末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

東京国立博物館庭園の春 その2

2013-04-08 19:03:38 | 博物館の景色
法隆寺宝物館付近

法隆寺宝物館

法隆寺宝物館正面
博物館所管の法隆寺献納宝物すべてをまとめて保存・展示する建物として

1964年に開館した旧法隆寺宝物館では

作品の保存上公開は週1日に限られていました。

そこで作品をより広く一般に公開することを目的とし

1999年に谷口吉氏生設計による新宝物館が開館し

週6日公開されるようになりました。

収蔵・展示されているものは、1878年に法隆寺から皇室に献納され、

戦後国に移管された宝物300件あまりです。これらの文化財は

正倉院宝物と双璧をなすコレクションとして高い評価を受けていますが

正倉院宝物が8世紀の作品が中心であるのに対して、

それよりも一時代古い7世紀の宝物が数多く含まれていることが大きな特色です。

緑に囲まれ、人工池を配した明るい外観と、静寂な展示室は、

平成11年度の建築学会賞を受賞しました。

実はここにはレストランがあり、昼時でしたのでここに寄りました。

更にここでバイオリンの独奏も行われていましたので聴きました。

宝物館から見た春


左は咲き始めの八重桜。中央に柳。奥は表慶館の屋根

手前の池の右側に垂れさがる大きな柳

八重桜と柳


本館裏庭の風景

食事と演奏を聴いた後、本館裏庭に廻りました。

先ず立ち寄ったのは、左奥にある九条館です。

九条館

九条館(撮り忘れたので博物館HPの写真)

これはもと京都御所の九条邸にあったものを移築したもので、床張り付け襖には

江戸時代前期狩野派の手になる楼閣三水図が描かれています。

室内奥に見える襖絵

ちょっとお洒落な欄間

九条館横のモミジと新緑

裏庭の池まで歩く途中の風景

写真では表現出来ませんでしたが、春の日本庭園を強く感じた場所

立派な石灯籠

池までくると何桜か分りませんが大きな桜の木に花が残っていました。

新緑の中に残る大きな桜

裏側からの写真ですが、大きなドウダンツツジが池に向かって咲いていました

おまけ

表庭の方ですが、お二人でベンチで食事をされている横のベンチに

止まっているカラス。

側に寄ってカメラをむけてもすましてこちらを見ていました。


ベンチに止まったカラス