久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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1年で1200支店展開

2005年09月09日 | ビジネスの感性

1年で1200支店展開した会社。グッド・ウイルグループのコムスンです。グッドウイルの株式公開で調達した資金のうち、40億を使ってコムスンの支店展開を行いました。その後、急拡大は目論見が外れて、一気に300支店に縮小しています。

マスコミは、900支店閉鎖したことを悪く書き立てましたが、折口会長は、1年で1200支店展開したことのスピードを誇りにしています。


支店を出したことのある経営者ならお分かりの通り、支店展開は、場所の選定から始まり社員の教育まで非常に手間がかかるものです。

グッドウイルの戦略は、まさに調達資金の使用方法を明確にしたものでした。これは、非常に参考になります。




私どもは、2007年に現在の派遣・紹介部門をスピンオフし、株式会社人財開発として株式公開することを一つの通過点として目標設定しています。

この部門そのものは、非常に高収益で成長性もあります。ここで得られた資金の用途は2つあります。



1つは、株式会社人財開発そのものが増資をすることによって得られた資金。これは、派遣事業の全国展開とIPOコンサル先へのエンジェルとしての出資・ベンチャーキャピタル機能を持つことです。

2番目は、久野会計事務所所長が保有する株式会社人財開発の株式を売却することによって調達できる資金の使途です。これは、会計事務所を税理士法人化して全国展開することに使用します。

TKCも栃木計算センターの略で、もともと栃木から全国展開した会社です。我々もグッドウイルほどのスピードには、到底及ばないとは思いますが、全国展開する必要性は痛感しております。

株式公開の最大メリットは、会計事務所展開を一気に行えることです。通常は、お金の制約があって赤字にすることはできませんが、我々は株式の売り出しによる資金を使うことができます。会計業界のリクルートを目指し、活気のある会社にしていきます。