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武蔵浦和にある寳泉寺近くの、立派な良家が並ぶ一角に建っていた立派な門です。柱はコンクリート化されていますが、小屋部分から上の屋根はとても見事です。大棟や降り棟の大きさや鬼部の立派さに、つい立ち止まって観察してしまいました。瓦葺きの状態もとてもきれいなので、葺き直してからさほど時間が経ってない感じでしょうか。
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よく見ると、立派な降り棟の横に、魚の飾り瓦があります。シッポの形から鯉だと思うのですが、鯉が急流を登る姿のようで、少し調べると、急流に立ち向かっていき成功を成し遂げるという意味が込められているようです。
さらによく見ると、大棟の中ほどがスリットのような意匠になっています。のし瓦を色々見てhttp://www.a-kawara.jp/いると、のし瓦にもかなり種類があることを知ります。大棟に主に積まれているのは紐のし瓦で、スリットのように見える部分は、木の葉のし瓦のような側面に意匠がほどこされたのし瓦なんですね。
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