末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

東京国立博物館庭園の春 その1

2013-04-06 14:01:39 | 博物館の景色
東京上野にある東京国立博物館の本館裏に広がる庭園は

池を中心に5棟の茶室があり、四季折々の花や紅葉に彩られる場所です。

以前に撮った別時期の庭園。建物は茶室

桜はソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、ヤエベニヒガン、

エドヒガンシダレなど、10種類もの桜が次々と開花する庭園です。

博物館HPから借用した桜の時期の庭園

現在春の春の庭園開放を行っているため、

桜は少し無理かと思いましたが様子を見に行ってきました。

やはりこの庭園の桜はもう終わりに近かかったのですが

この庭園以外にもここには色々の庭園があり、

桜や新緑の春らしい景色を見る事が出来ました。

博物館構内マップ

先ず初めに博物館全体の様子が分かる構内マップを掲載します。

構内マップ

本館前の木

本館前には大きなユリの木と、素敵な樹形をもった吉野枝垂れあがります。

ユリの木

大きなユリの木

名前からは小さな木を思い浮かべるこのユリノキ(百合の木)は

モクレン科ユリノキ属の落葉高木です。日本へは明治時代初期に渡来しました。

東京国立博物館本館前庭のこの巨木は、

明治8、9年頃渡来した30粒の種から育った一本の苗木から

明治14年に現在地に植えられたといわれ、

以来博物館の歴史を見守り続けています。

そんな事から東京国立博物館は「ユリノキの博物館」

「ユリノキの館」などといわれる様です。

樹齢120年程度ですがこんな巨木になるのですからずいぶん成長の早い木です。

またチューリップに似た形の、付け根近くにオレンジ色の斑紋のある

淡い黄緑色の花を咲かせることからチューリップの木とも呼ばれています。

現在の蕾の様子

開いた時の花(借用写真)

吉野枝垂れ

吉野枝垂れ

素敵な樹形を持ったこの桜は、満開の時期は終わりましたが

幸い写真を撮ったこちらの面の一部だけは満開の状態でした。

吉野枝垂れは、ソメイヨシノのしだれ型で

大島桜と枝垂桜の雑種と推定されているものです。

写真を見ると八重咲きの様にも見えますが、花弁数が5枚の一重咲きの花で

当初は淡紅色で満開になると白に近くなります。

花のアップ

正門から法隆寺館へ

途中に大きな八重紅彼岸が丁度満開でしたし

新緑に萌える木々に混じって名の分らぬ背の高い桜もみえました。

八重紅彼岸

八重紅彼岸

八重紅彼岸はマメザクラとエドヒガンの交雑種で

花は中輪で濃淡のある感じの華やかなピンクの八重咲きです。

開花期は4月上中旬と言う事で丁度良い時期でした

花のアップ

名前の分らない背の高い桜

道路から少し離れた所に、新緑の木々に混じって見えた桜です。

背の高い桜