少数精鋭によって質の高さを誇るのは、誰にでもできます。
難しいのは、規模を拡大して、かつ、質的高さを維持することです。
企業は、単に質の高さを誇るのではなく、規模を拡大しながら、質の維持を図ることが大切です。
Being proud of quality is just an excuse of being unable to increase quantity.
Boasting a high quality by a small number of people, anyone can do it.
The difficult thing is to expand the scale and maintain qualitative height.
Companies are not simply boasting of high quality but it is important to maintain quality while expanding scale.
そこで必要なのが仕組化だと思います。
同じ労力を投下しなくても実績を上げる仕組化です。
組織の拡大においても質を低下させない仕組み作りが必要ですし、コンサルティングファームにとって売り上げ(価値提供)の仕組化は最重要課題です。
そんなミッションを持ったとき、少数精鋭では限界があります。
コンセプチュアルスキルで高い価値を創造し、ヒューマンスキルで人を巻き込み、テクニカルスキルで具体的な形を作っていく。
戦略づくりと人づくり。
この両方ができれば、少数精鋭という言い訳は出てこないはず。
ただし、自分以上の人材を雇いいれることができたとしたら、その限りではありません。
それを拡げる使命がある。
あとは、それを完コピすればいい。
有能な何人もの人材を求めるから
うまくいかない。
「うちの事務所は、税理士の資格者のみを採用している。
だから質が高い。顧客に満足してもらえる。」
「人数は少ないが、少数精鋭。
だから安心して我々に仕事を任せてください。」
そうやって見せれば、一定数の顧客層には響き顧客が増える。
そして、仕事量が一杯になり、人を増やそうと思うが
そんなに簡単には増やせない。
なので仕事量を調整する。顧客を絞る。
顧客を絞れば、当然拡大はしていかない。
拡大しなければ、やがて社員は新たな機会(チャンス)を
求めて、他へ旅立つか、自分で独立する。
新しい社員を雇おうにも、何で惹きつけるのか。
高い報酬なのか、新たな経験や機会なのか。
どんな組織でも、新たに人が雇えなければ、必ず
時間とともに衰退していく。
拡大がなければ、新たな機会を生み出していくことができない。
なので、将来ではなく、今あるものをどれだけ良く
見せるかを考える。
それでしか、生き残っていくことができない。
何をもって世の中に存在意義を打ち出すか。
目の前の顧客を助けるのか。より多くの企業を助けるのか。
ここに、経営トップの価値観が現れる。
会社として、謙虚に規模と質を追求し続けること。そのプロセスこそが誇るべき対象なのだと考えています。
なので自ら次のステージを目指していくことは、顧客のためにも良いことと思います。
注意したいことは、あまりにも急ぎすぎると土台から崩れてしまうので、計画を立て、報連相がしっかりできる関係づくりが大切です。
市場の変化や需要に対応しきてれはいない。
量的な面を拡大しつつ、質を高めることが誇れるべきことである。