草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

忘年会

2012-12-14 21:44:10 | おでかけ



年に1,2度顔を合わせる仲間、十人余りで忘年会。

大きなクリスマスツリーの前で、
美味しい料理を前に、
しばし、誰もが忘れたいことがあっただろうに・・・・

口を衝いて出るのは、
親の介護や仕事のこと、
そして、
自分の体や精神の衰え。

忘れられないこと、多かりし。

それでも、
一瞬の賑やかさは嬉しいもの。


忘れたいことを引きずって、
新しい年がやってくるとわかっていても・・・・



     
        キラキラ光っていて
        この世じゃないみたいにきれいだけど
        これも人間がつくったものだよ
        夜のあいだに大いそぎで
        ビニールテープを巻いたりして
        時々ビリッと感電したりして
        つくった人は寒くて寒くて
        きれいかどうかも分からなかったよ

        キラキラ光っていて
        永久に消えないみたいにまぶしいけれど
        いつかはこわしてしまうんだよ
        すぐに新しい年がやってきて
        これもあっという間に古くなる
        きれいなもののいのちは短いのさ
        ほんのちょっとにぎやかな気分になって
        あとは夢のように忘れてしまうんだ

        キラキラ光っているものは
        どうしてもどこかに影をつくる
        影しか見えない人だっているんだよ
        影のほうがいいとすねてる人だっているんだ
        そんな人にかぎってほんとうは
        もっともっとキラキラと明るいものに
        それが何かは分からないくせに
        もう泣きたくなるほどこがれているのさ


               ____「大きなクリスマスツリーが立った」谷川俊太郎____




昨晩は106-67と驚くほど低かったのに、
今夜は動悸がすると思ったら、181-110。
精神安定剤を飲んで少し落ち着いたかと再度測ると、なんと196-110。

この時間、いつもはとっくに布団の中なのに、
どうも眠れそうにない。



             今、影ばかりしか見えないワタシは、
             キラキラ明るいものに、無性にこがれている。
             それが、何かは分からぬままに?