くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

新永間市街線高架橋

2021-02-04 | 街のモノ

大正3年(1914年)の、現在の、有楽町駅〜新橋駅間の写真だそうです。1970年代初めの「鉄道ファン」に、「東京付近国鉄線路の変遷について」という連載があり、鉄道初期の、とても興味深い写真の中の1枚です。

開通したばかりの "市街線新永間"(現浜松町駅付近〜東京駅)高架橋の、美しいレンガアーチ橋(現土木遺産、ただし耐震化補強工事施工)を撮った写真のようです。写真の区間は開通してるようですが、東京駅はまだ開業前のようです。京浜間電車の運転開始に向けて、仮の木柱の架線柱を、鉄柱に改築している様子を撮ったのかもです。

で、周りに写っている、関東大震災前の東京市の風景が気になります。真ん中の水面は埋め立てられる前の外濠です。その右岸の路面電車は、東京電気鉄道(外濠線)のようで、現 "銀座コリドー通り" あたりと思います。高架橋に空いてる穴は "新幸橋" に至る架道橋で、まだ "新幸橋" が架橋される前のようです。

高架橋の向こうには、初代の "帝国ホテル" の建物、その手前に、"貴族会館" となっていた旧 "鹿鳴館" の建物、その左には、少し背の高い "内務大臣官舎"?の建物が見えます。"内務大臣官舎" はこの後、帝国ホテルの "ライト館" 建設の際に、帝国ホテルの敷地になるそうです。平家の切妻屋根が大半を占める中に、ドーマー窓のあるオシャレな建築が建ち始めてた頃なんですかね。

休み中に、「鉄道ファン図書館」で「鉄道ファン」のバックナンバーを、たまに眺めてます。昔の鉄道は、当然興味ありなのですが、その周りに写ってる風景もなかなかです。どこの何が写ってるのか調べ始めると、どんどん時間が過ぎていきます…。

新永間市街線高架橋_土木学会
https://committees.jsce.or.jp/heritage/node/581
「鉄道ファン図書館」
https://railf-library.jp/

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