近研ブログ

國學院大學近代日本文学研究会のブログです。
会の様子や文学的な話題をお届けします。

鎌倉春合宿

2013-03-28 23:21:04 | Weblog
ブログの更新が遅くなり申し訳ありません。

春合宿では合宿委員を務めることになりましたが、会計の今井さんと幹事の根本さんには大変お世話になりました。
また、岡崎先生、学部生のみなさんのご協力があったからこそ楽しい合宿になったと心から感謝しております。

初日はまず鶴岡八幡宮に向かいました。初めて参詣しましたがとても広く驚きました。
岡崎先生が牡丹園に連れていってくださいました。
とても綺麗で風情のあるかわいらしい牡丹の花に心が安らぎました。

鎌倉ご飯 海月 にて昼食をとり、報国寺と浄明寺に向かいました。
立派な竹林の堂々とした様子が印象的でした。

一日目の最後は鎌倉文学館に向かいました。
パンフレットから想像していた以上に素敵な建物でした。ステンドグラスも綺麗に輝いており感動しました。
合宿の期間はミステリー作家の特集ということでしたが、また別の展覧会に来たいと思うと共に、庭のバラも見学してみたいと思います。

春合宿では、民宿やまかわ さんにお世話になりました。
暖かく迎えてくださり、まるで親戚のお宅にお邪魔したような安堵感がありました。

夜の読書会では、太宰治「黄金風景」を扱いました。
過去回想体で語られる文章からは、当時の正確な気持ちが伝わりにくいはずであるのに、「一生覚えております」といった具体的な表現により妙なリアリティが感じられるといった岡崎先生のご指摘もありました。
この部分を受けて、この作品は難しい…と感じたことを素直に告白します。

2日目は、まず長谷寺に向かいました。
高浜虚子の句碑、久米正雄の像と対面し、心が踊りました。

次に高徳院に向かい、与謝野晶子や星野立子の句碑を見ました。なかなか見つからず、全員で探し回ったことが思い出です。

円覚寺では、夏目漱石「門」に登場する山門の前で記念写真を撮っていただきました。

昼食は 新とみ にてまいたけ丼をいただきました。親子丼の舞茸版といった説明で美味しさが伝わると嬉しいです。

東慶寺では、田村俊子や小林秀雄、高見順のお墓を見学しました。
境内がとても広く探すのに大変苦労しました。

句碑や歌碑やお墓などに感情の高まりを覚えるほどに大人になったのだと実感しました。

神奈川県に住んでいながら、鎌倉に行くことが少なかったのですが改めて鎌倉の良さを実感しました。

合宿に参加してくださった皆様、楽しい旅となりましたでしょうか。
次回の合宿では、新たな旅の仲間が増えることを期待しております。

二年 佐藤聡美