足立区の千住にある千住大橋は、知っている方はいるのではと思う。
日光街道(国道4号)の隅田川を渡る橋の名前。
京成線にも、その名前の駅がある。
左の写真がその千住大橋。
あまり良い写真がなくて、撮影も1年程前のものですが。
下り線側の橋梁で、この鉄橋は昭和2年に架けられた歴史?あるモノ。
右の写真は、そのたくさん打たれているリベットのアップ。
千住大橋は、松尾芭蕉が奥の細道へ旅立った地点に近い。
橋のたもとの大橋公園には、おくのほそ道矢立初の碑がある。
1689年(元禄2年)3月27日(現在の5月16日)芭蕉が46歳の時だそうである。
で、2週間ほど前に、その千住大橋の下に、千住小橋なるモノを発見する。
左の写真は、その千住小橋。まだきれいなので、最近できたと思われる。
右の写真のように、欄干には「せんじゅこはし」と。
上の橋が前記の千住大橋、その下に直角に橋が架けられている。
幅は2mくらいか。図上も2mくらいしかない。
隅田川では今、河川の水面近くへ出られるように、テラスが整備されつつある。
そのテラスが千住大橋の真下は整備されていないので、千住大橋を挟んだ両側のテラスを渡るための橋である。
一般には、河川沿いの空間整備が終わらないとテラスは開放されないのだが、この千住大橋の付近は、日中開放されている。
千住大橋を下からも見れるようにかな。隅田川の水面レベルの雰囲気を感じられる。
上記の大橋公園から、カミソリ堤防を超える階段を通ってテラスへ降りられる。
千住大橋は、カミソリ型の防潮堤防も無い時代に架けられたもの。
水面との距離がとても近いことを実感できる。くぐれる舟が限られる訳である。