東京駅舎を見に行く
先日、東京駅舎が復旧したと聞いていたので、見に行きました。
丁度、御茶ノ水駅近くの眼科医へ行く用事がありましたので、兼ねて出かけました。
眼科医から東京駅までは散歩がてら、歩いていきました。約4Kmです。
途中、将門の首塚にも立ち寄りました。
すぐ近くは何回も歩いていましたが、立ち寄ってゆっくりお参りしたのは、初めてです。
定年退職者の特権ですね。
ここは、神田明神保存会の方たちで維持管理されているようです。
説明板によると
「神田明神のご祭神である東国の英雄・平将門公の御首(みしるし)をお祀りしております。
平将門公は、承平天慶年間(931~946)に活躍され、武士の先駆けとしいて関東地方の政治改革を行いました。弱きを助け強きを挫くその性格から民衆より篤い信望を受けました。
またこの地は神田明神創建の地でもあります。・・・将門塚保存会神輿も神田祭の時に同保存会の方々により担がれます。・・・」
また、皇居の堀際を歩いていましたら、東京最初の並木に出会いました。
確かに、日本文化の中には、道路際に木を並べて植える文化はないようです。
これも説明板を引用しますと、
「明治八年(1875)『ニセアカシア』を、この道路に植えた。
蘭学者津田仙翁が明治六年ウイーン万国博覧会の際に種を持ち帰り育成したもので、
外来種による東京市最初の街路樹である。
尚、現在この通りの街路樹は『エンジュ』である。 東京都 」とありました。
「外来種による・・・」とありますが、浮世絵などにも、それらしい景観にはお目にかかっていません。
エンジュとニセアカシアは、いずれも街路樹に植えられ、私の目には区別がつきにくいです。
エンジュは中国原産で古くから我が国でも植えられていましたが、ニセアカシアは個々の説明の通り明治の初めに移入されたもののようです。葉がよく似ています。
さて、皇居の広場を堪能しながら、今日の目的地「東京駅」に着きました。
大正3年(1914)に辰野金吾により設計され、創建されたました。
そして、昭和20年(1945)戦災により焼失し、3階建ての駅舎は2階建て駅舎で、現在まで維持されました。
よくぞ、永らえたものです。周りがどんどん変化したのに、この建物だけは、旧態依然として、昔の面影を残して、耐えてきました。駅長さんたち、ご苦労さんでした。
この度の工事は、外観を創建時の姿に忠実に再現すると同時に、さらに、地下躯体を新設したそうです。
そしてさらに、巨大地震にも耐えうる建築にしたそうです。
目出度し、目出度し!!
落ち着いたら、中も観に行きたいです。そして、そこで一杯!!