Big4(プライスウオーターハウスクーパース、アーンストヤング、KPMG、デロイト・テユーシュ)は、なぜ、巨大な国際会計事務所になったのか?
アンダーセンは、すでに倒産してしまったのですが・・・
アーサーアンダーセンと他の事務所との生い立ちは、かなり異なっており、アンダーセン自身は、プライスウオーターハウスのシカゴ事務所から独立された人でした。
元々は、ぎりぎりというか・・・ラディカルな税務サービスで顧客の人気を集め、他社が合併前のGig8時代では、最大の売り上げと成長性を誇っていました。
しかし、ご存知のようにエンロンのたった一つの事件で全てを失ってしまったのです。アンダーセンの経営理念は、【Client First】
行過ぎた顧客主義が、招いた結果なのかもしれません。
私がかつて、プライスウオーターハウスにいた時に、『1社のために仕事をすれば、他の全ての顧客を失う。』と上司に言われたことを、思い出しました。
1社のために誤った監査を行えば、信用を失って全てを失うという意味です。
その時に、上司に言われたのは、『顧客を切る勇気を持て』ということです。
悪い顧客を切れない会計士は、全てを失うといわれました。
この言葉は、非常に印象的でした。
私も独立した後、かなり大きなクライアントだったのですが、1社契約を途中で断ったことがあります。それは、銀行の融資を受けるための粉飾を容認して欲しいとするものでした。
監査業務ではないので、銀行からの融資を受けるための粉飾は当たり前と思う税理士もいるかもしれませんが、『うそは泥棒の始まり』というように、少しの心の乱れは、職業倫理を根本的に失わせます。
正義感を持って顧客を切り捨てなくてはなりません。これが、相手にとっても社会にとっても最大の貢献と考えるべきです。
余談が長くなりましたが・・・
さて、1920年代、プライスウオーターハウスは、ニーヨーク証券取引所に上場している企業のなんと70%以上をクライアントにしておりました。
1850年ロンドンにプライスにより設立された事務所がなぜ、これほどまでに大きくなったのか?(ウオーターハウスは、プライスの部下でしたが、かなりやり手で、彼が事務所を大きくさせたらしいです。)
ロンドンに設立された会計事務所が、なぜ、国際会計事務所として、ものすごい発展を遂げたのか???
一言で言えば、大英帝国の植民地政策と密接に関連しています。
イギリスが植民地を広げるにしたがって、そこにイギリス資本の会社が設立されます。会社は適切な配当を株主に約束するためAccountability(説明責任)が生じ、会計事務所が必要となります。
会社が新たに設立されるところには、会計事務所が必要となるのです。
ポイントは、新たに会社が設立されなければ、会計事務所は大きな発展を遂げません。1970年代・80年代と日本において、税理士事務所が繁栄できたのは、そのためです。
会計事務所の仕事がコンサルティング中心になったのは成熟の象徴です。
日本における税理士事務所は、完全な成熟期です。
(監査法人は、内部監査特需でかなり儲かってますが・・・)
仕事内容を構造的に変えない限り、大きな発展は望めません。
これに対して、中国マーケットは、まさにこれからが旬だと思います。
中国に対しては、プライスウオーターハウスが他社に先駆けて、1980年代に北京に事務所を出しました。当時は、競合他社から単なる自己満足と笑われたそうです。
業界で新たなことに挑戦すれば、周りから失笑を浴びるのは常です。
ビジネスで人の目を気にしては何もできません。
新たなことに挑戦し続ける必要があります。
現在の中国マーケットは、PWが発展した歴史にすりあって見えます。
中国が世界のマーケットになったときには、非常に多くの日本の中小企業が進出することでしょう。
製造業よりも投資リスクが少ないうえ、地理的にも沖縄に行くことと変わりません。(もちろん、共産圏ゆえのカントリー・リスクは、当然ありますが・・・)
ニューヨークに来てみてここに支店を作る気にはなりませんが、香港を皮切りに、上海にも進出することは、国内で支社を増やすよりも投資効率が高いように思います。

本日は、H&R社と業界2位のジャクソン・ヒューイットの視察をしました。
近くに、アーンストヤングの巨大な本社ビルがありました。
(むしろこちらに感動してしまいました。)
我々も、弱小会計事務所から、アジアを中心とする巨大な国際会計事務所を目指します。
ベンチャー経営者は、どれだけ大きな目標を持てるかが勝負なのです。

