掻き崩しなどの皮膚の傷に細菌(たいていは黄色ブドウ球菌)が繁殖して「とびひ」になってしまうことがあります。
医学的には「伝染性膿痂疹」と言い、水ぶくれ(水疱)や水ぶくれが破れてぐじゅぐじゅした発疹で、病変部の細菌を多く含む分泌物を介して、周囲の皮膚やいじった手を介して離れた場所の皮膚、また病変部の接触で他の人へとうつっていくことがあるため「とびひ」という俗名がついています。
適切な抗生剤の内服や外用と病変部を清潔に保つことで数日で治りますが、治りが悪い場合には抗生剤に対する耐性菌(MRSAなど)が原因菌であることを考える必要があります。
ただ時々、「虫さされ」に対する反応が強い方で、刺された場所が水ぶくれ(水疱)になってしまい掻き崩して一見「とびひ」のように見えることがあり、蚊に刺された痕がすぐ化膿してしまうといって抗生剤の外用薬を塗っていてなかなか発疹が治らないという方をみかけます。
この場合には抗生剤の外用は無効なので、ステロイドや抗ヒスタミン剤といってアレルギー反応を押さえる薬の外用が必要ですので注意して下さい。当然、掻き崩した所を清潔にしていないと、そこから「とびひ」に発展していく可能性はあります。
また、「虫さされ」から「とびひ」に発展した場合には、抗生剤に加えかゆみ(アレルギー反応)を押さえるためにステロイドや抗ヒスタミン剤の外用を併用する必要もあります。
まずは「とびひ」にならないよう、普段から入浴やシャワーなどで皮膚を清潔に保つよう心掛けましょう。
医学的には「伝染性膿痂疹」と言い、水ぶくれ(水疱)や水ぶくれが破れてぐじゅぐじゅした発疹で、病変部の細菌を多く含む分泌物を介して、周囲の皮膚やいじった手を介して離れた場所の皮膚、また病変部の接触で他の人へとうつっていくことがあるため「とびひ」という俗名がついています。
適切な抗生剤の内服や外用と病変部を清潔に保つことで数日で治りますが、治りが悪い場合には抗生剤に対する耐性菌(MRSAなど)が原因菌であることを考える必要があります。
ただ時々、「虫さされ」に対する反応が強い方で、刺された場所が水ぶくれ(水疱)になってしまい掻き崩して一見「とびひ」のように見えることがあり、蚊に刺された痕がすぐ化膿してしまうといって抗生剤の外用薬を塗っていてなかなか発疹が治らないという方をみかけます。
この場合には抗生剤の外用は無効なので、ステロイドや抗ヒスタミン剤といってアレルギー反応を押さえる薬の外用が必要ですので注意して下さい。当然、掻き崩した所を清潔にしていないと、そこから「とびひ」に発展していく可能性はあります。
また、「虫さされ」から「とびひ」に発展した場合には、抗生剤に加えかゆみ(アレルギー反応)を押さえるためにステロイドや抗ヒスタミン剤の外用を併用する必要もあります。
まずは「とびひ」にならないよう、普段から入浴やシャワーなどで皮膚を清潔に保つよう心掛けましょう。