら、すぐに戦争になるわけでもあるまい。
9条を維持しても、戦争になってしまうこともあるだろう。
結局のところ、9条を維持するかしないかで、どっちがより、自分や子どもや孫たちが(たとえば今後50年くらいのスパンで)、戦争をしかけたり、侵略されたりする可能性が高いか、自分が信じるほうに賭けるしかない。
いずれにせよ、国際貢献というのが、軍事力、だけではないのは間違いない。
むしろ、「世界遺産」級の9条を維持することで、ジンルイってやつの理想をあっけらかんと(しがし、その実は矛盾に満ちながらも)示し続けることが、人類史上の貢献たりえるかもしれないことには、強く合意する。
爆チュー問題のでたらめチューズデー(1) 価格:¥ 3,150(税込) 発売日:1999-09-01 |
太田光で検索していら、こういうのが。
めちゃくちゃ懐かしい。
息子が二才児くらいの時、やたら流行っていたっけ。
ビデオ、中古がやすいです。