子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

インフルエンザ

2011-02-07 21:47:03 | 雑記
インフルエンザは相変わらず流行中ですが、
A型のピークは過て、B型の比率が増えてきた印象です。

昨年末にA型になって、今年になりまたA型になった子も数名おり
昨年末に季節性(A香港型)になり、今年新型になったのかなと考えられます。

また、今年に入ってからA型とB型双方にかかった子も数名います。

ただ、全体的に比較的症状の軽い印象があります。

インフルエンザ以外にも、溶連菌感染症・アデノウイルス感染症やリンゴ病(伝染性紅斑)なども比較的多く、乳児ではRSウイルス感染症もあり、
例年に増して種々の感染症が混在しているように感じます。

インフルエンザの流行はもうしばらく続くのかなと思いますが、
発熱後すぐに受診しても、検査でインフルエンザかどうか判定できない場合が多く
結局様子をみてもう一度受診が必要になってしまうことが少なくありませんので、
熱がでたからといって、熱以外にお子さんの状態が悪くなければ、
慌ててすぐに受診するのではなく、発熱してから半日~1日程度様子をみてから病院にかかることをお勧めします。

逆に、咳がひどかったり、呼吸が苦しそう、繰り返して嘔吐している、など熱以外に心配な症状があるときには、熱の高さにかかわらずすぐ受診するようにして下さい。