草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

2012-02-08 20:49:53 | 雑感





          君のお母さんの家に雪が降っていた、
          お母さんは君のことはなんにも知らなかった、
          まだなんにも、どんな眼をして君が
          お母さんを見あげるのかも。

          昼の日なたをお母さんはよく不安げに歩いたものだ、
          まるで君が苦しめ嚇かしてるように。
          それでもかよわい両手をあてていた、
          君の血行を守ろうとして。
        
          雲の中から太陽を 朝の嵐がとり出すように
          お母さんは暗闇の中から 君の運命を取り出したのだ。
          君はまだこの地上におらず
          しかもすでにどこにでもいた。
   
                 ____H・カロッサ____








数日前から、喉に違和感がある。
何かが引っ掛かっているような。

気にしないでいようと、
朝から、ビゼーの交響曲第一番のCDを探すが
見当たらない。
諦めて、サルトルを読み始める。
ン、ンンゥ・・・・
やはり、喉に詰まった感じが一日中している。
ン、ンンンッ・・・・
唾液を無理に飲み込んでみる。
ゥン、ゥン・・・・

『存在と無』が、余計に禍因となったのか。








                       明日は、
                       Hさんオススメの『平家物語』にしよう。