草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

小さな森訪問

2009-07-22 06:59:35 | おでかけ
昨日、友人の家の小さな森を訪ねた。

森の入口で、
思わず足を止め、息をのむ。
寄り添って立つ3人の門番の、
その太さ、高さ、そして真っ直ぐさに圧倒される。
百年くらいはここにいるらしい。
見上げる先には、
葉を茂らせ、天高く大きく広げた枝枝。
見渡す地面のあちこちには、
生まれて数年の、無数の小さな苗木たち。
大きな森になるのはいつ?
その悠久の時を想う。



    ::::




      「たのんだよ!」
      きのみきに おでこくっつけて
      こねずみが こえかけた
      「やくそくね!」
      きのえだに ほっぺたよせて
      こりすが ささやいた
      「きっとだよ!」
      きのねっこ つついて
      もぐらが さけんだ

      たくさんのそうだんを
      ふところにいれて
      わたしは「よしよし」と
      ゆれるのである
      いつでも
      いつまでも
      「よしよし」と
      ゆれるのである

      ___そうだんごと 
                   けやきだいさく___




恐る恐る幹に手をあて、
「おねがいね!」
ワタシもつぶいてみる。
枝が大きくうなずいたような気がした。

雄々しくおおらかなこのイチョウに、
いつでも、
いつまでも包まれていたいと思った。