子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

1年の終わり

2009-12-31 16:10:02 | 雑記
昨年12月に新規開業し、あっと言う間に1年がたってしまいました。

インフルエンザの流行は少し落ち着きを見せていますが、そのかわりノロウイルスが原因と思われる胃腸炎やRSウイルス感染症などが増えてきています。

日々診療をしていて、まだまだ自分の未熟な部分に気がつくことも多いのですが、より良い診療が出来るよう努めていきますので、宜しくお願い致します。

新型インフルエンザワクチン対象者の前倒し

2009-12-31 15:52:10 | 雑記
千葉県より、12月28日より新型インフルエンザワクチン接種対象者を前倒しする内容の通知が届きました。

基礎疾患のある方以外は、1歳以上高校生まで・65歳以上の高齢者・1歳未満のお子さんの保護者、が対象者となります。

すでに、施設や地域によっては、小中学校などの集団生活をしている子どもの半数~それ以上が新型インフルエンザに罹患してしまい、接種希望者自体が事前の予想より少なくなったりして、ワクチンに余裕(だぶついた)がでてきたためとも思われます。

行政の対応が実際の現場の状況と一致しなかったのが要因だとも考えられます。

新型インフルエンザの流行が、落ち着いてきて、みなさんの接種希望の気持ちが薄れてきたのもあるのかもしれません。

ただ、まだ今シーズンにインフルエンザにかかっていない方は、今後流行の状況がどうなるか判りませんので、落ち着いている今だからこそ接種をしておく必要があるのではないかと思います。

新型インフルエンザワクチン接種

2009-12-20 15:56:47 | 雑記
接種対象時期など行政の方針も変更などがあり、インフルエンザが流行する中での接種となり、皆さんにもご迷惑をかけています。

現在、基礎疾患を有する方以外は、原則として小学校低学年以下(小学3年以下)のお子さんの1回目の接種を行っています。
現在当クリニックで申し込まれて順番がきた方で、その前に他施設で1回目の接種ができたので2回目としての接種をご希望される場合があるのですが、申し訳ありませんが基礎疾患のないお子さんの場合はお断りしています。
今は、出来るだけ多くのお子さんにまず1回目の接種を行えるよう努めているのでご了承下さい。

当クリニックで、2回目の接種を開始しましたら順番で連絡をして行く予定です。

インフルエンザワクチンの接種は、ワクチンの添付文章では2回を1~4週の間隔で接種するよう記載されていますが、免疫効果を考慮すると4週以上あけた方が良いとされています(米国では4週以上あけるよう推奨しています)。4週を過ぎたら効果を得られないということではないので心配しないで下さい。
また、2回接種しないとまったく効果がないわけでななく、今回の新型インフルエンザワクチンのデータは判りませんが、2回接種が推奨される理由は、例えば10人接種して1回目で6人の子は免疫の上昇を認め、更に2回接種することで残りの2~3人(合計8~9人)の子にも免疫の上昇が認められるということです。

前述したように、上記の理由からとにかく多くのお子さんに1回接種することが今やらなくてはならないこととなっています。

インフルエンザの流行は、少し落ち着きをみせていますが、また少し増加する気配も見受けられるので注意が必要です。

峠を越えた??

2009-12-11 08:13:46 | 雑記
インフルエンザでの受診はここのところ減少しています。

例年はこらからが本格的な流行期なのですが、
今後新型インフルエンザがまた盛り返してくるのか?
新型が終息して、季節性インフルエンザが流行ってくるのか?
このままインフルエンザの流行が終息するのか?

今シーズンは始めてのことばかりで予測ができません、、、

感染者数的には、新型インフルエンザの流行がこのまま終息するとは思えませんので、油断は出来ない状況です。

最近の診療状況

2009-12-06 20:08:48 | 雑記
インフルエンザで受診するお子さんの数は、10~20人/日で推移していますが、感染者の年齢層が保育園など低年齢に広がってきたように思います。

溶連菌感染症や水痘も少し目立ちます。

その他、気管支喘息などの体質的な要因による咳嗽症状での受診が増えている印象です。

新型インフルエンアザワクチンは、接種希望者の方全てに対応できない状態です。
流行期中の接種となり、接種予定が決まっていても1割程が接種前にインフルエンザに罹ってしまっている様な状況です。