「思わず考えちゃう」と「欲が出ました」、どちらも、ヨシタケシンスケ さん著 新潮社、です。
ヨシタケシンスケさんのエッセイ本があると知って、読んでみました。少し前のふかわりょうさんに続いて、イロイロ考えてしまうシリーズ?ですかね。考えてスケッチしていただいてる「やさしくそーっとひっぱると」の "しっぽ" は、なんとなく通り過ぎてきた、ささやかなお宝を再発見するような「行かないでぼくの興奮」が蘇り、とてもイイです。
ヨシタケシンスケさんの、2つの「スケッチを続ける理由」は、ちょっとビックリです。言われてみれば、皆それぞれ自分を持ち上げる何かを持っていると感じますが、ヨシタケシンスケさんの絵本の雰囲気からは、想像がつかないです。2冊の中では、「心配事を吸わせる紙」「よごれて洗ってよごれて洗って」「人間は平なところが好き」「必要なところだけじゃまものをどける」とか好きで、「イスカンダル」はハマります。
私は、興味があって共感もしてしまう人ですが、でも「『その問題に一番興味の無い人々の視点。』」を大事にしたいとのことです。このエッセイ本も、"興味の無い" 方々に興味を持ってもらい、届いてほしい人に届くよう考えられてる…ことの一つが、このヨシタケシンスケさんテイストなのですよね、おそらく。
「思わず考えちゃう」_新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/book/352451/
「欲が出ました」_新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/book/352452/
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