チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

ジャワVSスンダ

2006-03-22 13:54:25 | Weblog

このところ染めのおっさんが何故か突然ベチャ屋に転職してしまったりでいろいろバタバタしているパチェ工房です。最近入ったお手伝いさん、縫製スタッフ、試しに働いてみるという運転手候補が皆、スンダ人。スンダ人勢力増強中。とはいえ、トゥルスミから来ているバティック職人さんたちは皆ジャワ人でジャワ・チレボン語(トゥルスミ方言)を話します。語尾が「O(オー)」になる言葉が多いのと語尾のアクセントが強いのが特徴。たとえば「Bapak(バパ)」が「Bapo(バポ-)」。「Bocah(ボチャ=anak)」が「Bocoh(ボチョ-)」と響きが可愛い。。市内で話されている普通のジャワ・チレボン語とは一味違うトゥルスミ方言、すっかりうつってしまって最近まともなインドネシア語が出てきません。スンダ人とジャワ人はインドネシア語を使って話します。チレボンはもともとスンダとジャワの交わる地域なので両方とも使える人も多く会う人によって使い分けたりしています。ただし、スンダやジャワ文化の中心地の人たちからは「辺境のなまった荒い言葉」と認識されているようです。うーん、やっぱり田舎モノか・・・。