私が独立して3年目、今から15年前です。
ある企業に営業に行った時、社長室に色紙が飾ってありました。
与えたものが得たもの 船井幸雄
私は、この言葉を見た瞬間に、自分の中に衝撃が走った事を今でも鮮明に覚えています。
独立した当時、自分自身が売上をあげたい、もっと得たいと思っていました。
一人で独立し、危機感、焦燥感、将来に対する漠然とした不安、焦りを感じていました。
自分が得たいと思っても、得られない理由がそこに書かれていたのです。
自分が得られない理由は、自分が与えていなかったからです。
人間は与えたもの以上に得る事は出来ない。
自分が得ているものを見て、自分が与えている価値を知る事。
これに気づくとこができ、得る事ではなく、与えることだけに集中すれば良いことに気づきました。
今の自分があるのは、私がこの言葉に出会ったお陰です。
この言葉は、私の創作ではありませんが、私の成長に多大な価値をもたらしました。
この言葉を当社の経営理念にすることにしました。
人が幸福になるため、企業が成長するための真理と言える言葉と思っています。
一つの言葉との出会いが、人生を大きく変えてしまう。
これが言霊なのでしょう。