アンダーセンは、すでに倒産してしまったのですが・・・
アーサーアンダーセンと他の事務所との生い立ちは、かなり異なっており、アンダーセン自身は、プライスウオーターハウスのシカゴ事務所から独立された人でした。
元々は、ぎりぎりというか・・・ラディカルな税務サービスで顧客の人気を集め、他社が合併前のGig8時代では、最大の売り上げと成長性を誇っていました。
しかし、ご存知のようにエンロンのたった一つの事件で全てを失ってしまったのです。アンダーセンの経営理念は、【Client First】
行過ぎた顧客主義が、招いた結果なのかもしれません。
私がかつて、プライスウオーターハウスにいた時に、『1社のために仕事をすれば、他の全ての顧客を失う。』と上司に言われたことを、思い出しました。
1社のために誤った監査を行えば、信用を失って全てを失うという意味です。
その時に、上司に言われたのは、『顧客を切る勇気を持て』ということです。
悪い顧客を切れない会計士は、全てを失うといわれました。
この言葉は、非常に印象的でした。
私も独立した後、かなり大きなクライアントだったのですが、1社契約を途中で断ったことがあります。それは、銀行の融資を受けるための粉飾を容認して欲しいとするものでした。
監査業務ではないので、銀行からの融資を受けるための粉飾は当たり前と思う税理士もいるかもしれませんが、『うそは泥棒の始まり』というように、少しの心の乱れは、職業倫理を根本的に失わせます。
正義感を持って顧客を切り捨てなくてはなりません。これが、相手にとっても社会にとっても最大の貢献と考えるべきです。
余談が長くなりましたが・・・
さて、1920年代、プライスウオーターハウスは、ニーヨーク証券取引所に上場している企業のなんと70%以上をクライアントにしておりました。
1850年ロンドンにプライスにより設立された事務所がなぜ、これほどまでに大きくなったのか?(ウオーターハウスは、プライスの部下でしたが、かなりやり手で、彼が事務所を大きくさせたらしいです。)
ロンドンに設立された会計事務所が、なぜ、国際会計事務所として、ものすごい発展を遂げたのか???
一言で言えば、大英帝国の植民地政策と密接に関連しています。
イギリスが植民地を広げるにしたがって、そこにイギリス資本の会社が設立されます。会社は適切な配当を株主に約束するためAccountability(説明責任)が生じ、会計事務所が必要となります。
会社が新たに設立されるところには、会計事務所が必要となるのです。
ポイントは、新たに会社が設立されなければ、会計事務所は大きな発展を遂げません。1970年代・80年代と日本において、税理士事務所が繁栄できたのは、そのためです。
会計事務所の仕事がコンサルティング中心になったのは成熟の象徴です。
日本における税理士事務所は、完全な成熟期です。
(監査法人は、内部監査特需でかなり儲かってますが・・・)
仕事内容を構造的に変えない限り、大きな発展は望めません。
これに対して、中国マーケットは、まさにこれからが旬だと思います。
中国に対しては、プライスウオーターハウスが他社に先駆けて、1980年代に北京に事務所を出しました。当時は、競合他社から単なる自己満足と笑われたそうです。
業界で新たなことに挑戦すれば、周りから失笑を浴びるのは常です。
ビジネスで人の目を気にしては何もできません。
新たなことに挑戦し続ける必要があります。
現在の中国マーケットは、PWが発展した歴史にすりあって見えます。
中国が世界のマーケットになったときには、非常に多くの日本の中小企業が進出することでしょう。
製造業よりも投資リスクが少ないうえ、地理的にも沖縄に行くことと変わりません。(もちろん、共産圏ゆえのカントリー・リスクは、当然ありますが・・・)
ニューヨークに来てみてここに支店を作る気にはなりませんが、香港を皮切りに、上海にも進出することは、国内で支社を増やすよりも投資効率が高いように思います。

本日は、H&R社と業界2位のジャクソン・ヒューイットの視察をしました。
近くに、アーンストヤングの巨大な本社ビルがありました。
(むしろこちらに感動してしまいました。)
我々も、弱小会計事務所から、アジアを中心とする巨大な国際会計事務所を目指します。
ベンチャー経営者は、どれだけ大きな目標を持てるかが勝負なのです。

【少しの心の乱れは、職業倫理を根本的に失わせます。正義感を持って顧客を切り捨てなくてはなりません。これが、相手にとっても社会にとっても最大の貢献と考えるべきです。】
これは所長が以前言われてた、【①正しい考え方を持った人が、正しい判断を行う・・・よい結果となる②正しい考え方を持った人が、誤った判断を行う・・・悪い結果となる③誤った考え方を持った人が、正しい判断を行う・・・悪い結果となる】の話に繋がってくると思います。
つまりどのような考えたかを羅針盤にして経営をしていくのか(もっと大きく言えば生きていくのか)、これこそ経営を志す者全てに問われる宿題だと思います。これまで所長がしてきた判断の数々を我々社員に伝えていただくことは非常に強烈な理念共有となります。今後とも宜しくお願いします
覗いてみて良かったです。
民主主義という名の資本主義マーケットである中国は、昔で言うアメリカンドリームならぬ、チャイニーズドリーム(?)が詰まっているのかもしれませんね。
ただ、中国に支社をだし、向こうで頑張っている友人の話(業種は全然違いますが)だと、国民性の違いに随分苦労しているようです。
②気付き・・メールを貰った感じでは、非常に心配。
③教訓・・惜しみなく困っている人の手助けをしたい。
④宣言・・私は困っている人に惜しみなく手を差し伸べる人間です。
同じアジア人でありますが、日本人は島国根性が根付いており、中国人は大陸的な考え方をするようです。
歴史的背景もよく踏まえた上で、中国とお付き合いしていくことが大事かなと感じます。
実は、日本も戦後、民主主義の名の下に、学校教育では、思想が排除されてきました。
かつて、日本が、Japan As No1 といわれた時代、我々も同じだったのかもしれません。
苦労も前向きにしていくしかないでしょうね。きっと。。