くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

ベビーカーマークと

2016-11-12 | 街のモノ

昨年あたりから、鉄道車両やバスなどに表示されるようになってきた「ベビーカーマーク」http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo09_hh_000083.htmlです。写真は国際興業バスの前部で、左側のマークが「ベビーカーマーク」です。

車いすに加えて、ベビーカーも表示するようになったんだ…くらいにしか思ってなかったのですが、わざわざ表示する理由が少し気になりました。鉄道と路線バスに関しては、要は「ベビーカーは、折りたたまずに乗車できます」ということで、そういえば、ベビーカーは折りたたんで乗車するのが原則でした。そのために、日本のベビーカーは、ずっと折りたためるタイプだったのでした。

当たり前ですが、本来ベビーカーは常時使われるものなのですが、これまでの慣習があるので、「ベビーカーマーク」を表示するようにして、制度的にお墨付きを与えている…という感じですかね。


「ベビーカーマーク」のある路線バスには、ベビーカーを固定する補助ベルトが、車いす乗車スペースの座席に用意されているそうです。そのことを示す写真のようなステッカーが、その座席付近に表示されていています。写真は東武バスのものですが、この表示は各社それぞれのようです。

一方、鉄道の方は、車いすスペースをベビーカースペースと共用に扱うことになった以外は、特に装備的な変更は無いのですかね…。現実は、車いすの人もベビーカーと一緒の人も、その車いすスペースだけに乗るわけではないのですが、編成のどこかに「ベビーカーマーク」表示があることで、様々な人が乗るというイメージは伝わるように思います。