子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

日焼け

2007-05-27 09:44:37 | 雑記
日焼けは健康児のシンボルマークのように扱われてきました。
しかし、最近では紫外線傷害としての皮膚がんや皮膚の老化(しわ、しみ)の原因として注意が警鐘されています。
皮膚だけの問題ではなく、白内障発生の要因とも考えられています。

日焼けに対する一般的な注意事項は、いろいろなところで目にすることがあるのでここでは省略しますが、1点だけ「大人(親)や年長の兄弟の活動に合わせてしまい、年少者(乳幼児)に対する注意を怠らないように気をつけて下さい。」

日本人の日焼けに対する反応は、3タイプに分ける考え方があります。
1、日焼けするとすぐ赤くなるけれど、治りが早く黒くなり難い
2、1と3の中間
3、赤くなり難いがすぐ黒くなる

1のタイプの人は、3のタイプと人に比べ紫外線による皮膚の障害(皮膚細胞のDNA傷害)を起こしやすいと考えられており、より注意が必要と考えられます。

各家庭・個人での注意は当然ですが、保育園・幼稚園・学校などの集団活動においての紫外線に対する意識は非常に遅れており早急に改善してもらいたいことだと思います。

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